奪回者 (YUMI)


「奪回者」昨日読み終わりました。面白い!!!特にやすこさんのお勧め。たぶんやすこさん好みです。これはボデイ−ガード アテイカス コデイアックシリーズの2作目です。(と私が勝手にいっていますが)

物語は前作「守護者」から4ヶ月後。親友の死から立ち直れないアテイカス。友人の紹介でクラブの用心棒をやりはじめました。ある日の事チットヤバそうな感じの男がクラブにはいってきて、誰かを探している感じが気になり見張りつづけると一人の少女に因縁をつけ始めます。少女の顔を見てアテイカスは驚きました。何と彼女は何年か前にかれが愛した女性の娘エリカだったのです。

エリカの危機をすくい彼女を連れて自分のアパートにいき、彼女の話を聞くと両親は既に離婚し、親権を巡ってかなり壮絶なバトルを繰り広げた模様でした。しかも父親から性的虐待を受けているといわれ、彼は彼女の父親のところに向かいます。彼女の父親はアテイカスが陸軍にいた時の上司で現在国防省高官の大佐、何年かぶりの再会でしたが、大佐は何とエイズで余命幾ばくもない様子。その大佐から「貴様なら娘を守れる」といわれボデイ−ガードを依頼されます。

しかし何のために、彼女が標的になっているかに関しては大佐は口を噤みます。アテイカスは早速チームを組み15歳の少女を守るべく臨戦体制。 敵はSAS(英国特殊部隊)出身の誘拐チーム。

アテイカスのチームは同じく陸軍出身で日系のデイル 松井、私立探偵のブリジット、イスラエル軍出身のヨッシ、そしてボデイーガード専門の会社の幹部のナタリー。

彼等はエリカを守りきる事ができるかどうか。。。。

ところでやすこさん、なんでやすこさんに特にお勧めといったかというとこの作家はあのアンドリュー ヴァクスが絶賛した新人なのです。 ヴァクスのシリーズのバークシリーズの主人公たちをアウトローの世界としたら、このルッカのアテイカスシリーズは昔アメリカのテレビドラマで流行った「特効Aチーム」のような感じです。

明日からは「ハロウイーンの死体」(ポーラ ゴズリング著 ハヤカワ文庫)よみはじめます。

2000-11-26



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