Newsweek(3/3) ▼Five▲


みなさん、こんにちは。
今週のNewsweek(3/3)より、記事を5つ選んでみました。

(1) Out of the Shadows (p.18-19)
Jiang Zemin(江沢民)国家主席についてです。 タイトル "Out of the Shadows"は、Mao Zedong、 Deng Xiaopingら偉大なる指導 者の影から出て彼もいよいよ自ら中国の舵取りをしていかなてはならないという ことでしょうか。

江沢民はプロレタリアートとしての経歴を持ちながら、高等教育を受けているのですね。 かつてクリストファー長官の前で "To be or not to be, that is the question"と口に してしまったとのこと、おかしかったです。

Deng Xiaopingとの政策、目指してしているものの違いも書かれていました。法と 秩序により反体制派(民主運動家たち)を押え込み、社会的安定をはかり、経済を推 し進めようとしていること。 Deng氏が活発なシンセンがお好みだったのに対し、江沢 民はZhangjiagang(張家港)がいいようです。シンガポールのように、清潔で法で厳し く規制ガある所がいいわけですね。またDeng氏が "to get rich is glorious"に 対し、江沢民氏は 'spiritual civilization"。 国民に高い倫理観と誇りをもとめ るわけです。だから、smutty romance novels(卑猥なるロマンス小説??)も禁止、メデ ィアもthe new puritanical line(清教徒的自主規制??)が必要のようです。ちょ っと、日本の徳川吉宗もそんなとこ ありませんでしたっけ??(^^;) 。。。ナドナドです。

(2) Farewell to My Hong Kong (p.34-35)
Its last British governor argues that political freedom lies at the heart of the colony's economic success.
BY CHRISTOPHER PATTEN
パッテン総督が香港に対する思いを語っています。 私は、この写真も文章も気に入りました。

(3) CRIME/ 'This Time I Did It' (p.39)
A nightmare comes to life: a notorious ex-convict is charged in a grisly Florida murder

Singleton(69) 自宅で女性を殺して、とうとう逮捕され、町の人たちもほっとし たという話です。警察につかまった時、彼が言ったこと。 「They framed me the first time, but this time I did it."タイトルはここからきているのですね。

彼は凶悪犯だったようです。1979年に殺人と死体遺棄などで、最高の14年の刑の はずが、8年で出てくる。Outraged towns throughout California refused to take him in. とあります。身を寄せた兄(弟?)の家には焼い弾が投げ込まれ、 カー ディーラーからは、町カラ立ち去るようにと5000ドルと飛行機の片道切符を提供したと か。数週間前には自殺を計ったとか。 アメリカ映画では 凶悪犯が野放しにされている話 時々みますが、実状はどうなんで しょうか。この記事だけでは よく わかりませんでしたが。

(4) Who Can We Trust Anymore ? (p.40-42)
アメリカのコカインのほぼ3/4は、メキシコから入ってくるとあります。。 麻薬撲滅のためには メキシコの協力が不可欠。 そのアメリカ側が信頼していた メキシコ側の麻薬対策のトップ Gen.Jesus Gutierrez Rebollo (←イイ ナマエ デスネ ^^;)、42才の元軍人 がメキシコ当局に逮捕されていたというもの。容疑は彼の住 んでいたマンションは麻薬の大物 Carrillo Fuentesの幹部から提供されたものであっ たようです。当然機密情報も流したことでしょう。しかし、このことをメキシコはア メリカ側に2週間もの間知らせなかったというもので、両国の関係もむずかしく なってきているようです。

しかし、メキシコの警官だけでなく、軍部も腐敗しきっているようです。1980年 代、国防大臣が麻薬対策班を作ろうと、嘘発見器を科したところ、"Did you ever receive payments from drug traffickers?",...あまりにも多くの軍人さんた ち 引っかかったので、この話没になったとか。とにかくメキシコの景気があま りにも悪いので、麻薬業者たちにとっては、天国になっているのですね。

(5) HUMANITARIANS/ "We Leave. You Die" (p.45)
Killings and kidnappings are driving NGOs home NGOなどが、いまや武装集団のターゲット、テロの対象になっているという内容。。 かつては赤十字などは それが身の安全を保障してくれたこのが、今は盾にはな ってくれないということですね。安全が保障されない限り、撤退せざるをないと いうことです。

