Newsweek (97/7/28) △Five▼


こんにちは。

今週号のNewsweekから 読んだ記事 5つです。 今回も 一日はやく、水曜日に届きました。(^^)

(1) THE MILLENNIUM NOTEBOOK  
Stick 'Em Up ? Bit Anymore. Now It's Crime by Keyboard. (p.12)

ネット犯罪について。 
まず出て来るのが、"identity theft". 姓名と保険番号さえ わかれば、Internet から 住所、電話番号、雇用者、運転免許番号もわかるようです。つまり、他人に摩 り替わって、買い物もできれば、借金もできる。コンピューターさえ あれば。こ の記事のはじめに出て来る女性、これをやられて、うんざりするような手続き、裁 判沙汰、裁判費用、。。。と身の潔白を証明し、正常に戻すのに、数ヶ月もかかったよ うです。(^^;)

将来、2000年になれば 銀行もデジタル化し、お金の取り引きも online で行われれ ば、 犯罪も それと共に増えるということ。money laundering も簡単にできる し、ちょっとした才覚があれば キーボード使うだけで、一儲けできるかもしれ ない。国の重要なガス、石油、電気の動きに多大な影響をあたえることもできるか もしれない。

ただ、最後では それほどパニックを起こす事もない とあります。 そのうち、biometric identification というのを使えると。目の網膜や手のひ ら などといった自分の体の一部がPIN numbers 個人識別番号に なるということ ですね。(映画 Mission:Impossibleで使われていたのですね) で、今後 体臭、 DNAサンプルがパスワードになる可能性もあるとか。 アハ、将来が楽しみなような、怖いような。。。(^^;)

(2) ISRAEL / Wanted : New Citizens 
Immigration to the Jewish state is on the decline (p.37)

副題からも わかるように、イスラエルへのユダヤ人の移住がこの5年間 減少の 一途を辿っているとのこと。ピークは1990〜1995。 旧ソ連から50万人が流入し てきたのが最後のようです。

この記事 冒頭では カナダ、トロントから6年間の熟慮の末、イスラエルに移住 した 4人の息子のいる夫婦のことが書かれていました。結局6ヶ月たった今も 仕事見つからず、部屋は狭くなる、まわりの人たちからは、なぜ わざわざ カナ ダ、裕福な生活を捨てて ここに来たか理由わからないと言われる始末。

ユダヤ人のこと知識ないのですが、各地に離散した彼らが祖国イスラエルに移住 すること、戻る事は とても大事なことなのですね。ヘブライ語で aliyah とあ ります。その意味は "ascent",,より高みへ上がれるということでしょうか。 ですが、今ユダヤ人が虐げられ、苦しむことが それほど無くなってきた現状で は、却って イスラエルの政治の不安定さ、中東和平の頓挫からくる政治的緊張、 硬直化した宗教界の動きなど 。。。どうも永住する気にはなれない という人が多 いようです。 だから、最大のユダヤ人コミュニティーを形成(ユダヤ人1300万人の約半分)する 北アメリカの人たちも、 aliyah を体験(トイウカナ??)させるのに、子供たちを1年ほ ど イスラエルに送り出す事はあっても、永住させる気はないようです。

しかし、移民の国 イスラエルへの移住が減り続けるということは、いずれ国が されに分極化し、不安定になるとのこと。いまですら、イスラエル生まれが60 %ということですから。 ここのあたり、 よくは わかりませんでしたが。。。 今 中東に敵対する 高圧的姿勢が より先鋭化するということでしょうか。。。 ということは、和平が望み薄 ということ??? 移民というのは、やはり 国を再生するというか、活性化させるのに いいことな んでしょうね。

(3) PHILIPPINES / 'Not My Daughters' (p.38-39) 
For generations, Philippine law has shielded rappists from efforts to bring them to justice. Women's rights activists are vowing to end the abuse.

男性優位社会のフィリピンで、これまで我慢してきたレイプを許すまい。。。反レ イプ法案の制定に向けて女性たちが立ち上がっているとの内容。 タイトルは、記事の最後を見れば分かるのですが、これまで女性たちは苦しみ、 泣かされてきた、、、が、娘たちには そういう思いはさせるまい。。。という意味が 込められているようです。

p.39では 東アジア各国の現状なども報告されているようですが、日本も 確かに 遅れています。夫によるものは レイプとは規定されてませんから。つまり 今回 のフィリピンの法案のポイントの一つは marital rape も犯罪と認めるか否かに あるとのこと。オーストラリアは レイプに厳しく、香港もイギリス法の先例にな らって起訴に持ち込むことは できるようです。ですが、ほとんどの国では marital rapeは 罪ではない。

