第六感は存在するのか(10/13)


みなさん、こんにちは。

Newsweek 10/13の記事からです。

*Is There a Sixth Sense?(p.52)

人間も動物と同じように、対外に分泌されるフェロモンがあって、特別な働き をしているのか?という記事です。五感は、ふつう視・聴・嗅・味・触の五つの 感覚をさし、また感覚の総称としても使われます。タイトルにもなっている第 六感は、辞書によると「勘・インスピレーションなど、理屈で説明はつかない が、鋭く物事の本質をつかむ心の働き」とあります。ここでいっているSixth Senseはこの意味とは少しずれるかなとは思いますが、人間にも今までは気づ かれなかった無臭のフェロモンを、無意識的に出しているのではないかという 記事です。

人間の鼻の中にVomeronasal organ、略してVNOという(定訳は知りませんが)、小 さな器官があります。これは進化で取り残された無用のものというのが今まで の定説だったようですが、どうやらここに来て新しい評価がでてきた。つまり 感覚器官として独自の役割を果たしているのではないかというわけです。人の 気分からセックスにまで影響を与えているかもしれないというわけで、企業の 中には研究・開発に乗り出すところもでてきた。

フェロモンが動物に大きな影響を与えていることはよく知られているようで す。人間がそうしたものを出しているかどうかは、まだ分からない。しかしフ ェロモンの働きと似た、androstenとかcopulinコピュリンとかの性分泌物は知 られている。

研究によれば次のことが分かってきた。
*女性が、他人の汗のエキスに定期的にさらされていると、月経周期が似てくる。
*女性は男性の汗に絶えずさらされていると、生理が安定する。
*劇場や待合い室で人間のandrostenesのスプレーを椅子にかけておくと、女性 はより座りたくなり、男性は逆。

もちろんまだこうしたことが完全に立証されたわけではないのですが、一部の ものにとっては絶好のビジネスチャンスとか。つまりこうしたものを利用し て、快適さ・安全さ・健康・自信を人々に与えるような商品の実用化をめざし ているわけです。VNOを刺激するような物質の特許もとったようです。そして 彼らは、そうした物質が人間の気分に影響を与えると主張しているようなので すが、これには異論もある。

しかしもしかしたら、香料産業に一大変革が起こる可能性もあるかも。そうだ としたら、枕カバーにしみこんだ香料のおかげで、楽しい夢を見れる日が来る かもしれません。枕カバーを取り替えれるだけで、毎晩違った種類のすばらし い世界にいけるかも。(^o^)

YUKI



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