NEWSWEEK 97/5/5 BEST FIVE


tonnchakku さん、こんにちは。

>みなさん,こんにちは,今週号のアップ一番乗りでしょうか?

ほんと、早いですね。 (^o^)/

ところで、イギリス総選挙 労働党が地滑り的大勝のようですね。 ブレア党首 43才、今世紀最年少の英国宰相ですか。 この連休は ちょっと イギリス研究でもしてみようかしら。。。(^^;) アハ、新聞をちょっとばかり ていねいに見ようかな。。。という程度ですが。

私が選んだ記事。
(1) Cover Story関係 (p.14-23)
(2) Remembering FDR (p.33)
(3) How Old Is Too Old ? (p.37)
(4) Liberated (p.38-41)
(5) Depressed ? A Natural Mood Booster (p.58-59)

tonnchakkuさんと違っていたのは (2)(4)でした。

>人道的な見地からまずはお隣の国の実情報告.
>次のカバーストリーです.
>1.Days of Hunger
>カバーのキャッチフレーズは次の文,
>North Korea's Famine. A conuntry is starving. Who will help?
>北朝鮮の食料不足の記事です. しかしなかなか北朝鮮自体の報道
>規制があるのでしょうか,食料不足がどこまで進んでるのか実態
>把握が進んでいないようです.
>栄養不良で子供の生長不良がみられるようで,一部の報道では木の
>皮をも食べている人もいるようです.
>(北朝鮮も早く実状を世界に訴えて,必要な援助を受けるべきと
>考えられます.その時は隣の国である日本の役目,重要でしょうね)

このカバーストーリーの内容、ほんとうに悲惨でした。 まるで、あの中国の大躍進の時の3年間で3000万人もの人が飢えで亡くなっ た時のようだと書かれている所ありましたよね。北朝鮮でこの食料不足が深刻に なったのが、1995年の大洪水以降だということですが、何年続くのでしょうか。 北朝鮮では、すべてが共にゆっくりと飢えていっている。socialist famineの一 種とあります。 それでも、援助団体の人たちによれば、こういった悲惨な状況 にもかかわらず 国民の間で統制がとれているように見えると、体制をいまだ信頼 している発言をしている。。。とのこと。 昔、ビアフラの飢えた子供たちの写真集見た記憶あります。飢えの経験なんて全 くないのですが、やはり衝撃でした。 でも、私は、いつも見てるだけの人でしかない。。。

あと、印象に残った記事3つ。
* Rites for an Exotic Tribe (p.19)
今 北朝鮮で起きていることは、単に国民全体が飢餓状態にあること、政治体制 が崩れようとしていることだけでなく、20世紀における夢、途方もない実現す るはずもなかった夢、つまり階級のない共産主義のユートピアがついに消え去ろ うとしていることなのだ。。。カナ。

* Deranged Leader ? (p.21)
Kim John Il may be unpredictable, but he has cleverly dodged reform and extracted funds from the U.S.
この記事が一番不気味でした。Kim John Ilのこと。 彼にとって国民の飢えている状況は心痛むことではでしょうか。 彼は軍 そして党の問題で忙しく、食糧危機の問題に責任がないとの個所がありま す。(^o^;)ただ 中央の統制力が弱るということだけに関心がある。。。ということ ですか。 う〜ん、、、コワイ デス。 彼なら、ほんとに自滅覚悟で戦争仕掛けて来ることも あるのかしら。

* The German Syndrome (p.22)
今の経済的繁栄を謳歌している韓国の人たち、 南北が再び一つになること、それ ほど望んでいないとのこと。

>3.Depressed? A Natural Mood Booster. p58ー59
>薬草(香草)によるうつ病等に効く物質についてです.
>Staint Johnswort という天然香草は副作用も少なく,一般の
>薬剤よりも3倍も効きが良いとのこと.
>しかし薬効成分が何かなど不明の点が薬草の場合多いようです.
>だからいけないというわけでは無いですが,今後薬効成分が何か
>知ることや,本当に副作用が無いか知るための研究が進むようです.

