Newsweek 9/1 Best Five


みなさん、こんにちは。

Newsweek September 1から、私が面白いと思った記事です。

1. Ruining Popmpei (p.58-59)
2. Malaysia's Moment (p.14-180
3. the Cure for Asia (p.19)
4. A Battle for Neutrality (p.4)
5. A Poorer Peace (p.22)
6. The New Angel of Peace (p.24)

1. Ruining Popmpei (p.58-59)
2000年前、Vesuvius火山の噴火によって、都市全体が一瞬にして埋もれたポン ペイ。15000人の住民全体の生活そのままがいわばタイムカプセルで運ばれて きたような遺跡ですが、急速に荒廃が進んでいるようです。考古学者たちから は、fugitiveと呼ばれていた人の頭部が、無惨に切りとられ、薮の中に捨てら れていたり、壁や床も発掘で溶岩層が取り除かれた後は、急速に浸食が進んで いる。予算も十分ではないし、調査結果も十分に生かされていない。250年前 から始まった発掘も、ようやく3分の2が終わったばかり。記事でもしばしば触 れているように現状の状況では、再び埋め直すことが最良かもしれbeせん。「 人類を襲った大災害の中で、後世にこれ以上の喜びを与えてくれたものはない とまで言われるポンペイ。しかし記事は今自然がもたらした大災害の悲劇を後 世の我々が完成させようとしている、と皮肉っています。

2. Malaysia's Moment (p.14-180
昨日8月31日に独立記念40周年を迎えたマレーシア。東南アジアの経済状況が 悪化する中、Mahatirは相変わらず元気いっぱいです。George Sorosなどの、 外国投機筋を批判したりして、71才のこの政治家は今やアジアで最大の opinionleaderであるようです。人権問題で、西側先進国を牽制したり、 Microsoftと協力してMSC(Multimedia Supercorridor)を計画したり、最近では SALAM計画でマレーシア版平和部隊を作り上げた。歯切れはいいし、Malasia Boleh(Malaysia Can)の合い言葉は国民に、自信を与えてきている。

囲み記事は、彼の後継者とされるAnwar Ibrahim副首相とのinterview。2人の リーダーを比較したジョーク。「我々には何でも知っていると思っているか らコンセンサスを求めない指導者と、まだ理解が足りないと思って常にコン センサスを求めたがる指導者がいる」

3. the Cure for Asia (p.19)
東南アジア経済の再建策。副題には、タイのことを触れていますが、やはりマ レーシアの強さが印象に残る。大大企業と政治が癒着しすぎて、これを断ち 切らない限り政治的安定ひいては経済的安定もない。しかしマレーシアの 場合は、為替レートの低下、緊縮財政(tighter budget?)、信用低下のいずれ にせよ、一時的なもの。政治が安定し、自信をつけているマレーシアは独自 の"affirmative action"とも言うべき政策を採ってきたが、もうそれの廃止を 検討するところまで来ている。今はMSCなど一部で取られている、廃止政策が 全国的規模に広がるかもしれない。brainpower is not based on race.ですか ら。この辺が人種問題を抱え、大統領一族が権益を独占しているインドネシア とは違う。

今、その企業が世界的企業にまで成長したアジア各国は教育にもっと投資せよ と、最後に言っています。今は1つもない世界的規模の大学をいくつか作らな ければ、アジアはいつまでも西側諸国の下請的存在だといいたいようです。日 本もアジアの中に入っているのかどうか気にはなりますが、作者Sin-Ming Shawは東南アジア系(中国系?)のようです。

4. A Battle for Neutrality (p.4)
第2時大戦後後の残務処理にあたった中で、最年少だったスイス人外交家が、 スイスの立場を説明しています。ナチスとの関係やユダヤ人から奪った財宝な どで、批判にさらされているスイスですが、たしかにスイスの言い分も分かり ます。中立国として、あるいは周辺をナチスドイツの占領地帯に囲まれたスイ スが、後世から判断して最良の政策を取ったとは言えない。アメリカの政策も 一貫していない。しかしスイスにすべての悪を押しつけるのは、どうも納得で きない。最近国家の犯罪とでも言うべきものが、次から次に明らかになってい ます。はたしてこの暴露が歴史的評価に耐えるものなのか。あるいは歴史的評 価というものは、本来があやふやなものか。個人の絶対的な評価というもの は、歴史がたっても不可能かもしれません。

