Newsweek 97/6/2 Best Five


みなさん、こんにちは。 

Newsweek July 2から私が面白かった記事です。カバーの2000年問題の記事と 空軍中尉Flinnのスキャンダルの大きな記事は部分的に読んだのですが、まだ 詳しく読んでないので外しました。この2つとヨーロッパの労働組合を扱った 記事、インドネシアの記事が大きい記事ですので、これらをみんな外したら、 重要な記事がみんな外れるということになりますが、まあ他の誰かが選んでく れるでしょう。 (^^;

1. Army of an Angry Son (p.30-34)
南米コロンビアの記事です。他の南米諸国が民主化と経済回復をしている中、 相も変わらず混乱が続くコロンビア。しかしここに書かれていることは驚きの 連続です。冒険小説というか、悪漢小説を読んでいるというか。反政府ゲリラ に父と兄を殺されたCarlos Castanoに焦点を当てて書いています。この人自分 の軍隊を作って、ゲリラと戦っているようです。政府は巨額の懸賞金を彼にか けているものの効き目はなし。というより裏で取引をしているような感じです ね。支配地域では絶対権力を握っているでしょうが、彼のような私的軍隊がコ ロンビアのあちこちを支配しているようです。vigilante warlordと言う表現 やparamilitary death squadとか言う表現もあります。マカロニ・ウェスタン か「おれたちに明日はない」の世界ですね。

(2) Kingshasa's New Kings (p.35)
ザイールというか新コンゴ情勢です。やはりまだ疑問は解けません。支配者た ちの中に外国人が多数混じっているのは記事からも分かります。アフリカは少 数民族の坩堝でしょうから、あまり不思議ではないかもしれませんがこのアフ リカの大国が外国の舞台に占領されると言う経過がやはりよく分かりません。 この地方の民族感情は隣国ルワンダのツチ・フツ族の血生臭い対立を見ても分 かるように、複雑なはず。Kabilaの過去も謎のまま。金・ダイヤモンド・ウラ ン・プルトニウムの世界的大産地となれば、欧米諸国がこの国の動向に関心を 持つのはよく分かります。ここはアフリカ一の大国になる可能性を秘めた国で すから。しかし1992年に首相に選ばれながらモブツから拒否されたtshisekedi 派の不満はかなり高いようです。来週の月曜には"ville morte"(dead city) stay at home抗議運動を呼びかけているようです。ここもあまりコロンビアと 変わらない。こちらがひどいかもしれません。

3. The Starving Landscape(p.18)
北朝鮮の環境問題。飢えているのは人間ばかりではなく、北朝鮮の大地そのも ののようです。木は切られ、輪作のために土地はやせ細り、川は汚染され、先 進国の中にはリサイクルという名目のもとにごみを輸出して(捨てて)いる。こ の大地が復活することは、少なくとも次の世代まではないかもしれません。滅 びゆくとは分かっていても、東洋人特有の面子を失うことを恐れて自分の弱点 もさらけ出すことは出来ない。農業の基礎知識も行き渡っておらず、写真で見 る限り民衆の知恵も利用されていない。もともとが北朝鮮は日本と比べれば、 降水量も少なく土地も肥沃ではないと思うのですが。独裁政権のもと少しの金 と引き替えに外国の核汚染物でも何でも、旧鉱山あとに捨てているようです。 ここ数年の洪水で川底には堆積物がたまって浅くなって、その処理も終わって ないようですから平均的雨量でも洪水となるかもしれません。世界に門戸を閉 ざしていると言うだけでは、ここまでは行かないはず。やはり崩壊は確実に迫 っている。

4. Your Next Boss is In Singapore (p.39)
各国の競争力ランキング発表。篠原さんもふれていましたが、日本はこんなも のですか。しかし各分野ごとに日本の名前が出てこないのはやはり寂しい。 Singaporeが一位ですが、タイトルには笑ってしまいました。Newsweekは子ど もの学力テストが発表されたときもこんなタイトルだった。その前には数年前 日本の教育が一番優れている(競争力だったかもしれません)と発表があったと きもこんなcaptionか何かをつけていた。パブロフの犬じゃないけれど、もう 少し気のきいたタイトルをつけれないのだろうか。来年度の競争力発表が楽し みになりました。(^o^;

5. Martina Redux (p.58-59)
若きテニスのプリンセス、Hingis。私はあまりスポーツ記事は読みませんがこ の記事は楽しかった。 (^^;

あとあちこち読みましたが少し気になった記事。

*Interview (p.60)
マレーシアのAIDS事情についてMahathirの長女が語っています。

*Latin Americans Learn How to Help Each Other (p.36)
NewsweekのESSAYです。TIMEのを少しさぼっているから、これをBest Fiveに入 れようと思ったのですが。(^o^;

