人間は進化しているのか(10/6)


みなさん、こんにちは。Newsweek 10/6の記事です。

*For Humans, Evolution Ain't What It Used to Be (p.10)

2000年間連の記事です。万物の霊長とうぬぼれている人類は、これからも進化 し続けるのか。この記事を読む限り、どうも常識とは違うらしい。

筆者は、Homo Sapienceが、これからも進化を続けてより完璧な人類になるこ とには懐疑的なようです。

まず第1に人類がこれ以上賢くなるという保証はない。生物学者は、知性を体 全体に対する脳の割合で計るようです。人類は50万年前から、脳の進化を続け たが、約30000年前にピークに達し、その後は脳の大きさはほとんど変わらな い。両脚で歩く代わりに、女性の骨盤の大きさが限定され、当然そこを通る胎 児の頭の半径も制限を受けるようになった。だからこれ以上の脳の発達は望め ない。

さらに人間の体が大きくなっているというのも間違い。少なくとも進化の結果 としては、大きくなっていない。先進国で体格がよくなっているのは、栄養状 態がよくなったからで、将来も現在の体格を保持できるという保証はない。実 際はここ50000年ほどで、人類の体格は10%ほど小さくっている。生存競争が厳 しくなければ、不必要な機能は衰える可能性がある。歯、視力、長骨の衰えと か、禿の増加などがそうである。

自然淘汰natural selectionは、必ずしも進歩を意味するとは限らない。ダイ ヤル式の電話がプッシュ式のボタンに向上したのと同じようには、進化しな い。少なくとも、恐竜から人類への進化は、はたして進歩だったかどうかは分 からないし、将来も人間が進歩するかどうかは何とも言えないそうです。

私としては、この記事の議論には人間としては、賛成しかねるところもありま すが、結構面白い内容でした。

YUKI



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