Yumiのミステリー読書日誌 2001年1月 No.2


2001-01-11

今日「4年後の夏」読み終わりマシタ。 面白いと言えば面白いが。。。。

物語は4年前に兄を殺された女性が私立探偵を訪れる所から始まります。彼女の依頼 とは事件の再調査です。

この未解決の殺人事件の容疑者は当時16歳でヒッチハイクをしていた少女2人。ど ちらかが嘘をついているらしいのですが、警察の執拗な尋問にも関わらずどちらの嘘 も崩せませんでした。

依頼者は当時の事件の全容が記されている書類を探偵に託して、真犯人を見つけるよ う依頼しマシタ。

この作者はミステリーには珍しくオーストラリア人なのですが、やはり英米の作家に くらべるとちょっと甘いような気がします。

今日の帰りの電車で読み始めたのが「縛り首のN」(スー グラフトン著 ハヤカワ 文庫)あの女性探偵キンジー ミルホーンシリーズの14作めです。

私好きなんですよ、このシリーズ。 ト言う事で期待しながら読みます。


2001-01-12

今日「縛り首のN」読み終わりマシタ。 面白かったよ−

物語はノタレイクに住む未亡人から刑事の夫の生前夫が何か悩みを抱えていたのでそ れを調べてくれとキンジーは依頼され調査を開始します。小さな閉鎖的な町の住民に 聞き込みを始めるとなくなった刑事は物凄く評判がいいのにたいして、その妻(未亡 人)は町のきらわれもの。そのなかをキンジーはしらべていきます。

やがて刑事の警察手帳が紛失していた事が判明し、手帳の行方を追うキンジーは襲わ れて怪我をし、又悪評を流され町にいづらくなります。

刑事の悩みとは何か?

明日からは「獣たちの墓」(ローレンス ブロック著 二見文庫)読み初めます。


2001-01-15

今日「獣たちの墓」読み終わりマシタ。 ムッチャ面白かったです。 これはマットスカダーシリーズの最新作です。

物語は麻薬密売人の若妻がブルックリンの街角で誘拐され、自宅に身の代金の要求す る電話がはいり、要求に応じて支払ったが、妻はバラバラ死体となって戻ってきマシ タ。その犯人を探してくれと密売人から依頼されたスカダーは犯人を探し始めます。

教祖の後から読み始めたのが「ハッカー/13の事件」(ジャック ダン & ガー ドナー ドゾワ編集 扶桑社ミステリー文庫)です。


2001-01-17

朝の電車の中で「ハッカー13の事件」何とか読みおえマシタ。 コメントなしです。

だってさー、私ミステリーと勘違いして買ったら何と苦手なSFだったのね。 意味がわからない状態で何とか読みおえマシタ。 まあ短編集だったのが幸いだったようです。

トいうわけでSF好きな方が読んだらコメントをもらった方ガいいと思います。

で、そのあと読み始めたのが「ウルフ ムーンの夜」(ステイーヴ ハミルトン 著 ハヤカワ文庫)です。 明日の行きの電車で読み終わると思います。


2001-01-20

一昨日の朝の電車の中で「ウルフムーンの夜」読み終わりマシタ。 面白かったです。

物語は探偵のアレックスがある日アイスホッケーの助っ人を頼まれマシタ。 いわゆる草ホッケーのチームで一応年令が三十歳以上といいう規定があります。試合 後打ち上げで近くの酒場でみんなと飲んでいると対戦チームが女性をつれて入ってき ました。その中にアレックスの友人でホッケーチームのメンバーのインデイアンの幼 馴染みのドロシーがイタのです。

数日ごアレックスがなじみのバーに行くと彼女がまっていて、暴力をふるう恋人から 逃げる手助けをしてくれト頼まれます。 かれは自分が経営するロッジにとめますが翌朝ドロシーの部屋は荒らされしかも姿が 消えています。アレックスは責任を感じドロシー追跡を始めます。 それが麻薬の密売に関わる事になるとは。。。。

この作者のアレックスシリーズ2作目で1作めの「氷の闇を越えて」も面白かったで す。

そのあと「潔白」(バリー シーゲル著 講談社文庫)読み初めて夜読み終わりマシ タ。 これもお勧めです。

物語は弁護士のグレッグは過去に無実の依頼人を電気椅子から救えなかった過去があ ります。それがかれのトラウマとなり現在は一切の刑事事件の弁護を引き受けず遺産 問題とかを扱うのみの弁護士です。その彼のパートナーで友人でもあるアイラが殺人 容疑で逮捕されマシタ。アイラは息子を不慮の事故でなくしてから働く気力がなくな り弁護士をやめ、離婚して毎日飲んだくれています。

グレッグはそのアイラから弁護を依頼されたのですが、事件当夜のアリバイが立証で きません。それどころかこちら側の証人が姿を消し、検察側の完璧な目撃証人により アイラは死刑を宣告されます。何かがおかしいと感じたグレッグは友人の新聞記者の ジミーと共に真相を探り出そうとします。

はたしてグレッグはアイラを助けられるのか?それとも又無実の人間を死刑にしてし まうのでしょうか?

これはいわゆるリーガルサスペンスです。リーガルサスペンスというと大体作者は弁 護士というのが相場ナのですが、この作者はロスアンジェルス タイムスの記者です。 記者という仕事柄やはり文章を書くのに慣れていて構成とかも上手です。 読んでみて下さいませ。

昨日の朝から「略奪」(アーロン エルキンズ著 講談社文庫)読み初めて、夜家で 読み終わりマシタ。

この作者はスケルトン探偵ギデオン オリヴァーシリーズを書いている人です。 今回は美術探偵リヴィアというのを生み出しマシタ。 やはり面白かったです。お勧めです!!!

物語の舞台はボストン、旧知の質屋シメオンから「持ち込まれた絵がどうも盗品らし いのでぜひ見て欲しい」と頼まれます。鑑定した結果は対戦中ナチに奪われて行方不 明になっていたベラスケスの「トリーホス伯爵」でした。なぜそんなすごい絵が質屋 に?ト思う間もなくこの絵を巡って連続殺人がおこります。この作品のもとの持ち主 は誰か?なぜアメリカに?謎を追ってヨーロッパに行く事に。。。

私としてはスケルトン探偵よりもこちらの方ガお勧めです。



感想はこちらに・・・・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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