Greeny


Greenyさん、こんにちは。

大体今週のNEWSWEEKを見たので、BEST FIVEをUPしようと思ってNiftyに接続し ましたら、既にGreenyさんのが上がっていました。早いですねーー。私はTIME は、ESSAYが載っていないことを確認したくらいでほとんど読んでおりませ ん。今日これから少しずつ読んで、明日にでも書いてみます。それまで、 Greenyさんのは、見ないことにします。NEWSWEEKは、私のFIVEは既に決まって いましたから、Greenyさんの影響は受けておりませんので。(^o^; たまたま 今週は同じ記事を多く選んだようですね。

今週のNEWSWEEKはDeng Xiaopingとスキャンダラスな記事が、私の目を引きま した。カバー関係では、ゴルバチョフ、キッシンジャー、パッテン総督と豪華 な顔ぶれですね。

>>(1) Out of the Shadows (p.18-19)
>>Jiang Zemin(江沢民)国家主席についてです。

>>江沢民はプロレタリアートとしての経歴を持ちながら、高等教育を受けているのですね。
>>かつてクリストファー長官の前で "To be or not to be, that is the question"と口に
>>してしまったとのこと、おかしかったです。

毛沢東はそういったところが気に入らなかったんでしょうか。Gettysburgの speechも、暗記しているみたいですしね。しかし軍の支持はまだ得ていない。 やはり、権力闘争が激化するのでしょうか。血生臭いことにならなければ、ふ つうの政権闘争としてならまあ当然でしょうが。

>>(3) CRIME/ 'This Time I Did It' (p.39)
>>A nightmare comes to life: a notorious ex-convict is charged in a
>>grisly Florida murder
>>Singleton(69) 自宅で女性を殺して、とうとう逮捕され、町の人たちもほっとし
>>たという話です。警察につかまった時、彼が言ったこと。 「They framed me the
>>first time, but this time I did it."タイトルはここからきているのですね。
私もこの記事は読みました。Best Fiveには最後まで迷ったんですが・・・ しかしこの男、自分の過去の犯罪で改正された法律によって、死刑になるかも しれないとは皮肉です。

>>アメリカ映画では 凶悪犯が野放しにされている話 時々みますが、実状はどうなんで
>>しょうか。この記事だけでは よく わかりませんでしたが。
刑務所が満杯で、すぐ釈放されてしまうという話はよく聞きますね。しかし特 に過去に性犯罪の過去を持つ人は同じ事を繰り返すとかいうことで、地域の監 視もかなりきつくなっているようですが。

>>(4) Who Can We Trust Anymore ? (p.40-42)
>>アメリカのコカインのほぼ3/4は、メキシコから入ってくるとあります。。
>>麻薬撲滅のためには メキシコの協力が不可欠。 そのアメリカ側が信頼していた
>>メキシコ側の麻薬対策のトップ Gen.Jesus Gutierrez Rebollo (←イイ ナマエ デスネ
>>^^;)、42才の元軍人 がメキシコ当局に逮捕されていたというもの。容疑は彼の住
>>んでいたマンションは麻薬の大物 Carrillo Fuentesの幹部から提供されたものであっ
>>たようです。当然機密情報も流したことでしょう。しかし、このことをメキシコはア
>>メリカ側に2週間もの間知らせなかったというもので、両国の関係もむずかしく
>>なってきているようです。
これは私も興味深かったです。

>>しかし、メキシコの警官だけでなく、軍部も腐敗しきっているようです。1980年
>>代、国防大臣が麻薬対策班を作ろうと、嘘発見器を科したところ、"Did you ever
>>receive payments from drug traffickers?",...あまりにも多くの軍人さんた
>>ち 引っかかったので、この話没になったとか。
この人、かなり汚職に関してはクリーンということで選ばれたみたいですし、 アメリカのパートナーも自己と経歴が似通っているということで少しは気を許 していたとありますしね。そしてアメリカへの情報提供者のリストも当然わた ったはずですから、アメリカとしてはなお腹立たしい。p.43のコラムにもあり ますように、もう段階的な改革をやったとしても、効き目はないということで すか。メキシコもここまでひどかったとは知りませんでした。政敵を大統領の 実兄が殺したり、麻薬王の実力を見ていると、国というよりは組織犯罪集団の ような・・・(^^; しかし、この人41才ということですが、なかなか迫力あ りますね。(^o^;

>>(5) HUMANITARIANS/ "We Leave. You Die" (p.45)
>>Killings and kidnappings are driving NGOs home
>>NGOなどが、いまや武装集団のターゲット、テロの対象になっているという内容。。
>>かつては赤十字などは それが身の安全を保障してくれたこのが、今は盾にはな
>>ってくれないということですね。安全が保障されない限り、撤退せざるをないと
>>いうことです。

