Newsweek(Dec.2) Best FIVE+2


01804/01806 YHJ00031 YUKI Newsweek(Dec.2) Best FIVE+2 ( 2) 96/12/01 08:47

みなさん、こんにちは。

Newsweek Dec.2を読んで面白いと思った記事を書いておきます。今週もコラ ムなどがたくさんあって、読みごたえがあります。

まずTIMEで私が選んだBest Fiveに選んだのと重複する2つの記事です。

a. Death in a dumpster 2人の大学1年生の嬰児殺しの事件です。
b. the spy who sold out CIAのスパイ事件についてです。

それでは私の関心を引いた残りのBest Fiveです。ページ順に書きます。

1. Agreeing to say 'No' 米中間の取引駆け引きを扱っています。クリン トン政権が懸命に中国の気を引こうとしているのに対して、中国が強気だなと いうのが感じたことですが・・・日本は、この2つの政治大国の動きの中で、 蚊帳の外?

2. A Widow's sacrifice? インドからは信じられない事件が続きます。ミス コンテストに反対しての焼身自殺もショックでしたし、持参金を調達できない ために自殺する若い女性の話もときどき聞きます。そしてこれは夫に先立たれ た妻を一緒に生きたまま焼き殺すというsati(sutee)の習慣です。まだこんな 野蛮な風習が残っていたんですね。80日間世界一周とか、モームの作品で読ん だことがありますが、もう過去の遺物だと思っていました。

3. Border Clash (p.26) アメリカとの国境境の町、メキシコのTijuanaから のレポートです。Tijuanaからアメリカへの再入国をはかる少年の囲み記事が 印象に残りました。

4. A Sunny Day in Rome ローマ教皇とカストロが会見したのをめぐるコラム 記事です。反共産主義の教皇と革命家カストロの間には、社会正義、歴史認 識、そして多分個人的資質も共通のものがあるということです。先日の朝日の コラムによれば、カストロが先進諸国を批判する演説をしたとき、日本の外交 官にはなぜ彼が人気かあるのか、理解できなかったようです。カトリックも共 産主義もある面では弱者の、虐げられたものの権利のために戦ってきたのであ り、そして世界の多数は貧しき人々なのです。資本主義は、冷戦崩壊後我が世 の春を謳歌していますが、万能であるとは私も思いません。

5. At the Top of the Class (p.56) 世界各国で行われた中学2年生の数 学・理科のテストについての記事です。シンガポールがどちらの科目でも、断 然トップでNewsweekは例によってシンガポールの生徒たちの写真のcaptionに Your future bossesとつけています。数年前は、日本の子供たちにもつけたと 思いますが(^_^)  日本と韓国がこの種のテストに始めてそろって参加しま した。今まで韓国が参加すれば日本は取りやめるとか、(多分逆も)そんな記事 を何回か読んだように思いますが、どうしてですかねえ。宿題も日本よりアメ リカの方が多いそうですし、どうも思いこんでいたものと違います。

最後にアメリカの数学の先生が日本の数学の授業のVIDEOを見て言った言葉が 印象に残ります。「私が今まで見た中で一番上手に教えられている授業の1つ one of the most elegantly lessonsであり、私は感動のあまり涙ぐむところ だった」アメリカの方が少人数のクラスではあるし、どうしたわけでしょう か。いらだちというより、あきらめみたいなものを感じるのは私の思い過ごし でしょうか。

YUKI



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