ですから、このフィリピンのこの法案が国会で可決されれば 他の国々への影響 は大ということ。仮にこの条項が落とされても、アジア各国の闘う女性たちの励 みに なりうるということです。 さて、日本は? マッチョ社会じゃないから、あまり関係ないのかな。レイプよりセ ックレスの方が離婚の理由になるようです。(^^;)

(4) SPAIN / Fed Up With the Terrorists (p.46) 
Repression didn't stop ETA - but its own cruelty might

スペインより、バスク地方の分離独立を目指す過激派ETA。。。その残虐なテロ行 為に 国民、バスク人も反発、完全に孤立化しているということです。

決定的な分岐点となったのが、7月10日の事件。ETAメンバーの移送を求め て 若い議員を誘拐。期限がきれ、要求がかなわないとなると、頭に2発の銃弾 を撃ち込み 解放、国民の祈りも空しく、発見されて12時間後には 亡くなった という、陰惨なるものです。 これにより、バスク地方一の町Bilbaoに、50万の市民、スペインの全バスク人 の1/4が、マドリードでは 150万人が抗議に繰り出したとのこと。

ETAの活動は 1968年以来、スペインよりの完全独立を求めるもの。しかし そのテロ行為により 今までで800人が亡くなっているようです。 1980年以来、スペイン政府もバスク地方の4州などに 相当な自治権を認めてい るとのこと、が一方では ETAの残虐な事件が絶えないことで、民意は完全に 離れてしまったということですね。

532日間も地下牢に幽閉されていた若者の話もあり、ホント 陰惨です。

(5) RELIGION / Sex, Morality and the Protestant Minister (p.56) 
What sexual standards should the clergy obey ?

宗教の話。 カトリックの牧師さんと違い、プロテスタントの牧師は結婚できるの でしたね。イエス・キリストは Adultery is sin. 姦淫は罪である。。デシタッケ? また離婚に ついても厳しく、新たに別の人と結ばれるのは 姦淫を同様と厳しく 諌めていた ようです。

ですが、実際の牧師さんたちは それほど イエスの教えに忠実では なくなって きたのかな。(^^;)離婚の割合は一般人と同じくらいに上昇してきているとのこ とです。いくつかの調査では 約30%のプロテスタント牧師が妻以外の女性と 性的関係をもったということです。

でこの夏 3つのプロテスタント教会より 牧師のsexual standards に関する問 題を取り上げたようです。いずれも 結婚への忠誠と独身者の純潔(トハ言わないで すよね^^;。。まあ、イイヤ) を求めるもの。これは もともとは 主に同性愛の牧師を 念頭に問題として取り上げられたのかな。というのは、この3つの宗派、いずれ にも 同性と生活を共にしている牧師がおり、彼らは その関係を異性との結婚よ りも より精神的なものであり、性的なものでないと考えているようです。しか し、この新たな規定ができたことで、つまり牧師の私生活をも厳しく律するもの が できたことで、gay のみならず、普通の結婚生活を送ってる牧師にも 当ては まるということです。

後半では いかに牧師たち、妻以外の女性との関係を楽しんでいるか(^^;) 書か れておりますが、まあ 当然ですか。聖職者といえども、普通の人間。 が、昔と違 い それにより 仕事を失う率は たったの6%、 ほぼ1/3は たいした影響を受け てないと ありますから、これは オモシロクナイ!!

最後あたりで、政治 そのほかで指導者たちにadulteryが寛容になってきている 時代にあって、より高い基準を設けることに 各宗派は 躊躇している。。。とあり ますが。。?? えっ?? だって、不倫問題って、今 アメリカは神経質になってませんか。 離婚は まあ いいとしても ... どうも、自分らには 甘いんじゃないの、、というのが、感想でした。

P.S. 昨日書類の整理してて、Newsweekの契約 12月までということ判明。 あと、5ヶ月ばかりです。次は継続しないかもしれないから、 大事に読まないと もったいないですね。(^^;)

Greeny


Greenyさん、こんにちは。

今週のNEWSWEEKも面白そうですね。ぱらぱらとめくったら、GreenyさんがBest Fiveにあげている5つの記事はいずれも面白そうでした。しかし私は今日よう やく3つの記事を読んだばかり。今日はこれから忙しく、多分TIME/NEWSWEEKを 読む時間はあまりない。それにTIMEはまだ着いていません。明日少しはゆっく り出来そうですから、まとめてUPします。私が今まで読んだ3つの記事は次の 通り。しかしBest Fiveに入るかどうかは分かりません。1つも入らなかったり して。 (^^;

1. A Partnership of Pariahs (p.41) 
2. Fed Up With the Terrorists (p.46) 
3. A Death Spiral?(p.48-49)

どうやらHP作成のめどがついたので、これからはますますTIME/Newsweekを熱 心に読まなくてはいけません。(^o^;