* Freshman Fizzle(p.38)
Netanyhahuの記事です。

YUKI


YUKI さん、こんにちは。

>Newsweek July 2から私が面白かった記事です。カバーの2000年問題の記事と
>空軍中尉Flinnのスキャンダルの大きな記事は部分的に読んだのですが、まだ
>詳しく読んでないので外しました。この2つとヨーロッパの労働組合を扱った
>記事、インドネシアの記事が大きい記事ですので、これらをみんな外したら、
>重要な記事がみんな外れるということになりますが、まあ他の誰かが選んでく
>れるでしょう。 (^^;

私が選んだNewsweekからの記事 5つは 以下の通り。 どうやら 上でYUKIさんが挙げた4つの内 3つは選んでしまったようです。 Flinnの記事は入れませんでしたが。 tonnchakkuさんのも入れたら、全部カバーできるかな。 ところで、これ 木曜日には 決めてましたからね。(^^;)

YUKIさんと違い、全体 軽く読んで。。。というわけにはいかず、いつも 手抜きしな がら、5つ読むのがやっとなのですが。。。 ところが、最近 不思議。 以前より 少しは 新聞(モチロン家に配達されてくる読売、) 見てると、 フンフン...ナルホド〜と、少し分かる記事増えてきたので、 まあ、うれし い というわけです。(日経は無理。。) ですが、問題は要領悪いのか、読む時間が遅いのか 肝心の新聞の中身が読めて ない。。。のです。これ、何とかしなきゃ いけないようです。(^^;)

(1) INDONESIA/ The Little Guys (p.14-17)
(2) NORTH KOREA/ The Starving Landscape (p.18)
(3) EUROPE
* Tough Test (p.20-22)
* When Unions Go Dutch (p.22)
(4) THE MILLENNIUM/ THE DAY THE WORLD SHUTS DOWN (p.42-49)
(5) SPORTS/ Martina Redux (p.58-59)

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簡単な感想 書いておきます。

(1) INDONESIA/ The Little Guys (p.14-17)
これは、先週TIMEのカバーだったので、気になる記事でした。特に、私がこれに 関するコメントをアップした直後に 暴動のこと 知りましたから。

暴動の主役は 都市部の貧困層なのですね。失うものが何もないから。 10%を占める都市部の中産階級は 今の繁栄を失う危険を犯したくないし、70%にな る地方に住む人々は、村の指導者が党の方針に忠実に従っているから 反乱分子と は ならない。今回の暴動の主役は 都市のスラムに住む貧しい労働者、失業して いる者ということで、他のタイ、フィリピンなどの反政府運動とは違った形であ ったこと、興味おぼえました。タイ、フィリピンなどの暴動は 学生、ビジネス 界の人間、ホワイトカラーなど動員することが出来た。 ふ〜ん、、、同じアジアでも 随分 違うものなんですね。

Megawati Sukarnoputriは今や 反政府運動の象徴的存在となっているようです が、彼女 の父、スカルノ大統領 の功績は あまり大きいものではなかったでし ょうか。建国の父 、、と言われているようですが、スハルト大統領が彼を追い落 とした時には、インドネシアは 荒廃し、最も貧しい国となっていたようですか ら。

でも、皮肉なものです。 中国系移民の助けを得て、経済を立て直した スハル ト。。。この25年で国民所得は15倍と格段に上がったのに、 今の若い世代は 、 いや だからこそ 現状に満足できなくなっている、逆に かつての スカルトの失策は 忘れ、 ヒーローとして 懐かしんでいる。 まあ、大統領の一族、友人たちだけが優遇される不公平な社会、貧富の格差が ま すます開いていく社会に不満を覚えるのも当然でしょうが。

以外だったのが、識字率。 90%は初等教育を受け、読むことができる。 それに、中産階級の下の人たちにとっても、バイク、カラーテレビ、冷蔵庫が当 たり前。 リッチだったんだ〜。

ホントニ、 私は 何もしらないのでした。 一度 東南アジア行ってみなきゃ ダメかな。。(^^;)

(3) EUROPE * Tough Test (p.20-22) 強い労働組合、これも失業問題にあえぐ ヨーロッパの経済問題のひとつのよう です。賃金を引き上げ、他国との競争力をなくしている ということですか。現 在 組合員の占める割合は それほど大きくないようですが、労組が出す方針は非 組合員をも含めた産業界全体に強い影響力があるというわけです。

ドイツ、フランス、スペインなど、ヨーロッパの労組は 伝統的に 政党、社民 党、共産党と 強い結びつきがあるのですね。よって、この戦後最悪の失業率の悪 い時に 各政党とも 何ら斬新な経済政策をうちだせずにいるとの批判もあるよう です。

イギリスのブレア首相のように、他の国、うまく労組と距離おくこと 未だ難しい ようですが、 少しずつ労組よりの経営側への歩み寄りの姿勢がでてきたようです。 そりゃそうでしょう、死活問題デスカラネ。 でも、そう簡単には いかないのかな? 篠原さん?

