「ママ、嘘を見抜く」 (Yumi)


「ママ、嘘を見抜く」今日読み終わりました。

これはいわゆる安楽椅子探偵物です。息子はある地方都市で公選弁護人の捜査官として働いています。それまで彼はニューヨークで殺人課の刑事として働いていたのですが、奥さんの死をきっかけにしてこの地方都市に移り住みました。

ニューヨーク時代、毎週金曜日かれは奥さんをともなってアパートで一人暮らしをしているママのところに訪ねるのが習慣となっていました。その夕食の時に息子は担当している事件の話をするのです。

パターンとしては、事件は平凡で警察の捜査も進んで犯人の目星もある程度ついているのです。ところがママがいくつかの質問を息子にして誰もが見のがしていた事を見つけると、平凡な事件から、意外な事実がとびだして来るのです。

で、奥さんがなくなってから息子は引っ越し、そのうちママも引っ越してきます。そしてニューヨーク時代と同じようにママと食事をしながら事件を解決(正確にいうとママが事件を解決するのですが)します。

今回は殺人容疑をかけられたホームレスの話です。

前にも書いたお思うのですが、今回のが4作めです。どれをとってもお勧めですが、もしお読みになるのならやはりシリーズ1作目の「ママ、手紙をかく」から読む事をお勧めします。

それで新たに読み始めた本は「10歳の囚人」(D.R.シャンカー著 角川文庫)です。

2000-11-30



感想はこちらに・・・・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


ホームページに戻る 

読書室のページに戻る