前半の部分を読んでいたときはタイトルのWeはゲリラで、youはUNHCRなどの捕 虜と思っていました。違っていました。赤十字関係者が、紛争地域からは引き 上げるということなんですね。あとは仲間同士で殺しあいでも何でもやってく れということでしょうか。すくなくとも世界共通の価値観の基準が緩んできて いるという事でしょうね。In many war zones these days, the fighting seems to be less about any unifying ideology than it is about raw power.ですか。もう思想とか理念とかで自己の正当化を図るという事さえもし なくなっているんですね。武力を持った集団が、ただ権力ほしさに闘争を繰り 広げているし、彼らには他者との連帯を求める考えも最初からないのでしょ う。だとすれば自分たち以外はすべて敵になってしまう。

私のBest Fiveです。

(1) Deng Xiaopingのカバー記事
(2)Kissingerの記事(p.28-33) (1)の中に入るべきですが、これはまだ読んで おらず、少しいい加減ですが、じっくり読んでみたいという事で、入れておき ます。Greenyさん、読んで見ませんか。(^o^;

 

(3)2000年のコラム(p.10B) 今度はプログラムの問題ではなく、将来のといっ てもあと数年ですが、2000年までに一般化する、新しくたてられるハイテク住 宅がどうなるかを書いています。

(4)メキシコの麻薬取締責任者逮捕の記事(p.40-43) P.43のコラムも結構興味 を持てました。

(5) 書評(p.52-53)
Mia FarrowのWhat Falls Awayと、Kathryn Harrisonの近く発行予定のThe Kissという本についての記事です。どちらも、美少女殺人事件とつながるアメ リカ社会の一面なのでしょう。Farrowは、数年前のWoody Allenとの騒動があ るまでは知りませんでしたし、Kathy Harrisonは全然知りません。Farrowに は、経歴と考え方に興味を覚えましたし、Kathyの記事はまたKiss Wasn't Just a Kissというカサブランカの歌をもじったのが出てきたので読んでしま いました。

こうみるとGreenyさんと合っていたのは、1と4の2つだけですね。しかし DenXiaoping関連の記事を結構じっくり読みましたので、もっと多いという感 じです。

YUKI


YUKI さん、こんにちは。

>大体今週のNEWSWEEKを見たので、BEST FIVEをUPしようと思ってNiftyに接続し >ましたら、既にGreenyさんのが上がっていました。早いですねーー。私はTIME >は、ESSAYが載っていないことを確認したくらいでほとんど読んでおりませ

早いでしょう〜!! 手抜きしましたから。(^^;)
金、土と仕事なく、時間あったのもありますけど。私は昔からレポート類出すの早い のです。とにかく宿題抱え込んで、じっくり取り組むのは苦手で、やっつけ仕事。 ひたすら 飛ばし読みするだけですから。 エヘ...でも 終わったあとは爽快です。 YUKIさんが フォローしてくれるので、助かります。 m(_。_)m

>今週のNEWSWEEKはDeng Xiaopingとスキャンダラスな記事が、私の目を引きま
>した。カバー関係では、ゴルバチョフ、キッシンジャー、パッテン総督と豪華
>な顔ぶれですね。
有名人ばかりで、うわー!!てな感じですね。 実はキッシンジャーの投稿記事あるの気付いていませんでした。 p。28ー33 6ページは長いけど、これから読んでみます。 前にキッシンジャーの文章では苦労したし。。。(^^;)

>>>(3) CRIME/ 'This Time I Did It' (p.39)
>私もこの記事は読みました。Best Fiveには最後まで迷ったんですが・・・
>しかしこの男、自分の過去の犯罪で改正された法律によって、死刑になるかも
>しれないとは皮肉です。

1979年の時点で一番重い刑が14年とは びっくりでした。 当時はフロリダはよっぽど平和な州だったのかも。(^^;) アメリカで死刑が復活したのが1976年だそうです。どこの州かわかりませんが。 凶悪犯が簡単に出れる制度もどうかと思いますが、14年から死刑とは 随分 ギャップを感じます。もっとも、これも詳しいことは わかりませんが。

>>>(4) Who Can We Trust Anymore ? (p.40-42)
>(^^; しかし、この人41才ということですが、なかなか迫力あ
>りますね。(^o^;
アハ。。。年齢に気付きませんでした。 今日、テレビでも彼のこと見ましたけど、確かにね、、、、上の写真のクリントン、 50才で したっけ。(^^;)