* When Unions Go Dutch (p.22)
ヨーロッパの優等生 オランダ。 他のヨーロッパ諸国の模範となるべき国。。。と言えるのでしょうか。 1989年より社会保障関連費の 給与に占める割合が軒並みダウン。 賃金上昇も、 1987年以来、ドイツ54%、 フランス40% 上昇に対し、オランダは 23%。 輸出もいいようです。 これ すべて、 かつてオランダ最大労組の指導者であった 首相Wim Kokの改革の お陰とのことです。

(4) THE MILLENNIUM/ THE DAY THE WORLD SHUTS DOWN (p.42-49)

Newsweekやらの英語雑誌、一人で眺めていた頃、(読んでたとは言わない ^^;)、 絶対 見なかったトコロ。 コンピューター関連と、サイエンス関連の記事。 まあ、今は みなさんの書き込みのお陰で、 少しは 読むようになttかな〜? というより、興味 でてきたかな。

ここでの、2000年問題、2000年対応問題 。。。記事がエラク 派手な割に 何 のことか はじめは さっぱり わからず。 エエト、 時計のことですね。つくちゃん、篠原さん、YUKIさんのお話と、記事見て、 やっと わかりました。 (デスヨネ??) 私の PCは去年買ったから 多分大丈夫でし ょう。(^^;)

あとは、どうも話が大きすぎて、ピンと来ないのですが、。。。記事 ていねいに読ん でみます。 ただ、2000年になる前に お金できるだけ手元に置いておいた方 がいいのかと、 バカなこと考えてしまいました。(^^;)

Greeny


Greenyさん、こんにちは。

>>私が選んだNewsweekからの記事 5つは 以下の通り。
>>どうやら 上でYUKIさんが挙げた4つの内 3つは選んでしまったようです。
>>Flinnの記事は入れませんでしたが。
>>tonnchakkuさんのも入れたら、全部カバーできるかな。
>>ところで、これ 木曜日には 決めてましたからね。(^^;)

残った2つが同じでしたか。大きな記事をみんな読むのはなかなか大変です。 読み終われば、ほっとするというか満足しますが。私は途中でやめるのも多いの ですが、面白そうなのは最初に見たときに分かります。自分が関心を持ってい る内容であったり、前に調べたことに関係のある記事がほとんどですから。だ から興味ある分野を広げるために、時々意識的にあまり興味のない記事も努力 して読むようにしています。エネルギーが残っていればですが。雑誌はみなさ ん大体そうした読み方をしているのでしょう。大体のBest Fiveを選ぶの は比較的早いというか、記事を読まないうちにだいたい感じます。だから、 Greenyさんが木曜日に決めたのは多分その通りだろうと思います。(^o^;

GreenyさんのBest Fiveの長い記事はGreenyさんの解説で、大体満足しています。

>>(4) THE MILLENNIUM/ THE DAY THE WORLD SHUTS DOWN (p.42-49)
>>
>>Newsweekやらの英語雑誌、一人で眺めていた頃、(読んでたとは言わない ^^;)、
>>絶対 見なかったトコロ。 コンピューター関連と、サイエンス関連の記事。
>>まあ、今は みなさんの書き込みのお陰で、 少しは 読むようになttかな〜?
>>というより、興味 でてきたかな。

私は波がありましたが、この会議室を見つける前はほとんどつんどく状態でし た。眺めるのにも飽きていたかな。熱心に読んだかと思うと、カバーだけちら つと見てはそのままということもありました。しかし熱心に読んでいたときと 比べても、今の方がまじめに読んでいます。もうここに来てから大分なります から、我ながら感心しています。

>>ここでの、2000年問題、2000年対応問題 。。。記事がエラク 派手な割に 何
>>のことか はじめは さっぱり わからず。
>>エエト、 時計のことですね。つくちゃん、篠原さん、YUKIさんのお話と、記事見て、
>>やっと わかりました。 (デスヨネ??) 私の PCは去年買ったから 多分大丈夫でし
>>ょう。(^^;)

はい、私の方も多分大丈夫でしょう。 (^^;  しかし専門家というか、関 係者の方は大変でしょうね。もしかしたら時間が差し迫ってくると、睡眠も十 分にとれない人も出てくるかもしれません。公共のシステムだけはダウンしな いようにと思っていますが、これは素人考えでしょうか。

>>ただ、2000年になる前に お金できるだけ手元に置いておいた方
>>がいいのかと、 バカなこと考えてしまいました。(^^;)

もし銀行等のシステムがダウンしたら、預貯金の記録もすべて失われるのでし ょうか。データの管理はしっかりしていると思いますから、まさかそうはなら ないと思いますが。しかしバグとりというか、プログラムを全部1つ1つ訂正し ていく作業は頭が痛いでしょうね。

YUKI



感想はこちらに・・・YHJ00031@niftyserve.or.jp
Internetの場合は・・・ohto@pluto.dti.ne.jp FONT>



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