Yumiのミステリー読書日誌 2001年5月 No.3


2001-5-21

実は私今日胃カメラを飲んだのです。 先月の半日ドッグで胃が引っ掛かった為に再検査。 結果はびらん性胃炎でした。

20日(日曜)から読み始めて今日検査を待つ間に読み終わったのが「灼熱」(ロー レンスシェイムス著 講談社文庫)です。 まあまあといった所でしょうか。

物語りはアンジェリーナはニューヨークのマフィア幹部の娘。ある日一族の集まりで 父の兄弟の中で唯一正業についていて彼女が大好きな叔父がヴァケーションでフロリ ダにいった時のホームヴィデオを見ました。

何とそこには彼女の初恋の相手でもあり、彼女の父親を警察にうって姿を消した男ら しき人間がうつっていマシタ。彼女はいてもたってもいられなくなり翌日フロリダに 飛び立ちます。一方突然の娘の失踪に慌てた父は失踪の原因がわかると復讐に男を探 し求め始めます。

はたして彼女はかれを見つける事ができるのでしょうか?

そしてそのあとに読みはじめタのが「女占い師はなぜ死んでゆく」(サラ コールド ウエル著 ハヤカワ ポケット ミステリ)です。


2001-5-23

22日(火曜日)のお昼休みに読み終わったのが「女占い師はなぜ死んでゆく」です。 ちなみにこの本は作者の遺作です。 面白いといえば面白いのですが少々ややっこしいのです。

物語りは静かな村に女占い師というか預言者が引っ越してきマシタ。同じ村にすむあ る老婦人が彼女の預言の元に株取り引きをすると預言が大当たりして彼女は大儲けを します。しかしその老婦人の姪はそれがインサイダー取引である事に気がツきマシタ。 もちろん老婦人はそんな事は知りませんでした。誰が情報をもらしたのか調べていく うちにその預言者が不可解な死に方をします。

誰が犯人なのか?

そして帰りの電車の中で読み始めたのが「ハードアイス」(ジェニ− サイラ−著  ハヤカワ文庫)今日(23日)のお昼休みに読み終わりマシタ。 これは面白かったです。この作者の前作の「イージーマネー」も面白かったです。

物語りはアメリカ、モンタナ州の小さな町で支払い不能になった車を差し押さえる回 収業者のメグが主人公。ある悲歌のジョはジープを回収しにいくと何とその持ち主が 殺されていマシタ。警察が現場をチェックしている間に彼女はジープをこっそり回収 します。だが回収した直後から彼女は色々な人間に追い回されるはめに。。。なぜ追 い回されているのか彼女自信わかりません。わかるのはジープの持ち主がトラブルに あっていた事だけ。はたして彼女はそのトラブルから逃げ出すことができるのか?

今日(23日)の帰りの電車の中で読み始めたのが「クッキングママの告訴状」(ダ イアン デヴィッドソン著 集英社文庫)です。


2001-5-24

関東はもう梅雨入り宣言したのかな? 昨日も雨、今日も雨、いやになります。 部屋の中は干した洗濯物でいっぱいです。

さて、本日(24日)「クッキングママの告訴状」読み終わりマシタ。 このシリーズ以外と好きなのですよ。

物語りはケータリングサービスをしているゴルデイですが、郡の衛生局の検査官が抜 き打ち検査をしにきて、一時休業を言い渡されマシタ。

原因は夫でもある刑事のトムが停職中に改造してくれたキッチンの配管設備。。。 しかもこの一時休業いつまでかわかりません。

配管工事を頼む為に、トムの愛蔵の歴史的価値のあるスキーを売る事にしマシタ。 又ひょんな事からテレビの料理番組出演する事になり、収録地である高級スキーリゾー ト地にいく事になります。そしてそこでスキーを売る相手ともあう約束をしマシタ。 ところがその相手がそのスキー場で殺された事から一転して事件に巻き込まれていき ます。

主人公がケータリングサービスを経営している事もあって本の中に出てきた料理のレ セピ付きなのですが、私はそれを作った事がありません。だってアメリカ人の味覚な んだもの。。。


