Newsweek 9/15 Best Five



みなさん、こんにちは。

Newsweek September 15のMy Best Fiveを書いておきます。多分、9/22が手に はいっている方もいると思いますので、簡単に書いておきます。ページ順で す。

1.One Hovel at a Time(p.6)
Mother TeresaについてのWorld Viewです。インドのものすごい貧困さ、3億の 人々がpovery line以下の生活をしているということ、そして今なお毎年オー ストラリアの人口に当たる2000万人が増え続けているということ、58億の世界 人口の中で約3分の1が絶対的貧困の中にいるという事実、彼らに変化は起きる という希望をおこさせることが必要なこと、まずそうしたことを書いていま す。そうした中でMother Terethaの投じた一石は大きな影響力を世界に与え た。しかし彼女が偉大であっただけに、その後を継ぐものには難しい。Mother Teresaが死んだあと、それまでtabooだった批判の声が地元インド紙の一部で は載り始めたという記事も見ました。彼女はカルカッタの恥部を世界にさらけ 出すことで名声を得たということだったようですが、これはあまり共感は得ら れないでしょう。ただNewsweekでは、マザーが避妊を絶対に認めなかったこと が、家族計画の運動を推進する人たちにとっては、大きな障害になっているこ とも紹介されています。

2. The End is Nigh ---But What exactly is Nigh?(p.14)
歴史上のも含めて、様々な終末論を紹介しています。今年のHeaven's Gate事 件も、衝撃的でしたが、アメリカでは今でもそうした信仰を持っている人は多 いようです。最初にEdgar Cayceの、南極・北極軸変化(?)によって、地球に大 洪水と地震が起こることが紹介されています。こうしたのは、新興宗教には取 り入れられやすいのでしょうか。いろんな宗派がでてきますが、私はこの中で はエホバの証人だけしか知りません。しかし地球終末に設定した日が、何事も なく通り過ぎたら、また新たな日を設定し直し、それも外れたら具体的な日時 は示さず、ただ近い日にということを強調する。宗教もたくましいというか、 あるいはあまりにも真面目でありすぎた宗教は予言が外れて自滅したのでしょ うから、いい加減というか、面白い。しかしある宗教は、私たちが知らないう ちに、終末は来たのだが、私たちはそれに気づかなかったのだ、というような 訳の分からないことを主張しているようです。

3. Flying in Deapair's face (p.54)
イスラエルの爆破事件。爆弾事件が起きる度にイスラエル政府の取るパレスチ ナ人への経済封鎖政策も、あまり効き目がなくなってきているようです。パレ スチナ人の怒りが過激派に向かわず、ひたすらイスラエルに向かっているので しょう。しかし3人のテロリストの自殺爆破で4人の民間人を殺すというような 政策を過激派もいつまでもとれるはずはない。どんな組織でもこれでは成り立 たないでしょうから。

4. Gift Horses Within Reins (p.56)
アメリカの大学では、金持ちの卒業生が寄付した金の使い道をめぐっていろい ろトラブルが生じているようです。大学側としてみれば、金はほしいが人事・ 研究内容にまで口出しされてはかなわないのでしょう。現在上位17大学が集め る寄付金が447億ドル。これは残り422大学全部の寄付金合計より多いようで す。金持ちは有名大学に偏っているようですね。しかし昔だったら大口の寄付 者だったら、それだけで大学を作れたというのに、現在は大学運営も金がかか りますね。日本も卒業生は寄付を求められるのだろうか。

5. The Gray Lady Applies Rough and Lip Gloss (p.57)
NY Timesが今週から大変身するようです。NY TimesをGrey Ladyというのは、 始めて聞きましたが、いよいよ一面にも必要とあらば、カラー写真を使うよう です。この中で゛NY Timesは、Dianaの死をUPS合意(?)よりも小さな見出しで 報じたと書かれているのが面白かった。Tabloid紙も、news性を高め、 sensationalな内容ばかりを追わなくなっているという記事を最近読んだばか りです。新聞も、時代を生き残ろうとして必死なのかもしれません。しかしこ のところNewsweekはライバルグループのことをよく載せますね。

NY Timesの読者は65%がNY地域。この地域ではあまり影響はないようですが、 今回の変革で、広告収入も増えるのでしょうから、national editionの売り上 げ増に寄与するのかもしれないということです。International版のWEB版をも う少し安くしてくれないかな。

YUKI


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