Newsweek June 16 Best 5 + 5


みなさん、こんにちは。

Newsweek June 16より私が面白いと思った記事です。このごろニュースに飽き たのか、戦争やもめごとなどにいやになったのか、まずはあまり政治色のない ものや解説記事の中から選んでみました。

1. From Good Reads to Hot Books(p.50-52)
ヨーロッパの読書事情というか、ベストセラー事情です。見出し部分にWhat makes a European best seller? It's the crash of class and crass.とあり ます。面白い表現ですが、good book=class, hot books=crassというイメージ がやはりあるのでしょうか。

プロバスケットボール・スターのDennis Rodmanの自伝と映画The English Patientの原作、Michael Ondaatjeの小説がポーランドでよく売れているよう ですが、ヨーロッパ全体でアメリカのベストセラーは人気があるようです。ア メリカの大衆文化がCoca-Colaと同じように、地球的現象になったとあります が、これは何も最近に限ったことではないと思うのですが。しかしある組織が 世界のベストセラーを選んだとき、上位6位に入った本のうち5冊までがアメリ カの本だとか。いろんな本の解説もあって楽しいのですが、各国のベストセラ ーから民族性を垣間みている後半部も面白いです。アメリカではあまり有名で はない作家が、海外で有名で、まず外国で最初に出版するというのも今では珍 しくないですか。韓国はちらっと出てきますが、日本の名前は出てきません。 しかしヘンリーミラーもアメリカでよりも、日本で認められた作家だったと思 いますが。アメリカはあまり純文学(これは不思議な表現ですが)は、売れない のでしょうか。

フランスはサルトル、マルロー以来あまり偉大な作家が出ていないと言うこと ですが、古いですね。イギリスもアイルランドとスコットランドでは、文学ル ネッサンスという表現をしていますから元気があるのでしょうが、イングラン ドは寂しい。ドイツは相変わらず、まじめですか。概してヨーロッパの方に読 書の習慣があるようです。

2. Seek and Ye Shall Find (p.58-59)
「求めよ、さらば見つからん」もちろん聖書の有名な言葉のもじりです。旧約 聖書、特にトラと呼ばれる最初の5つの書物に人類の未来が書かれているとい う本が最近出たようです。昔からよくある種類の本ですので、あまり珍しくも ありませんが、今度は聖書の文字そのものから、それを求めようというわけで す。そうすると、ラビン暗殺も、ケネディ暗殺もヒットラーもライト兄弟もエ ジソンもとにかく何でも予言されていたということのようです。もともと聖書 は神が1言1句そのままの形で授けた、しかもトラはモーゼが自らの手で書き記 したという前提があるのでしょうが、私はこの辺がどうも分からない。詳しい ことは忘れましたがモ−ゼ五書は最初に書かれたときの言葉は、ヘブライ語で したか。後半の方がアラム語とか、ギリシヤ語とかは覚えているのですが。そ れに編集したのユダヤ人が南北朝に分かれて、民族の危機に瀕したときでしょ う。もちろん編集の時も多分合計で1000年にわたっている。しかもイザヤ書み たいに、明らかに作者が違うのもある。

批判者は電話帳に神が宿っていると信じている人ならば、電話帳に人類の予言 がされている、と皮肉っているようですが。しかし古代のヘブライ語は母音が なかったと思います。だから、正確な発音は表現できない。例えばJehovahも YHWHという表記に母音を入れて、読んだものですが、現在では間違いとされて いるようです。子音だけだったら、同じ綴りでどうでも解釈出来るのじゃない かと思うのですが。現代ヘブライ語はどうなっているのか知りません。

3. Interview (p.60)
ペルー事件の主役、青木大使です。「日本政府ではなく、世論のスケープゴー トにされた」といっている、青木氏ですが、私は今でもよく分かりません。私 はこのインタビューは、事件解決の日の昼頃放映されたのを、前半だけは見て いた。だから、タバコ云々もテレビで見ているのですが、なぜあれが態度がで かい、生意気になるのか、わかりません。 (^^;  人質だったから、最初 と最後を除いて比較的平穏だったとはいえ、ストレスは高まっていたわけでし ょう。後半では問題発言もあったとか読みましたが、タバコの件に関してだけ はどうも同情したくなる。私には疲れ切った表情が印象的だったし、よくイン タビューできるなと思ったくらいです。