Greeny


こんにちは。

YUKIさんが Best Fiveに挙げられていた Kissinger の記事 The Philisopher and the Pragmatist (p.28-33) 細かい点は別にして、見ました。

おもしろかったです。(^^) 中国の偉大なる指導者たち、毛沢東、 周恩来、 そしてDeng Xiaopingの人物像、ビ ジョンなどがキッシンジャーの目を通して描かれていて。 毛沢東の哲学者然とした態 度、たとえ話を使ってのもってまわった言い方のくだりもいいのですが、何より も、p。32あたり(左段の2par〜)に書かれていたスマートな対応の周恩来に慣れて いたキッシンジャーたちが Deng Xiaoping のエネルギッシュで話に遊びも何も ない実務的なスタイルにとまどっていた様子、おかしかった。

あと、今回のDeng Xiaoping特集読んでいて 新たに知ったというか、疑問に思っ たことは Deng氏の天安門事件における彼の対応と、文化大革命のこと。私の理 解が足りない面あるかもしれませんが、文化大革命でパージされたこと、子ども たちが自殺に追い込まれたり、障害者になってしまったことなども、彼が何より も社会の安定を優先した原因のひとつに書かれていたような気ガしました。とい うことは、あの文化大革命の悪夢から解き放たれた世代になれば、中国も変わる のかな。。。などと ばかなこと考えてしまいました。でも、ほんとに あの文化大 革命って何なのでしょうか。

Greeny


Greenyさん、こんにちは。

>>YUKIさんが Best Fiveに挙げられていた
>>Kissinger の記事 The Philisopher and the Pragmatist (p.28-33)
>>細かい点は別にして、見ました。

分からないところをUPする予定でしたが、私も細かいところを抜きにして感想 を書きます。

>>あと、今回のDeng Xiaoping特集読んでいて 新たに知ったというか、疑問に思っ
>>たことは Deng氏の天安門事件における彼の対応と、文化大革命のこと。私の理
>>解が足りない面あるかもしれませんが、文化大革命でパージされたこと、子ども
>>たちが自殺に追い込まれたり、障害者になってしまったことなども、彼が何より
>>も社会の安定を優先した原因のひとつに書かれていたような気ガしました。

Dengの最大優先課題は経済的に豊かに国を作ることと、安定した社会を作る ことだったようですね。文革とか、何回かのパージ(挫折というような生やさ しいものではないでしょう。命がかかっていたはずですから) の経験を通し て、不安定な社会への恐怖は骨の髄にまでしみこんでいたのでしょう。今週号 のTIME/NEWSWEEKのどこかで読みましたが、文革の時弟も死んでいるようで す。過去の悪夢を繰り返してはならない、「この国でと、安定が失われたら何 十年もかかる」(p.33)が、彼の本心だったのでしょう。天安門事件で中国を再 び動乱の社会にしてはならない、こんな気持ちだったのでしょうか。思想は別 にして中国のスケールの大きさが、感じられます。

あと、 いちおうとりとめもなく私の感想を書いていきます。

毛沢東とDengを中心に書いてありますが、Dengにとってはやはり毛沢東は偉 大な存在だったのですね。実務家Dengには現実をしっかり把握して、その改革 を押し進める能力はある。しかし独自の思想はない。どういったVisionを示す かは、出来なかった。金持ちになる、豊かになる、それに邁進することは出来 てもその支えになるバックボーンはやはり自分が信じてきたもの、毛沢東の思 想に頼るしかなかったのでしょう。

毛沢東という人物は、やはりすごさを感じさせます。ニクソン(あまり詳しく は書いてませんが)にせよ、キッシンジャーにせよ、格が違うような感じを受 けました。キッシンジャー自身がこんな事を感じているのでしょうか。周恩来 を初めとする周囲のものが、彼を神格視していたのですね。いわば建国者です が、それをいえば同世代の人物は周恩来を含めほとんどがそうでしょう。いつ からこうした事態になったのでしょうか。それとも少しばかり暗示しています が、そのふりをしていただけなのか。

