NEWSWEEK 1/20 BEST5


tonnchakuさん、みなさん、こんにちは。

今週のNEWSWEEK Best Fiveです。今週もNEWSWEEKは、華やかで元気のいい記 事が目立ちます。選ぶのに苦労しましたが、一応次の5つです。ページ順に書 きます。

1. Her Majesty (p.10-14)
首相職を失ったパキスタンのBhuttoが、また(3度目の)権力の座への返り咲き を計っているという記事です。どうして、バングラデシュ、スリランカ、イン ドの南アジアの女性政治家は男性以上に、こんなにまでもタフなのでしょう か。義弟殺しの疑いで、夫のZardariは取り調べ中のはずなのに。呼びかける 人も、Your Excellencyから、Your Majestyへ。義妹のGhinwaとの、争いもイ ンド政界とほぼ同じような構図です。嫁とか娘とかが後継者となって、一族内 部で政権を争う。そして、早くも同年齢の息子どうしの争いまでもが、予想さ れる。これは十分長編小説の絵巻物になります。義妹のGhinwaが、政治から身 をひいて、息子達を安全な場所で育てた方がよいといわれたのに対して答えた 言葉。I don't see anty other choice. This is our destiny. We are Bhuttos. Bhutto家の一員となってまだ10年にもならない、このレバノン女 性の言葉は何を意味するのでしょうか。

2. Broken Connection (p.14-15)
かつて北朝鮮を母国と考えて、金銭的支援を続けてきた在留朝鮮人の人たちの 中で、北朝鮮離れが急速に進んでいるようです。世代交代もあるかもしれませ んが、オウム真理教と比較されてもいるようにようやく北朝鮮の実状が伝わっ てきたのでしょうか。在日からの送金が少なくなってきたのも、北朝鮮のソフ ト路線転換に影響を与えていると、記事は述べています。

3. In the Name of Love (p.18-22)
ペルーの日本大使館襲撃事件についてです。先週号もそうでしたが、NEWSWEEK はCerpaと内縁の妻、Gilvonioを、「俺達に明日はない」のClydeと、Bonnieに 例えたり、MRTA幹部のアメリカ女性Lori Berensonのことを書いたり、他の報 道とはスタンスが少し違うようでます。人間ドラマとして書いている感じが強 いですね。

以下の2つはTONNCHAKUさんが、あげていたのと同じ記事です。

4. Faust's Fall (p.34-38)
ドイツの不動産開発業者Juergen Schneiderの記事です。かつては名士であっ たドイツ、のTrumpともいうべきこの人物、50億DMの負債をかかえ、行方不明 になったのが1994年春。逮捕されたのが1995年5月。Scheiderが、Faustなら ば、それを背後で操ったMephistoがいるわけで、隠された事情があるのはいず こも同じ。ドイツ銀行を始め、各金融機関はその責任を否定しているようです が、はたして裁判ではFaustだけ裁かれ、Mephistの罪は暴かれないのか。

5. Life With Mother(p.40-46)
北欧を中心にしたヨーロッパでは、正規の結婚から生まれない子供は普通なん ですね。Swedenで50%、Denmarkで46.5%ですか、この事実は初めて知りまし た。男女が実質上の夫婦であっても税制・補助金の優遇などいろいろあって結 婚という形を取らない例もあるようですが、そればかりでもなさそうです。ア メリカの悪い影響だと嘆く声も聞こえるようですが、single motherへの出産 手当等を削減する声は、保守派の間でさえほとんどないようです。出産率低下 よりはましということでしょうか。フランスのシラク大統領の娘が同じような 選択をしたこともその現れ。しかしいろんな社会問題が出てきているのも事 実。21世紀は、現在の価値観では通用しないのでしょうか。

他に面白かった記事。
a. the Trials of Sarah Jane (p.17)フィリッピンのAIDS反対キャンペーンに 一役買った女性の経験を書いています。持ち上げられたり、けなされたり。

b. Laughing All the Way(p.29)ユーゴでは、Milosevic反対派の抵抗が続いて います。反対派もいろんなソフト戦術を考えているようで、なかなか面白いで す。この記事を見る限り、反対派支持の声は強まっているようで、Milosevic もいつまで持つやら。

c. Missing Pieces(p.30-31)
コロラドの美少女殺人事件についての記事。新しい進展はないようです。TIME  Asia版は無視。この関係の記事は全然載せないようです。どうしてかな。

d.Will Apple face Reality? (p.39)
Appleの共同創業者の1人、Steve Jobsが再びAPPLEに戻ってきた。少しは元気 が出てきたと思ったら、昨日の新聞には又赤字の記事。あいも変わらず、 Appleのユニークさには気をもむことです。

e. A Multimedia 'Dream'
M.J.Kingの家族とTIME Warnerが共同事業に乗り出すようです。面白そうです が、まだ詳しくは読んでいません。

YUKI



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