Yumiのミステリー読書日誌 2001年8月 No.3


2001-8-23

台風一過ですねー
でもすごかったよ。

20日(月曜)から読み始めて21日(火曜)のお昼に読み終わったのが「1974 ジョーカー」(デイヴィッド ピース著 ハヤカワ文庫)です。
これは難しいなー
いわゆるノワール物なのです。ヨークシャー4部作の第1作なのです。 ノワールの先輩のジェイムズ エルロイのLA4部作の向こうをはって自分の出身地 を舞台にして書いていますが、私としてはエルロイの方がいいと思います。 ちなみにこの作者日本にすんでいます。

物語りは背中に白い羽を縫い付けられて少女が死んでいたのが見つかります。新聞記 者のエデイーは少女に取り付かれたように真相を探ろうとし始めます。そんな彼を何 者かが止めようとして暴行をします。犯人は?

21日(火曜)のお昼から読み始めて夜に読み終わったのが「泥棒はライ麦畑で追い かける」(ローレンス ブロック著 ハヤカワポケットミステリ)泥棒バーニイシリー ズです。面白かった。

今回はタイトルからわかるようにサリンジャーがモデルとなっている作家が登場しま す。

物語りはバーニイがある日手紙を盗んで欲しいと若い女性からもちかけられました。 何とその手紙を書いたのは隠とん生活を続けている世界的に有名な作家がかれの編集 者に書いたものです。しかもその手紙がサザビーズのオークションに出るという話も 持ち上がってきています。その手紙の持ち主の女性編集者はホテル住まい、そこでバー ニイはホテルに旅行客としてチェックインします。そしてよるその女性の部屋に忍び 込みました。ところがかれが見つけた物は手紙ではなく当の女性編集者の死体。 部屋から出て自分の部屋に帰る所を他の女性客に見つかりかれは自分の身の潔白を証 明するはめに。はたして誰が編集者を殺したのか?

22日(水曜)から読み始めて23日(木曜)の朝の電車の中で読み終わったのが 「四国八十八ケ所ガイジン夏遍路」(グレイグ マクラクラン著 小学館文庫) この人の本確かこれで2冊めです。前回は九州から北海道まで歩いて縦断したのです が、今度はひょんな事からお遍路さんとして八十八ケ所回りました。面白いです。息 抜きにぴったりかもしれません。

23日(木曜)の昼から読み始めたのが「パズルレデイの名推理」(パーネル ホー ル著 ハヤカワ文庫)です。


2001-8-26

23日(木曜)から読み始めて24日(金曜)の朝の電車の中で読み終わったのが 「パズルでデイの名推理」です。
面白かったよ。同じ作者のアマチュア探偵ヘイステイングシリーズとは違った面白さ。

物語りは「パズルレデイ」のペンネームで新聞にパズルの連載を持つコーラは保育園 の代理教師をしている姪のシェリーと一緒にすんでいます。ある朝警察が突然きて、 近所で見つかった死体からクロスワードらしき紙片が見つかったので専門家でもある コーラの意見を聞きたいというものでした。コーラは大のミステリーファンよろこん でその紙片を見ました。しかし死体とそのクロスワードとのつながりがわかりません。 走行するうちに第2の死体が!!!はたして犯人は?

24日(金曜)のお昼から読み始めて26日(日曜)の夜に読み終わったのが「奥津 城(おくつき)」(ローリー R キング著 集英社文庫)です。 これはお勧め。
ちなみに奥津城というのは神道用語で墓所の事をいうそうです。

物語りはアンは大学で宗教学を教えている教授。彼女はそれまでにもFBIに頼まれ ていわゆるカルト教団といわれる所に潜入して教団から子供達を救い出したり、教団 そのものを撲滅させたりして事があります。今回は「チェンジ」という教団に単身潜 入しました。危険を顧みず教団の謎を追うアン。はたして彼女は無事帰還できるので しょうか?


2001-8-28

27日(月曜)から読み始めて28日(火曜)の朝読み終わったのが「確信犯(上、 下)」(ステイーヴン ホーン著ハヤカワ文庫)です。 面白かったです。お勧めです。

物語りはある日ワシントンで美術雑誌の編集者でもあり有名な社交界の花形女性アシュ レ−が主人公の弁護士のフランクに弁護の依頼をします。父を自殺に追いやった復讐 として元商務省長官と言う大物政治家を射殺したと言うのです。この事件は被害者よ りも加害者がワシントンで有名な女性と言う事で地元マスコミにこぞって取り上げら れていました。彼女の境遇に同情したフランクは弁護を引き受けます。もちろん無罪 評決のためにです。しかし検察側も黙ってはいません。彼女に不利な証拠が次々と出 てきます。フランク達が動けば動く程意外な展開を見せ始め、何故かFBIまで介入 し始めます。背後になんらかの圧力がかかってきます。はたして本当に殺したのは誰 か?フランクは無事突き止められるのでしょうか?

28日(火曜)のお昼から読み始めたのが「死のオブジェ」(キャロル オコンネル 著 創元推理文庫)です。




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