ハーブには アロマテラピー効果とかいうのがあって、リラックスできる におい とか。エヘ、娘の受け売り。今、こういうの、人気ありますよね。神戸にもハーブ園 というのが ありますが、私は においが よくは わかりません。 Parsley, sage, rosemary and thyme...♪♪ スカボローフェア 、好きな曲です。(^^)

このSaint Johnswort..羊のようなある種の動物は、多量にこの薬草を摂取した あと 紫外線にあたると、弱るか死ぬことさえあるとか。気になりますね。 要 は いくら副作用が少ないと言っても 服用量を含めて 医師に相談しながら、、、と いうことなんでしょう。

ところで、ドイツではこの治療法 進んでいるんですね。 抗鬱薬 Prozac の25倍、 1年に300万の処方箋を書く、、、というのにはビックリ。

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tonnchakkuさんの挙げておられない記事 2つ。

* Liberated (p.38-41)
ペルー日本大使公邸占拠、人質事件について。
最後あたり、Fujimori大統領 これで人気挽回、ヒーローとなった。。。とありますが、 どうなんでしょうか。どうも、国民たちは もっと覚めた見方していたような気 がしますが。

* IDEAS/ Remembering FDR (p.33)
Disability activists win a round in a light over presidential public image and memorial politics

アメリカ、ワシントンから。
来週 オープン(開所)する Franklin D.Roosebelt Memorial について、もめて おり ます。そこに、まあまあ。。。と仲裁に入ったクリントン大統領。(^^;)

この記念館には、どうやら 3つのルーズベルトの像が飾られるようです。 ルーズベルトはポリオにかかり、最後の23年間は歩くこともできず、闘病生活を 強いられたのですが、彼は国民には そのことを隠そうとしていたようです。よ って、記念館の中の彫像には車いすはないし、彼が障害を持っていたことには ごく簡単にしか 触れられていないとのこと。

それに反発したのが、disability activists 障害者グループ。 車イスの活動家た ち、抗議に このメモリアルの開所式典を妨害し、逮捕も辞さない計画。 で、ことを穏便に済ませるため、また 彼ら障害者の票が欲しいから?? 、、、クリ ントンが割って入ったというもの。 If FDR "were alive today," Clinton declared, "he would insist on being shown in his wheelchair." それでも満足しない障害者の活動家たち、議会にさらなる圧力をかけるため、ま だ脅しをかけているとのこと。

次の文章 印象に残りました。
During his lifetime, FDR tried to hide the fact that he couldn't walk. But thanks to the relenless pressure of disabled activists, his " splendid deception," as one historian called it, will be unmasked.

さて、ルーズベルト 天国から これを見ていて 何とつぶやいているのでしょう か??(^^;)

Greeny


tonnchakuさん、Greenyさん こんにちは。

今週も面白そうな記事が並んでいますね。私はぱらぱらとめくって読みたいと 思ったのだけでも、10近くありました。しかし全部読むかどうか分かりません から、まずは読んだのを中心にして、私の面白いと思ったBest Fiveをあげと きます。

1. 北朝鮮関係のカバーストリー(p.14-23)
一応カバーは最初に全部読みました。ここに6の記事があるから、いくつかを 選んでもいいのですが。

2. Liberated (p.38-41)
ペルーの日本大使館関連記事。

3. How old Is too old?
いぜん読んだことがあって、佃さんがNY Timesの記事を紹介していました。

以下の記事は面白そうですが、まだ読んでいません。

*50 Years of Cannes(p.46-52)
tonnchakuさん紹介のようにカンヌ映画祭50周年を記念しての記事のようで す。写真をを見ていてもなじみの顔ばかりですので、楽しくなってきますし読 みたいのですが。

*In Living Colors(p.34-36)

*Washed Away(p.27-31)
ノースダコタなどをおそっている洪水の記事です。

*Birthday for the Electron 化学には、苦い思い出もありますが、このへんは私も関心があるところです。

こうしてみると、私のはアメリカ洪水の記事を除いてみなさんと同じです。こ れはまだ読んでいないから、カバーストリー関係の感想を書いておきます。

>>栄養不良で子供の生長不良がみられるようで,一部の報道では木の >>皮をも食べている人もいるようです.