YUKI


Greenyさん、こんにちは。

どうにかNewsweekをざっと読むことが出来ました。どうやら今週はGreenyさん の選択と大体重なりそうです。

>>(1) THE MILLENNIUM NOTEBOOK  
>>Stick 'Em Up ? Bit Anymore. Now It's Crime by Keyboard. (p.12)

>>将来、2000年になれば 銀行もデジタル化し、お金の取り引きも online で行われれ 
>>ば、 犯罪も それと共に増えるということ。money laundering も簡単にできる 
>>し、ちょっとした才覚があれば キーボード使うだけで、一儲けできるかもしれ 
>>ない。国の重要なガス、石油、電気の動きに多大な影響をあたえることもできるか 
>>もしれない。

これは私は今でもこわい。個人のデータが簡単に盗まれるのはもちろんです。 クレジットカードの番号とか、各種のPass Wordとか現在でも管理する番号・ 数字が多いので整理しきれない。 (^^;

大分前にThe Timesで読んだ記事にアイルランド最初のInternet犯罪者が捕ま ったというのがありました。多分ここにはUPしなかったと思いますが、犯人は 10代前半の少年で父親のPCでInternet Surfingをやっているときに、たまたま 行ったHPで買い物をした。接続先はチョコレートかクッキーの会社だったので すが、クレジットカードの番号はでたらめに入れておいた。するとチリかどこ かの会社のクレジットカード番号だったようで、その少年のもとにはどっさり とお菓子が送られてきた。少年と仲間たちは大喜びで、両親には隠して食べて いたようですが、やがて発覚したという内容だったと思います。

楽しいような、しかし考えれば恐ろしいような。なにしろアイルランド、アメ リカ、チリ3国をまたにかけた犯罪が、少年でも簡単に出来てしまう。この Newsweekの記事でも中程には幽霊海賊の話がでています。こんなことが実際に あり得るのですね。ほとほと感心しました。やはり少額買い物専用のクレジッ トなどで自衛策を考えないといけないかもしれません。体臭とかDNAで自己認 識を行ってもらうまでにはまだまだでしょうから。

>>(2) ISRAEL / Wanted : New Citizens 
>>Immigration to the Jewish state is on the decline (p.37)  
>> 
>>副題からも わかるように、イスラエルへのユダヤ人の移住がこの5年間 減少の 
>>一途を辿っているとのこと。ピークは1990〜1995。 旧ソ連から50万人が流入し 
>>てきたのが最後のようです。

>>しかし、移民の国 イスラエルへの移住が減り続けるということは、いずれ国が  
>>されに分極化し、不安定になるとのこと。いまですら、イスラエル生まれが60 
>>%ということですから。 
>>ここのあたり、 よくは わかりませんでしたが。。。

ここは正統派のユダヤ教徒が増え続けると言うことでしょうね。宗教的保守派 の彼らは今でもかなりの勢力を保っているのは、連立政権を組んでいることで も分かりますが、彼らは出生率が高いという記述があったようです。だから海 外からの移住が増えなければ、穏健派の比率は相対的に低くなる。しかし海外 のユダヤ人たちで、迫害を受けたりしているユダヤ人たちはかなりの数がイス ラエルに渡った。だから各地のユダヤ人コミュニティーは昔の面影はない。例 外は世界のユダヤ人のほぼ半数を占めるアメリカですが、彼らはここでは自分 たちの能力・実力を発揮しているから、特別にイスラエルという国も必要では ないのでしょう。「さまよえるユダヤ人」のイメージもやがてなくなるような気 がしてきました。

今年はドレフェス事件をきっかけに、最初のシオニスト会議が開かれて100 年。イスラエル国家建設をへて彼らにとって、乳と蜜の地、パレスチナも、平 和はまだ遠く、希望の土地でないのかもしれません。

>>(3) PHILIPPINES / 'Not My Daughters' (p.38-39) 
>>For generations, Philippine law has shielded rappists from efforts to  
>>bring them to justice. Women's rights activists are vowing to end the  
>>abuse. 
>> 
>>男性優位社会のフィリピンで、これまで我慢してきたレイプを許すまい。。。反レ 
>>イプ法案の制定に向けて女性たちが立ち上がっているとの内容。 
>>タイトルは、記事の最後を見れば分かるのですが、これまで女性たちは苦しみ、 
>>泣かされてきた、、、が、娘たちには そういう思いはさせるまい。。。という意味が 
>>込められているようです。

フィリッピンでは女性の社会的地位がかなり低い。法制度もかつての宗主国ス ペインの影響もあって、かなり時代遅れのような感じです。Rapeと認定される ためには、被害者の側にも資格が必要らしい。 (^^;