人間の弱さとずるさを理解し、それを利用したかんのある毛沢東ですが、現実 感覚はさすがになかなかのものです。国内向けには共産主義のイデオロギーを 強調しながら、彼の頭にあったのは徹底した現実主義です。彼がキッシンジャ ーと外交問題を語るときの率直さは、台湾問題にしろベトナムにしろイデオロ ギーを離れています。「西側諸国では保守系の政治指導者しか信じていなかっ た。左翼は感傷的で、非現実的で、ソ連の力に対して(チェコ事件でしょう)無 力だ」と、言い切るときの毛沢東。古いの中国社会を根絶するためにどんな犠 牲を払ってでもやり抜こうとした毛沢東。「ソビエトが数発の原爆を中国に落 として、30歳以上の中国人を皆殺しにしてくれれば、我々の問題は解決するの だが」と、冗談にせよ言った毛沢東。数千万単位の餓死者がでようが、「反革 命派」がどれだけ死のうがかまわなかった毛沢東。この巨大なニヒリストの中 で、Dengたちも運命を翻弄され、そしてその思想を引きずったままだったよう な感じがしました。新しい世代は毛沢東を克服できるのでしょうか。

Dengは、自分の弱点も知っていたから、現実を直視することが出来たのでしょ うか。「現実こそが我らの師」と言い切り、「私は保守派でもなければ改革派 でもない。私は事実から真実を求めるのだ」といったDeng。かれもまた毛沢東 とは違った意味で率直ですね。中国の貧しさ・後進性を率直に認め、先進諸国 からなんでも取り入れようとした人物。キッシンジャーが中国は2020年までに は中国は超大国になると言ったのに対し、解決しなくてはならぬ問題がたくさ んあるから、2050年までは無理だと言ったDeng. しかし毛沢東以上に愛国者 で、香港・台湾などの領土問題では絶対譲歩しようとしない。中国留学生を大 量に外国に出しても、彼らは西洋の文化から毒されないと言い切る自信。なか なかのものです。

>>とい
>>うことは、あの文化大革命の悪夢から解き放たれた世代になれば、中国も変わる
>>のかな。。。などと ばかなこと考えてしまいました。でも、ほんとに あの文化大
>>革命って何なのでしょうか。

大事な点だと思います。紅衛兵世代も多分何らかの形で、影響を受けているで しょうから、そうだとすればまだかなり時間がかかりますね。法律に支配され ない国家では、かくも強烈な個性を持った個性が生まれるのでしょうか。周り のものにはたまったものではないと言う気もします。日本でもだんだん強烈な リーダーがいなくなっていますし、動乱の世でなくては英雄は生まれないので しょうか。

暇がありましたら、また感想をお聞かせください。この文章、This article is adaptedとありますから、一部手直しをしているんですね。そうでなけれ ば、今週米中国交回復25周年という表現が来るわけないですから。

YUKI


YUKI さん、こんにちは。

>>>Kissinger の記事 The Philisopher and the Pragmatist (p.28-33)
>あと、 いちおうとりとめもなく私の感想を書いていきます。

私は現代中国についての知識はほんの断片的なもので、あとは なんとなくのイ メージがあるだけで、とても感想なんて言えるほどのものはないのです。特に YUKIさんのあとでは。(^^;)

ということで、以下は他愛も無い独り言ということで。

>毛沢東という人物は、やはりすごさを感じさせます。ニクソン(あまり詳しく
>は書いてませんが)にせよ、キッシンジャーにせよ、格が違うような感じを受
>けました。キッシンジャー自身がこんな事を感じているのでしょうか。

この記事がほかと比べて新鮮に写ったことの一つは 毛沢東のことが よく書かれ ていたこと。私自身、中国のこと少し関心もちだしたのが、映画「フヨウチン」見てから ですし、だから 毛沢東 = 文化大革命 などといったネガティブな図式で見がちでし た。最後は後退と混乱を残しただけにしても、世界の1/5の人口でしたっけ、そ れを まとめあげていった 功績はすごいことなんですよね。 毛沢東がいたか ら、Deng氏がその後を継いでいくことが できたのですか。 キッシンジャーが終 始 格段の敬意をもって毛沢東のこと書いているような感じうけましたが、これ が とても私には以外だったのでした。

>人間の弱さとずるさを理解し、それを利用したかんのある毛沢東ですが、現実
>感覚はさすがになかなかのものです。国内向けには共産主義のイデオロギーを
>強調しながら、彼の頭にあったのは徹底した現実主義です。彼がキッシンジャ
>ーと外交問題を語るときの率直さは、台湾問題にしろベトナムにしろイデオロ
>ギーを離れています。

外交問題にイデオロギー持ち込まないという 姿勢があったから、上海コミュニュケも 可能となったのでしょうか。これと対比して Zeng氏は ナショナリストで 香港 の中国返還問題に熱心であったこと、毛沢東よりも台湾問題に拘ったことなど、 私のあてにならないイメージと違っていて、おもしろかった。 毛沢東の偉大さ 再認識という感じでした。

