Yumiのミステリー読書日誌 No.24


*2000-10-21

「生への帰還」(ハヤカワ文庫)今日読み終わりました。

ストーリはというと強盗殺人犯の逃走車に幼い息子の命を奪われた主人公3年後妻とも離婚し同じ事件の犠牲者の遺族たちと週1回あう事で慰めを見い出していました。その頃息子を殺した犯人たちが町に舞い戻ってきたとの情報が入り復讐を決意して。。ハードボイルドです。やすこさんお勧めダヨ。

今日から読み始めたのはがらりと趣向を変えて「巨人軍に葬られた男たち](織田 淳太郎著 新潮OH!文庫)です。

目次と前書きから行くとメインは湯口俊彦の突然死と王解任の二つのようです。湯口俊彦というのはドラフト1位ではいったピッチャーで20歳ぐらいで突然死したピッチャーなのですが、この人の死んだ病院が精神病院だったというのは初めて知りました。

まだはじめの方ナので何でかれが精神病院に入院しなければいけなかったのかという理由とかはわかりません。


*2000-12-22

「巨人軍に葬られた男たち]を読み終わったのですが。結局強度の鬱病だったのね。対人恐怖症にちかいものがあったわけ。

そして週刊誌とかのマスコミに湯口失踪とかかれていたけれどその時にはもう精神病院に入院していたの。一時病状が好転した(かのようにみえた)のでキャンプに合流したらそこで再発というよりもっとひどくなったの。で、また再入院。結局死因は不明です。

亡くなった日叔母といとこがかれを見舞いに行き家に戻った直後に亡くなった知らせが届いたの。直の直前にイソミタールという注射をしてそれが心臓発作を誘発したのではないかという見方があったのも事実のようです。ただ遺族の方は病院に対して不信感をつのらせていたのは事実です。病院側が「病院食を半分たべて倒れた」といったのに対して、かれに付き添っていた付添婦は「御飯なんて食べていない」という逆の証言をしているの。詳しい話を看護婦に帰航とすると阻止するかのように医者が同席するし。で、不審な死に関してとうとう警視庁と牛込警察までが動き始めたのね。

警視庁が解剖の依頼をしたのですが結局遺族が承諾しなかったの。しかし川上(当時の監督)のインタビューの答えがすごかった。「巨人こそいい迷惑を被りましたよ。大金を投じ、年月をかけて愛情を注いだ選手。マイナス面になるかもしれません。せめてもの救いは、女をのせて交通事故などという形でなかったという点です。」

その他にもV9の時のキャッチャー森に蹴落とされた男たちとか、まあ一読を勧めます。


*2000-10-26

昨夜「無法の正義」(ジャニーン キャドウ著 講談社文庫)よみ終わりました。文庫で700ページ近くあってかなり厚い本ですが、面白かったです。

物語はニューヨーク市の警官の自殺が16人に達していて、シカもそのうち9人の屍体からコカインが検出されて他殺の疑いが濃くなる。誰が何の為に。。。。

捜査に当たるのが長年の相棒を自殺で失い、そして一人娘が行方不明になっている巡査、そしてその新しい相棒になるのが新人警官この新人警官が変わり種でプリンストン大学を卒業し、大学院でMBAをとって前途洋々の未来が開かれているにも関わらず殉職した警官を父親に持ち、その父親にあとをついでもらうのが母の夢だった為に警官になったのです。そして市警本部長を父に持つ女性警官。これはやすこさん好みかもね

今日から「女性キャスター」(メアリ ジェイン クラーク 著 講談社文庫)読み始めました。

このメアリ ジェイン クラークミステリー好きの方ならアレ?と思う名前だと思います。実はこの女性メアリ ヒギンズ クラークの元義理の娘つまり嫁姑の関係にありましたが、離婚したので「元」となるのです。


*2000-10-27

そうそうやすこさんの好きそうな本ですが、先日読んだ「無法の正義」(キャドウ著講談社文庫)これはきっと好みだと思います。文庫の後ろに87分署を彷佛とさせるとか書いてあったよ。


*2000-10-27

今日「女性キャスター」(メアリ J クラーク著 講談社文庫)読み終わりました、 面白かったよ。

ストーリーはアメリカ大統領予備選の最中にあるテレビ局の人気キャスターが自殺。しばらくしてそのキャスターの主治医が殺される。その事件の真相に後輩女性キャスターが知らず知らずのうちに近付き。。。。そして見事などんでん返し。お勧めです。

そのあと読み始めた本は「魔弾」(ステイーブン ハンター著 新潮文庫)です。


*2000-10-29

>> そのあと読み始めた本は「魔弾」(ステイーブン ハンター著 新潮文庫)です。
> 私は本を読むスピードがぱたりと落ちました。由美さんだけは何時も快調だね。

やはり通勤電車にのるのとのらないのとの違いでしょうか。

ところで昨夜「魔弾」読み終わりマシタ。簡単にいってしまえば戦争ものです。

ドイツ南西部にある収容所デは他の収容所と違ってユダヤ人にたいして苛酷の労働がなく食べ物が豊富に与えられていました。ただしそこの入れるのは小柄な男性のみ。ある夜の事作業中の囚人たちが闇の中デ次々と倒れていきました。

助かったのは一人だけ。逃げ出して連合軍に助けられたかれは仲間が絶対不可能なはずの狙撃の標的にされた事を知ります。一方アメリカ陸軍大尉が銃器の発注書からドイツ軍が要人暗殺を極秘裏に計画中だと気づくが。。。。

物語としては面白かったですが、戦争ものという事で好き嫌いが別れると思います。

今日から「悔恨の日」(コリン デクスタ−著 ハヤカワ ポケット ミステリ)を読み始めました。



感想はこちらに・・・・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


ホームページに戻る 

読書室のページに戻る