この樹皮の中には有毒物質も含まれているのがあるようですね。胃の病気が発 生している。それに家畜は当然のこととして、種籾も食べ尽くしている可能性 もあります。すでに若木を伐採して、中国にパルプ用に輸出して、穀物と取引 をしている地方もあるようです。さらに大きな洪水のもとになる可能性がある が、もうそこまで考える余裕はない。韓国系アメリカ人は、栄養失調の結果21 世紀に同胞が体力的にも頭脳の発展でも劣るのをおそれて援助をしているよう です。しかし21世紀をになう世代がそれまで生き残れるのかと、疑問を投げか けています。兵士たちもベテランよりも新兵たちが明らかに体力的に貧弱にな っている。飢餓はこの数年の洪水の結果だけではない、体制そのものに由来す るのだと言っています。

>>北朝鮮では、すべてが共にゆっくりと飢えていっている。socialist famineの一 >>種とあります。 それでも、援助団体の人たちによれば、こういった悲惨な状況 >>にもかかわらず 国民の間で統制がとれているように見えると、体制をいまだ信頼 >>している発言をしている。。。とのこと。

>>今 北朝鮮で起きていることは、単に国民全体が飢餓状態にあること、政治体制 >>が崩れようとしていることだけでなく、20世紀における夢、途方もない実現す >>るはずもなかった夢、つまり階級のない共産主義のユートピアがついに消え去ろ >>うとしていることなのだ。。。カナ。

たしかにこのorwell Schellの論文は、北朝鮮の飢餓を単なる自然現象として は見ていないようです。1つのイデオロギーが20世紀に実を結び、その最後に 終焉を迎えようとしているということのようです。やはりロシアでしか花開か なかったことが、社会主義の悲劇だったのかもしれません。Marxの予定したイ ギリスではなく、資本主義の基礎のないロシアで暴力的革命を起こしたこと で、数々の悲劇が生まれた。人間の性質はいくら言葉で飾っても変わるもので はない。観念的に考えても、現実遊離の思想はいつか破綻するのでしょう。た だ社会主義というかUtopiaの理想はいろんな形で、資本主義が取り入れてきて いると思うのですが。

>>* Deranged Leader ? (p.21)
>>Kim John Il may be unpredictable, but he has cleverly dodged reform and
>>extracted funds from the U.S.
>>この記事が一番不気味でした。Kim John Ilのこと。
>>彼にとって国民の飢えている状況は心痛むことではでしょうか。
>>彼は軍 そして党の問題で忙しく、食糧危機の問題に責任がないとの個所がありま
>>す。(^o^;)ただ 中央の統制力が弱るということだけに関心がある。。。ということ
>>ですか。
>>う〜ん、、、コワイ デス。
>>彼なら、ほんとに自滅覚悟で戦争仕掛けて来ることも あるのかしら。

Kim John Ilは身勝手ですね。党務と軍関係の仕事で忙しいから、経済にはタ ッチしないということですか。此の記事の最初で訓練も実際に兵士たちを殴り 合わせたりしているようですし、最近北朝鮮から聞こえてくるスローガンが昔 風のになっています。戦争を仕掛けてくるかもしれないと思わせることが、彼 が握っている唯一の切り札だとしたら。

>>* The German Syndrome (p.22)
>>今の経済的繁栄を謳歌している韓国の人たち、 南北が再び一つになること、それ >>ほど望んでいないとのこと。

早急な統一を望んでいる人は、韓国内ではますます少なくなるでしょうね。経 済学者たちは、統一の暁にも北の住民をなるべく北から移さないで、経済開発 を進めたいようですが。そのためには韓国人が本来北に持っている土地とかの 権利も放棄させることも含めて、なんでもやると言うことのようです。あまり にも格差がありすぎるから、統一したらものすごい混乱が予想される。回復す るのに数十年はかかるでしょうし。

*A Hard Landing (p.20-21)

Greenyさんは書いていませんが、私は此の記事が一番不気味でした。南北朝鮮 の統一を周囲の国はどこも本音では歓迎していない。現状が崩壊するのを何と か防ごうとしているようですが、北の崩壊は確実にやってくる。韓国は統一し たら、当然北の軍事力も引き継ぐ。ミサイルを引き継ぐことを期待している韓 国関係者もいる。南北朝線が統一すれば、東アジアに平和が訪れるはずなの に、そうはならない。大国になった朝鮮の仮想敵国は日本?中国? 中国が統一 朝鮮に攻撃を仕掛けることもありうる。中国・朝鮮の同盟に対してアメリカは どうする? 考えても仕方がありませんが東アジアの三国志はこれからどうなる のか。ヨーロッパみたいに統一した経済圏・文化圏を作れればいいのですが、 朝鮮・中国の日本に対する根強い不信感がいつ敵意に変わるかもしれない現状 では難しいでしょう。この記事はふとそんな悪夢を考えさせました。そうな らないことを祈りましょう。

YUKI



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