最後、 私個人としては 中国にはかなわないな!!て感じ カナ。 文化大革命で多かれ 少なかれ 中国の人たち みんな苦労してきているのですよね。私など、ノホホン とウ ン十年過ごしてきたわけで。 それで、まずは 私もお隣の国のこと知らねばと、 少 しは 本も読もうかと思っている次第です。

お粗末様でした。 m(_。_)m ペコリ。

Greeny


Greenyさん、こんにちは。

>>この記事がほかと比べて新鮮に写ったことの一つは 毛沢東のことが よく書かれ
>>ていたこと。私自身、中国のこと少し関心もちだしたのが、映画「フヨウチン」見てから
>>ですし、だから 毛沢東 = 文化大革命 などといったネガティブな図式で見がちでし
>>た。最後は後退と混乱を残しただけにしても、世界の1/5の人口でしたっけ、そ
>>れを まとめあげていった 功績はすごいことなんですよね。 毛沢東がいたか
>>ら、Deng氏がその後を継いでいくことが できたのですか。 キッシンジャーが終
>>始 格段の敬意をもって毛沢東のこと書いているような感じうけましたが、これ
>>が とても私には以外だったのでした。

Kissingerは、毛沢東がいなければDengの経済政策は効果がなかったという意 見のようですね。p.28の右段の文章、I watched as, together, they transformed China, Deng undoing but also building on Mao's legacy.「彼 らは2人一緒で中国を変革した。Dengは毛沢東の遺産を破壊したが、彼の業績 もそれがあったればこそだ」ところで毛沢東の政治を反面教師として、Dengは 受け継いだのでしょうか。それとも正反合の弁証法的なもの? どうも Kissingerは、後者と取っているようです。中国の封建制度打破の上に、今の 中国があるという事ですね。毛沢東がいなかったら、Dengの経済も不可能だっ たと。これは単に人脈とかではなく、大きな政治経済体制を論じているような 感じです。

ということは、中国は共産主義革命を経なかったら、近代化しなかったという 事? この解釈は異論がありそうですが、このへんは現実家Kissingerのことで すから、そもそも問題じゃないのでしょう。彼にとってはこの文章を読む限り では思想はどうでもいいような感じですね。そういえばDengもアメリカに対し て文句を言っています。「我々が教条的共産主義国家だったときは、イデオロ ギーの問題を論じなかったくせに、社会主義市場経済を取ったとたんに、人権 とか言いだし始めた」(p.33右段上) 確かにわからなくもありません。権力者 にとって、建て前はどうでもいいのでしょうか。要するにイデオロギーは統治 の手段であればいい。

>>外交問題にイデオロギー持ち込まないという 姿勢があったから、上海コミュニュケも
>>可能となったのでしょうか。これと対比して Zeng氏は ナショナリストで 香港
>>の中国返還問題に熱心であったこと、毛沢東よりも台湾問題に拘ったことなど、
>>私のあてにならないイメージと違っていて、おもしろかった。 毛沢東の偉大さ
>>再認識という感じでした。

たしかに、ここでは建て前は最初から外していきなり本音には言っていますか らね。アメリカの大統領でも、こんな現実感覚を持っていたのはニクソンが一 番だったかもしれませんね。毛にしても、Dengにしても、会談で匂わせたり言 ったことは、この記事を読む限りすぐ実行しています。ベトナムとの戦争の時 も、My cannons are at least half full.と言って帰ったあと、すぐにベトナ ムに侵攻しています。感心すると言うより、すさまじいものです。

>>最後、 私個人としては 中国にはかなわないな!!て感じ カナ。 文化大革命で多かれ
>>少なかれ 中国の人たち みんな苦労してきているのですよね。私など、ノホホン とウ
>>ン十年過ごしてきたわけで。 それで、まずは 私もお隣の国のこと知らねばと、 少
>>しは 本も読もうかと思っている次第です。

中国人は統治しにくいという表現はなかったですか。中国人はどんな田舎の人 物でも、天下国家を支配することを夢見ている、とかいうことも読んだことが ありました。まあ、こんな事はあり得ないと思いますが、中国の歴史やること が、すさまじいですものね。この国家が21世紀にはアメリカを追い抜いて、世 界一の経済大国になるんですね。日本はどうする? これは大変ですね。(^o^;

YUKI



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