>>(4) SPAIN / Fed Up With the Terrorists (p.46) 
>>Repression didn't stop ETA - but its own cruelty might  
>> 
>>スペインより、バスク地方の分離独立を目指す過激派ETA。。。その残虐なテロ行 
>>為に 国民、バスク人も反発、完全に孤立化しているということです。

この事件ヨーロッパでは連日の大騒ぎでした。記事でもあるように、国王を含 め平和を求める中に、報復を求める声も強いでしょう。北アイルランドもそう ですが、Herri Batasuna voters are beginning to realize they havecreated a monster. Only madmen can go on supporting them now. 最初はバスク人たちの支持を得て、やがては暴走してしまった組織。しかしこ うした悲劇を繰り返したからといって、そして人々の反発が一時的に高まった からといって、簡単に紛争が治まるとはとても思えない。

>>(5) RELIGION / Sex, Morality and the Protestant Minister (p.56) 
>>What sexual standards should the clergy obey ?

どうも欧米では聖職者の性的スキャンダルが日常茶飯事に起こっているような 感じです。 (^^; 目立つのだろうとは思いますが、それにしても多すぎ る。今朝もThe Timesには2つ関係記事がありました。私はHPの関係もあって、 時事英語にはあまり関係のない記事を読もうと思っています。The Timesの World欄はスキャンダルの宝庫で、ここに載っていてまずは日本に紹介されな いのを熱心に読もうと思っています。別に不真面目とも思えませんが、なぜ日 本の新聞はこんなのを載せないのだろう。世界に対する関心が高まると思うの だけれども。

というわけで、Best Fiveは今週は、Greenyさんとみんな同じでした。(^o^;  と書こうとしたのですが、それではあまり面白くありませんから、他に私が読 んで面白かった記事の感想を書いておきます。

1. Don't Hold Your Breath (p.4) 
地球温暖化など、環境問題はいろいろな警告を与えています。最近の気象を見 ても少しおかしいということがよくありますが、ただ正確なところは、よく分 からない。Computerのシュミレーション予測がそのまま実現するとは思えない し、かりにそうした予測の方向に進むとしても人間の方も徐々に対策を考えて いくでしょうから、最終的な結果は違ってくるでしょう。同じ現象を観察して いても、意見はいろいろ違うようですが、やはり世界各地で異常気象が目立つ 感じがします。しかし平均とか平凡とかいうことは統計学とか法則の中にしか ないとすれば、これもそんなに変わったことではない?

2. A Partnership of Pariahs (p.41) 
北朝鮮と台湾の奇妙な結びつき。世界から疎外されている両国には、お互いに 奇妙な連帯感があるのかもしれません。面白い文章でした。

3. A Death Spiral? (p.48-49) 
死の道を歩み始めたApple? (^_^;) このページのグラフを見る限り、たしか にこれじゃ企業としては成り立たないでしょうね。Amelio会長も、この時期 にあって経営に苦労していると思ったら、個人専用のジェット機やら執務室を さらにup-gradeすることを考えていたようです。経営陣に復帰した、Steve Jobsたちの会話にはついていけなかったようですから、解任劇のすべてが Amelioの個人的問題の生だとは思えませんが、それにしてもアメリカの経営陣 の経営感覚はこんなもんでしょうか。会社を渡り歩く経営者の中には、あまり 使命感はないのかもしれませんね。

Jobsのかつての解任と今回の復帰劇をメロドラマと表しています。たしかに Hollywoodに一番ふさわしいコンピューター会社はAppleかもしれません。はら はらどきどきしますから。いつでもAppleはこうだった。今こそカリスマを持 ち、ビジョンを持った、しかもAppleの将来性を強く確信している指導者が必 要なようです。記事ではJobsが現段階では一番ふさわしいようですが、彼につ いては風当たりも強いでしょう。Appleもこんなごたごた以外で話題になって くれるとうれしいのですが。

4. Cultivating Qi(p.62-63) 
中国のQigongが大人気という記事です。これはどの辞書にも載っていませんが 気功のことですね。太極拳やら、鍼などの話もでてきます。漢方薬を含め東洋 医学の見直しが高まっている感じです。あたりまえのことを言っている感じも しましたが、AIDSも含め西洋医学では直せない難病に効き目があるというのは 面白かった。いろんな研究結果も、その効用を認めているようです。

今週は私の場合、Best FiveではなくBest Nineとしておきます。 (^^;

>>P.S. 昨日書類の整理してて、Newsweekの契約 12月までということ判明。 >> あと、5ヶ月ばかりです。次は継続しないかもしれないから、 >>大事に読まないと もったいないですね。(^^;)

そんなこと言わずに、是非継続をお願いします。(^o^; 

TIMEはほとんど読んでいませんが、読みたい記事は少なかったから、今日中に My BestをUP出来るかもしれません。

YUKI



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