1997最後のNewsweek Best 5 (その1, Greeny)


こんにちは。 1997最後の Newsweek Best 5 です。

以前は、そう8月ぐらいまでは、 これをアップするため Newsweekも結構 まじめ に読んでいたのが、最近はホントノ 積読状態。 そして 気がついたら あっという間 に 雑誌の契約切れで、Newsweek 家で読めるのも これが最後となってしまいま した。 Newsweek は 1ページもののワールド・ニュースが多かったし、読み物として は 気楽に楽しめたから 気に入っていたのですが。。。 チョッピリ 寂しくなります。 (^^;

久しぶりに 気に入った記事 5つ 選んでみました。(^^)

(1)News of the Week から (p.5) 
目を引いたのが、2つ。 おなじみの 香港と日本からのニュース。(^_^; 

● HEALTH/ A Frightening Ful From Asia
香港で鳥から感染すると言われた 新型インフルエンザ H5N1。 何百万という鳥に感染し、一夜で死ぬところから、'chicken ebola'とも呼ばれ ているようです。このニュース こちらに伝わった頃も チョット パニックに似た感 じの不安感覚えましたから、 確かに エボラ熱というと、なるほど という感じテ ゙スネ。 これ、今朝のニュースでは 香港で120万羽のニワトリ すべて処分ということです から、。。やはり 危険なのでしょう。記事では死者 2人ということですが、今日 のニュース(29日)では 死者4人になったとのこと。 不気味な感じはします が。。。 この冬 うがいは励行して 風邪はひきたくないものです。

● JAPAN/ Sick TV
"Pokemon" or "Pocket Monsters"をテレビで見ていた 700人以上が入院した話し。 こういうこと、起こるもんなのですね。(^^;

(2) Stumbling Spymasters (p.22)
イスラエルの情報部、スパイ組織 モサドについて。 ここのところ モサドのへま スキャンダル続きで落ち目のようです。 アメリカとの関係も大変 まずいものとなっているということ。

でも、かつては このモサド、the spy world's A-Team とあるから、華々しい活 躍をしていたのですね。40年代から 1967年の六日間戦争の時までの 業績が並 んでいます。。。 その中でも 目を引くのが、 1960年 アルゼンチンから Adolf Eichmannを密か に、ナチの戦犯として裁判を受けるべく テレアビブに連行した件。あと、1966 年 モサドの一員の女性がイラクの飛行士を最新のMiGー21と共に 亡命させた話 し。

ですが、それも過去のこと。もはや スパイが受ける時代では ないようです。(^ ^;冷戦があったから、イスラエルのモサドの活躍も意義があったということみた いですね。だから、今のイスラエルの若者たちの憧れは war heroes なんかでは なく、showbiz celebrities or entrepreneursとあります。これ、欧米、日本と 同じですよね。華やかな世界と、お金カナ。 国に尽くすという概念は もはや 消え つつあるみたい。 だから、人材も有能なのが 集まらないのかな。9月にも イスラムのリーダーを 毒ガスで殺そうとして、失敗 。。モサドが2人 ヨルダン警察につかまった話 し 。。。 これは、私でも 覚えてる。(^^;^^; 

PLOとの和平へのプロセスも行き詰まったままで、アメリカとの関係も悪い。

さらに、スキャンダル。
情報部のかつての大物 Yehuda Gilが偽の情報を流し続けていて裁判中。その容 疑がスパイ行為、詐欺(偽文書偽造の件カナ)、盗みですか。この人、かつては " small god"といわれるほどだったのに、出世できなかった腹いせとか、イデオロ ギーのせいとか、。。。 15年の求刑を言い渡されているようですが、 もし これ 確定したら CIAと の関係も さらに 悪くなるということ。 で、この先 イスラエルのネタニアフ どうするんでしょう??

久しぶりに読む イスラエルの記事。。。おもしろかったデス。(^^;

(3) Africa's Lonely Big Man (p.24-25)
アフリカ、ケニアの DANIEL ARAP MOI大統領について。 タイトルは「アフリカの寂しき独裁者」といった感じカナ。

大統領選が12月29日ということですから、直に結果がでるのでしょうか。 対立候補は14人、 そのうちの一人が写真の女性 Charity Ngiluで、ずいぶん頑 張ってるようですが、19年続いた Moi政権が崩れることはないようです。Moi は 多分 今度も再選されるだろうとの予想。

だが、彼は 今や孤独だということ。
アフリカのかつての独裁者は みな いなくなったというか、亡くなってしまっ た。 ザイールの前モブツ・セコ大統領。 マラウィの元独裁者 Hastings Banda. そして貧困にあえぐ国民を犠牲にして 権力を欲しいままにしてきた モイ大統 領 74才 が 一人残った ということですね。

そして東西冷戦の終わった今、 アメリカなど超大国の アフリカを見る目は厳し くなった。以前なら、アフリカの指導者に求められていたものは、賄賂、暴力 そ して部族間の対立をいかに うまく 操るかであった。。。

Moiの(嘆き?が)Britain's Daily Telegraph に出てます。
"Kenya has always been called a stooge(傀儡). An American Stooge, Brtish stooge. All of a sudden they abandon Kenya with all this talk of democracy and human rights." 

アフリカ諸国は もはや 欧米の無条件の支持は 得られなくなってきた。 腐敗をなくし、法秩序を回復しなくては ならない。 それを敏感に悟った、アフリカの新しき指導者たち。。。エチオピア、ウガンダ、 ルワンダ、そして コンゴも 民主主義国家ではないが、経済改革をし、軍は 勝手 に市民を圧殺したりはできなくなってきている。

だけど ケニヤのMoi大統領は変らぬまま のようですね。。。
ケニアは 1963年独立の時 国民一人当たりの国民所得 $700 が、今は その半分 以下の $280。 政治的不安定ゆえ 最大の外貨獲得源のツーリズムも 駄目、 停電 は頻繁に起こり、病院では薬、器材も不足、看護婦はストライキ中。 この貧困を隠すた め 首都(ナイロビ)周辺のスラムを定期的にブルダーザーで押しつぶす!! が、生 活環境があまりにひどいため、コレラが蔓延。。。

さて、選挙の結果、気になります。
やはり、大方の予想通り Moi大統領が政治の舞台から消え去れのは まだまだ先 のことになるのでしょうか?

P.S. なぜか、長くなってしまった。続きは 明日 出します。

Greeny 



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