4. Please Do Not Disturb(p.36)
Robert J. Samuelsonのフランス総選挙評です。今度の選挙では保守派が勝利 したということで、これはなんら不思議はないと言うことです。彼に言わせれ ば、現状を改革しようとするものは、右翼であれ左翼であれ、改革派なので す。だから、シラク大統領側が改革派、左翼連合が保守派になります。 (^ ^; Economistの解説にも通じるような。国民は個々人の利益には関心はある が、イデオロギーとか政策とかにはあまり関心はない。現状に比較的満足して いるから、本気で改革に取り組もうとする政権は気に入らない。先進国共通の 傾向のようですし、最後にもふれていますが日本を含めて、高齢化社会の到来 に向けて、これじゃ本当の改革は出来ない? 面白い見方です。

5. Ban the Butts? (p.38-39)
イギリスがタバコ好きの保守党から、嫌煙派の労働党に政権が移ったおかげ で、ヨーロッパのタバコ事情が大分変わるようです。ヨーロッパのタバコ反対 派の会議が去年10月ヘルシンキで開かれたとき、みんなBlairの勝利を祈って いたというのは面白い。Thacher女史はPhilip Morrisのlobbyistになっている ようです。この結果イギリスが、今までの同盟国(もちろんタバコ政策上の)ド イツから、フランスと組むのは確実。ますまいタバコメーカーは海外販売量を 増やさなくてはいけない。すでにPhilip Morrisは1:3位の割合で、海外販売量 が大きい。あらゆる媒体のタバコのCMを禁じたら、大企業は生き残り中小メー カーはつぶれてしまう。しかしどちらにせよタバコ会社にはつらいようで す。「少しくらいは我々にも自由を残しておいてくれてもいいじゃないか」タ バコのコマーシャルはヨーロッパからはすべて消えるかもしれません。

日本だけは例外のようです。 (^^;

一応時事性の強い記事から。

1. War Games: The Madman Scenario (p.18-19)
朝鮮半島分析です。戦争の可能性は高くないが、亡命者は黄書記をはじめすべ てがその危険性にふれている。今年になってアメリカの要人が相次いで韓国を 訪れているが、誰も戦争の可能性は否定していない。北朝鮮は、失うべきもの が何もないから、よりよい平和条約締結のためにも戦争をしようという北朝鮮 のofficersもいる。西側は、最近の北朝鮮の軍事演習を敵対行為よりも、恐怖 心からのものと解釈している。しかしany given night ruleによれば、優れた 軍隊が必ずしも勝つとは限らないから、米軍は警戒を怠ってはいない。

2. Try, Try Again (p.20-21)
総選挙を機会にようやくアルジェリアの記事が載りました。前回の選挙から 60000人の人が殺された。ほとんど民間人で、女性・子どもの犠牲者が多い。 ここの事件は悲惨な殺し方が多く、それにもかかわらずあまり報道されません でした。前回の選挙で勝ったにも関わらず、非合法化されたFISが、こうした 残虐な行為の責任をおしつけられていたようですが、この記事を読むとちょっ と違うようです。秘密警察がカムフラージュして犯罪を犯している可能性もあ る。

3. Interview (p.22)
Arafatも疲れた表情をしています。大分苦しそうな弁解もしています。

4. Our Country is Dying (p.23)
見出しの表現は少し前にもアルバニアの女性が言っていましたが、今回は Siera Leoneのタクシードライバーの言葉。欧米では関心が高いようで、連日 大きな扱いですThe Timesは先日、自社の記者が殺されかかった記事を載せて いました。

5. death and Shopping (p.37)
IRA内部をスパイしていた人と、テロリストであった2人の人物の本が話題にな っているようです。2人ともIRAからは、裏切り者として烙印を押されています が、特に前者は名前を変え、過去を消し、住居を次から次に変えているようで す。来年にも違う人の本が出るようです。

YUKI


YUKI さん、tonchakuさん こんにちは。

Newsweekで探す記事は TIMEで見れなかったもの、、、が中心になりますので、 どうしても 似てしまうのかしら。 tonchaku さんの書き込みも いつも 楽しませてもらってます。 ありがとうございます。m(_。_)m ただ 最近は どうも 自分の書き込みだけで 疲れてしまってます。

私のFiveです。 ページ順です。

(1) Looking Forward to the Profits in Pampering Pets(p.12)
(2) War Games: The Madman Scenario (p.18-19)
(3) Please Do Not Disturb(p.36)
(4) Ban the Butts? (p.38-39)
(5) Seek and Ye Shall Find (p.58-59)

重なってますでしょ。(^_^;)

来週は さぼらぬように しなくては。。。(^^;)

Greeny



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