山田智彦 東京・マネーマーケット


久しぶりの読書感想文。本をぜんぜん読んでないわけではないし、読書したあと には感想を書こうとも思うのだけど、なかなか実行できない。山崎豊子の「大地の子」 など、軽い感想でも書いて置けばよかったかなと思うのがいくつかある。

私の読書はこのごろ紙の本ではなく、雑誌やネットの活字が中心になっている。読書の 形態が少し変化してきているのかもしれない。

今日はさわやかな日曜日。まだ気温も高くないし、少しのんびり出来ているから、久しぶりに 感想を書いてみる。

これは多分2週間くらい前に読んだ本。読んでいるときはなかなか面白かった。もともと 地元の図書館が今年5月に不要本を処分したときに大量にもらってきたもの。このときはどうして こうした本が処分されるのか、というのが結構あった。おかげで私はだいぶ得をした気に なったけど。

*山田智彦 東京マネーマーケット 上下2冊 1990年12月 文芸春秋発行 

だいぶ前のことなので、内容はかなり忘れていたけど、面白かったことだけは覚えている。金融界 を取り巻く環境はがらりと変わったけど、それでもこの本で書かれている内容は 少しは参考になった。しかしシンガポール支店で出した多額の投機失敗を、いわ ば占い師みたいな人の助けを借りて取り戻すというところなどは、少し怪しげだ ったかな。

しばらく読書から離れていたので、読書の楽しみを取り戻すのにはよかった。私の場合、経済小説は そうした役割を果たすことがよくある。

2001-7-8



感想はこちらに・・・・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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