5. A Poorer Peace (p.22)
中東は、相変わらず解決策は遠くなるばかりのようです。イスラエル国民を怒 らせたアラファトとハマスリーダーの抱擁シーンが出ています。さらにパレス チナ人の経済活動がせばまっているのが、問題です。ネタニヤフはパレスチナ 産商品の禁輸出、関税没収といった政策でじわじわと、パレスチナ人とアラフ ァトを追いつめている。口先だけと違って、これはこたえるし、きついでしょ う。息の根を止める感じを受けますし、反発は大きい。もう少し、政策の使い 分けが出来ないのでしょうか。

6. The New Angel of Peace (p.24)
Talibanにとって、9月は今まではlucky monthだったが、今年は違うかもしれ ない。Massoud派が、じわじわとカブールに迫っている。Talibanの実状が分か って来るにつれて人気も地に落ちたし、ethnic cleansingの疑いも出てきた。 誇り高きタリバンが、降伏するのかどうか。

モスクワの記事では、関連記事のSt. Petersburgの記事を読みました。モスク ワに差を付けられる一方のようですし、治安も良くない。しかしインフラ整備 は少しずつ進んでいるようです。

YUKI


YUKI さん、こんにちは。

>Newsweek September 1から、私が面白いと思った記事です。
>
>1. Ruining Popmpei (p.58-59)
>2. Malaysia's Moment (p.14-180
>3. the Cure for Asia (p.19)
>4. A Battle for Neutrality (p.4)
>5. A Poorer Peace (p.22)
>6. The New Angel of Peace (p.24)

今回は 私は、Best Four です。。。なんて、(*^_^:;) 短い記事4つだけ、ざっと目を通しました。 これ、選ぶのには 結構 あちこち見て時間かけましたが。。。

YUKIさんの >1. Ruining Popmpei (p.58-59)
>4. A Battle for Neutrality (p.4)
>5. A Poorer Peace (p.22) が一緒。

残り一つは、2000年シリーズNew Freedom in the Sky です。

"free flight" 航空機も自由に空を航行できるようになる話。 いまは、管制塔 があって (FAAとある)その指示で飛行する、一方通行。 それが、将来は three dimensional superhighways になるということ。 航空衛星システム搭載されることにより、パイロットの判断で ルート、高度、速 度を決めれるらしい。アメリカでは それを2010年までに達成する予定との こと。そうすれば、空は混雑することなどない。規制するから、込み合うのだと いうこと。

でも大丈夫なのだろうか。 衛星による情報は正確で ほとんど機械まかせにでき るとはいうものの、緊急時にパイロットに問題が起こったら。。。などと 不安に思 うのでした。それに、これ とても高くつくらしい。。。(^^;)

>1. Ruining Popmpei (p.58-59)
>2000年前、Vesuvius火山の噴火によって、都市全体が一瞬にして埋もれたポン
>ペイ。15000人の住民全体の生活そのままがいわばタイムカプセルで運ばれて
>きたような遺跡ですが、急速に荒廃が進んでいるようです。考古学者たちから
>は、fugitiveと呼ばれていた人の頭部が、無惨に切りとられ、薮の中に捨てら
>れていたり、壁や床も発掘で溶岩層が取り除かれた後は、急速に浸食が進んで
>いる。

はじめ、写真見ていて "figutive" てあるから、逃亡犯かと思ってしまった。(^^;) へ〜家族もいたんだ。。。などと思っていたら、 アハ。。これ ベスビオ山の大爆発か ら逃げ遅れた人々の遺跡だったのですね。(>_<) ポンペイの発掘始まったのが、250年前なのに 、このfugitive が発見されたの は 1991年と新しいのですね。ひょっとして、これ 有名な話なんですよ ね。 アハ、、今まで 知りませんでした。 でも、ここに残された 9人の大人と 子供たちの様子、リアルのようです。 次のシーン、ちょっと感動しました。(^^) A pregnant woman lay on her back. Her husband covered her mouth with his own and pulled a cloak around them - mouth-to-mouth resuscitation(人 工蘇生) against poison fumes or a desperate last kiss ?

>4. A Battle for Neutrality (p.4)
>第2時大戦後後の残務処理にあたった中で、最年少だったスイス人外交家が、
>スイスの立場を説明しています。

この記事は一番に読みました。 私 何となく、だって 戦後処理のこと あまり知りませんから。。この記事に 共 感するところ ありました。どうも、アメリカ主導は きな臭さ感じる。 これ、 偏見かしら。(^^;)

>5. A Poorer Peace (p.22)
>中東は、相変わらず解決策は遠くなるばかりのようです。イスラエル国民を怒 >らせたアラファトとハマスリーダーの抱擁シーンが出ています。

この写真に引かれ、読みました。(^^;)

今週も しつこく参加。

Greeny



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