Yumiのミステリー読書日誌 No.25


*2000-11-1

今朝「悔恨の日」(コリン デクスタ−著 ハヤカワ ポケット ミステリ)読み終わりました。

モース主任警部シリーズなのですが、これが最後の作品となりました。理由は読んでからのお楽しみ。

スト−リーは退職マジかな主任警視が在職中に未解決の事件のけりをつけたいので、病気療養中のモース主任警部に事件の捜査に当たるように命じました。まあそれをああだコウダいいながら解決して行くのですが、私は事件そのものよりもモースの動向が気になりました。

私自身としてはこのシリーズ好きです。もし読もうと思う方がいらっしゃったらシリーズの最初から読まれた方がいいと思います。

で、其のあとから「パリに眠れ」(シャーロット カーター著 ハヤカワ ミステリアス文庫)読み始めて読み終わりました。ストリートミュージシャン ナン シリーズの2作目です。マー軽く読むにはお手ごろでしょうね。

明日からは「ジンジャーノースの影」(ジョン ダニング著 ハヤカワ文庫)読み始めます。この作者はちょっと前に評判になった「死の蔵書」の作者です。現在までに4作出していてこのジンジャーが5作目に当たります。今までの作品は面白かったのでちょっと期待しながら読もうと思っています。


*2000-11-4

「ジンジャーノースの影」(ジョン ダニング著 ハヤカワ文庫)昨日読み終わりました。

この作者「死の蔵書」で注目を集めた作者です。物語はノースカリフォルニアの小さな競馬場が舞台。そこに主人公が厩務員として職を求めてやってきます。この主人公孤児院で育った為に自らの出自を知らないままに育ちました。其のルーツを追い求めてまで来たのです。

ちなみにジンジャーノースというのはかれの母親と思われる人の名前です。其の出自を探り始めると妨害する人間がでてやがて殺人へ。

感想はというとちょっと困っています。面白い事は面白いのですが、最後の終わり方が。。。うーん。

今日からはミセス ポリファックッス シリーズ「おばちゃまはシリアスパイ」(ドロシー ギルマン著 集英社文庫)このシリーズの14作めです。

気軽に読むには楽しい本です。それとこの本の翻訳者の柳沢由実子さんですが、実にいい訳をしているのです。原文を5−6冊読んでイますが、彼女の文章が実に原文の雰囲気を出しています。


2000-11-5

昨日「おばちゃまはシリアスパイ」読み終わりました。このおばちゃまはスパイシリーズですが、個人的にはかなり好きです。

ミセスポリファックスという(たぶん)70近いおばちゃまがある日CIAに訪ねていきスパイに応募します。もちろん先方は募集していないのですがネ。それをあとで上司となるカーステアーズという男性がたまたま通りかかり彼女が今自分が探している人材にぴったりだったので採用となります。

かれが求めていたのはどこから見ても観光客に見えるお人よしそうな人間でした。たしかに誰もそんな高齢者の女性がスパイだとは思わないでしょうね。しかも彼女は空手をやっていて一応茶帯、という所からシリーズははじまりました。

お勧めですよ。もし読んでみたいと思った方はシリーズの1作めから順を追って読んでください。その方が人間関係がわかりやすいです。

明日から読む本は「偽装心理」(バーバラ パーカー著 講談社文庫)です。文庫の癖に800ページ近いのです。ちょっと時間かかりそうです。


*2000-11-7

「偽装心理」今日読み終わりマシタ。お勧めです。面白かった。

物語は17歳のモデルがパーテイー会場で3人の男にレイプされて、その中の一人がマイアミの名士だったのね。フロリダ州検事の主人公は買収工作や政治的圧力を受けながラも起訴を恐慌するのです。その後事件の関係者(レイプした人間だったりそのレイプの目撃者などが)次々と殺されていくの。

で、犯人は。。。物凄いどんでん返し。ぜひお読みください。

明日から読む本は「酸素男」(ステイーヴ ヤーブロウ著 ハヤカワ文庫)です。


2000-11-9

「酸素男」今日読み終わりました。

最初はナンダこのタイトルはトおもいました。だってアマゾンの半魚人とか狼男とかなんか同列に感じられたから。そうしたら何と原題も「THE OHYGEN MAN]なのです。そうしたらこれは主人公の職業の事だったのね。

主人公は養魚場(ナマズの)で池の酸素値をはかり必要ならば通気装置を作動させすいう仕事をしているルのでス。ちなみにこれはミステリーではありません。とにかく暗い話だ。

貧乏白人の主人公は上に書いたような仕事をしているのですが、ある時黒人労働者が賃上げを求めて行動をおこした事から白人経営者ト仕事仲間の黒人の板挟みになるわけ。妹と2人暮しなのですが、ある事件があってから20年ぐらい彼女は兄にたいしてマトモに口を聞いた事がないの。面白い事は面白かったけれど、暗い話なのですすめ切れません。

明日からは「ペイパードール」(ロバート B パーカー著 ハヤカワ文庫)読み始めます。



感想はこちらに・・・・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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