2001-5-26

書き忘れていたような気がしたのですが、先日会社の側でテレビのロケをしていて何 と柳葉敏朗(なんか字が違うような気が。。。)を見マシタ。 普通の人でした。思ったよりちっちゃかった。

25日(金曜)から「フランドルの呪画」(アルトウーロ ぺレス レベルテ著   集英社文庫)読み始めて今日(26日)の昼休みに読み終わりマシタ。 うーん。。。

物語りは絵画の女性修復かフリアは15世紀の作品の修復を依頼されました。X線で 撮影した所何とラテン語の文字が浮かび上がりマシタ。そこには「誰が騎士を殺害し たか?」ト書いてありマシタ。チェスをする公爵と騎士、それを見守る公爵夫人。

調べていくうちに騎士はこの絵のかかれるかなり前に不可解な死に方をシテイマシタ。 そしてその絵に書かれているチェス盤にも恐るべき秘密が。。。 そしてフリアの回りでは殺人事件が。。。

何といっていいやら。私はチェスどころか将棋すらもやり方がわかりません。 ところがこの本にはチェスが不可欠でところどころにチェス盤の絵がでてきて今さし ている手ガわかるようになっているのですが。。。。わからん。

絵画が好きでチェスの駒の動かし方を知っている方にはお勧め。それ以外の人には。。 ストーリーとしては面白いのですが、チェスを知っていたらもっとおもしろいのだろ うと思います。


2001-5-29

二十五日(月曜)に読み始めて帰りの電車の中で終わったのが「真夜中の鍵」(デイー ン クーンツ著 創元推理文庫)です、 割といけます。

物語りの舞台は京都です。休暇で京都旅行中の警備会社社長のアレックスが、偶然は いったクラブで歌っている女性を見て驚きマシタ。12年前に上院議員から探すよう に依頼された娘にそっくりだったからです。

しかし彼女の名前は全く別名でした。しかしどうしても割り切れない気持ちのアレッ クスはシカゴにある自分の会社に連絡を取り、その時のファイルを送ってもらう事に。 その前後からかれに尾行が付き命を狙われるはめに。。。 誰が、何の為に、そして彼女の正体は?

そして今日(29日)の麻から読み始めたのが「暗夜を渉る」(ロバート B パー カー著 ハヤカワ文庫)で帰りの電車の中で読み終わりマシタ。 これは警察署長ジェッシイ ストーン シリーズ第1作です。 以外とお勧めです。

物語りは女優である妻がプロデユーサーたちと関係を持ちそして挙げ句の果てに離婚 通牒をつきつけられ、その為に酒に溺れ、ロス市警を辞職して東海岸のマサチューセッ ツ州の町のパラダイスの警察署長となりマシタ。町は行政委員長でもあり、銀行家の ヘイステイに牛耳られて、前の署長もどうもかれに逆らった為に首になったようです。 ソの中で元の警察署長が他の州で自動車爆発で死に、パラダイスでは女性が殺され、 いままで何十年と殺人事件が起きなかった町にジェッシイガ赴任してきたとたん血な まぐさい空気が。。。犯人は?


2001-5-31

梅雨入り宣言もないというのに東京はかなり雨が続いています。 でも明日ははれるとか! よかった。

30日(水曜)に読み始めて、先程(31日)に読み終わったのが「極秘制裁」(ブ ライアン ヘイグ著 新潮文庫)です。 面白かった。お勧めです。

物語りはあの有名なユーゴスラヴィアのコソヴォ自治州が舞台。

アメリカ陸軍の特殊部隊がセルビア人35人を虐殺したという疑惑が持ち上がりマシ タ。主人公の陸軍法務官(簡単にいえば弁護士)のドラモント少佐が他の法務官とと もに事件の解明に派遣されます。特殊部隊の隊員達を尋問していくと口裏をあわせた としか思えません。一体何が起こったのか?誰が真実を語っているのか。

実はこの本の作者は陸軍士官学校出身で実際中佐までなった人です。そして付け加え るならアメリカの元国務長官であるアレクザンダー ヘイグの息子でもあるそうです。

さて明日は何を読もうかと悩んでいます。



感想はこちらに・・・・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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