ジャンクメールについて


ようやく私のPC生活の環境も落ちついてきたようだ。まだ時々はいくつかのトラブルも起こるが、さしあたりは今月初めまでのトラブルは解決した。

しかしまた新たな問題が起きている。最近、PCが起動時に異常音を発生することが良くあるのだ。時には車のエンジンのような音を出す。そのまましておくと落ちつくし、いつも発生するというわけでは無いのだが、やはり気になる。

それは別にして、今日はまずジャンクメールの話から。ジャンクメールには、私は慣れている。なにしろHotmailで鍛えられたから。まあ鍛えられたといっても、ほとんど見もしないのが普通だから、鍛えられたと言えるかどうかはよく分からないが、とにかく少しくらいのことでは驚かない。しかしここ1週間、ちょっとした異変を感じている。

初めはよく覚えていないが、アメリカのHONDAの関係者と称する人からのメールをe-palからの転送で貰ったのが1月くらい前だろうか。それには送られてきたメールを他の人に送れば、やがて車をもらえるということであった。最初の書いた人もそんなうまい話を信じてはいなかったが、冗談に何人かの友達に送ったそうである。そうしたら2週間後のある日、まあこの期間も良くは覚えていないのだが、とにかくある期間を経過したとき、近くのHONDA取扱店の人がPreludeの新車を持って、その人の自宅に訪問してきたというのだ。

もちろん出来るだけたくさんの人にメールを送らなくてはいけないのだが、さらに話は良くできていて、何でもHONDAは誰が送ったメールが、回り回って最終的に何人の人に送られたのかを分かるソフトを開発したということであった。これには思わず笑ってしまったが、もちろんそのまま忘れてしまった。

HONDAのメールはそれ以来こなかったが、また似たようなメールが最近来るようになった。今度の主役はMicrosoftとAOLである。何でも両者が提携してe-mailのソフトのベーターテストをしているとか。そして、1人に同じようなメールを転送する毎に245ドルがその人の元に入ってくるらしい。さらにそれを送りつけられた人が、次の人に同じメールを転送すれば243ドル、第3の人が次の人に送れば241ドル入ってくるらしい。そして私に転送されてきたメールの最初の送信者の口座には何と24,800ドルが振り込まれたというのだから、夢のような話である。

もちろんこれにもめくらましはついていて、もしあなたがWindowsのユーザーであれば、Microsoftはこうしたことをすべて追跡できるのだという。まあMSとAOLがライバル関係にあることを考えれば、これも誰かのいたずらということはすぐ分かるのだが、HOTMAILの時とは違って、これを転送してきたのが、いずれも私のe-palたちであるというのが変わっている。彼らはそれまでにいくつかのジョークや気に入ったURL、あるいは偽のコンピューターヴィールス情報を送ってきたことはあっても、こうした類のメールを送ってきたことは無かった。

一体何が起こっているのか。今までに何通貰ったかは、はっきりしないが多分5通くらい貰ったのではないだろうか。どうも必ずしも全面的には信用していないが、半分くらいは本気にしているようなのだ。

それにICQでもチャットの異なった相手から立て続けに同じメールを貰った。どうもICQがメンバーの整理を初めていて、あるURLを誰かに転送しないとその人はICQから削除されるのだという。しかも念の入ったことに、「もしあなたが私のいい友達なら、あなたの親しいchat仲間に、私も含めて転送して下さい」というようなこと書いてある。私はもちろん、こんなメールは無視しているから、送ってきた本人を含めて、誰にも送らない。従ってそれを私に送ってくれたe-palは私がその人を誠実な友達であると考えないことを知ることになるわけだが、まあ仕方がない。私はかなり親しい相手だと素直な考えを述べるメールを送るのだが、あまり親しくない人には送らない。

このメールはお金では無くて、メールを転送した相手の数によって、何時その人の願いが叶うかが決まるというわけだ。5人なら1年以内、10人なら6カ月以内でその人の願いが叶うというふうに。たしか50人に送れば、すぐにでもかなうようなことを書いてあった。この種のメールは前にも見たことがあるが、今まで「私も含めて」というのは、必ずしも絶対的な条件では無かったように思う。

とにかくこうした手の込んだメールがアメリカでははやっているようなのだ。他にもいろんな調査と称して、自分の名前を最後につけ加えて多数の人に送るというのもある。それがいつか自分に再度戻ってくれば、もちろんそれを送った人たちには幸運が訪れ、それを中断した人には不幸が訪れるそうである。しかもこれには時間制限があったように思う。ある一定時間内に送らなければ、効力は無いというわけだ。

こうした現代版「不幸のメール」は、今後も増えるのだろうか?金銭的被害は出ないから、もちろんマルチ商法ではないし、多分ほとんどの人が半分冗談でやっているのに違いないと思う。私は普通こうしたメールは無視するが、相手が親しい場合には断りのメールを出すこともある。時には相手からそのメールを受け取ったのかどうかの問い合わせがあるから、今までに2回ほどそうしたことを書いたと思うが、いずれの場合も相手も半信半疑のまま出しているようだった。それでも出すのである。相手がそんなに悪気がないことは、メールのやりとりをしてその人物を知っているから、分かる。

ここで最近の私のPC生活について少しばかり書いておく。Hotmailについては、受信メールがあまりにも多い2つのアドレスから、MLをすべて削除した。他の1つからは、やはり主だったMLを削除。1日に200通以上のメールが入ってくるようだと、さすがにHotmailのアドレスでは負担が多すぎるようだ。私はHotmailは500通くらいまで受信できるのかと思っていたら、900通くらいまで入ったようだった。そのかわりうんともともすんとも反応しなくなった。1通ずつの削除もきかない。全メール削除以外には選択の道は無かった。

それと夏が終わって悩んだのが、e-palの数が多すぎることだった。これはWindows machineを購入た直後自宅でもう少しe-mailを楽しもうと思って、新しい人にメールを出したのが間違いのもとだった。夏には少しは暇だから少しくらいe-palが増えても大したことはないだろうと安易に考えすぎていた。新しくメールをさしあげた人には、十分な対応が出来なかった。新しく活用し始めたLinkClubのアドレスにメールが全然入ってこなくては寂しいだろうと考えて、試みたことだったが、やはり自由な時間には限りがある。かなり魅力的なe-palもいたのだが、結局現在では1年くらい前からのe-palだけが残った。だからもうこれ以上はe-palの数は増やせないということだ。

さらに五島MLとHello-World MLの2つのMLを作ったから、こちらで新しく増えたメールにも対処しなくてはいけない。日本人のe-palが親戚・友人などの知り合いも含めて10名くらいになった。今年初めては1・2名だったから、これはかなり増えたということになる。私自身の知り合いのe-palは多分これから増えることはあっても、よほどのことがない限り減ることはないだろう。定期的なメール交換ではなく、必要なときにメールを出すだけだが、やはりこちらでも事情は厳しい。どう考えてもメールの数は今が限界だろう。既に何か用事があってメールを書くのをさぼると、すぐにメールがたまってしまう状況になっている。

リンククラブが何故public htmlを消してしまったのかは、原因が分かった。htmlの次に1つスペースが空いていただけで、別のファイルとみなしたのである。これは今までになかったことである。リンククラブのHPの更新は少しずつしか進んでいない。暇を見つけては、いろいろやっているけど、やはり結構うるさくて、気が向いたときにしかはかどらない。消えてしまったカウンターはまだ復活していない。いろいろ調べるのが面倒くさくて、そのままにしている。もしかしたらカウンターはそのままつけないことになるかもしれない。

2つのMLは両方とも賑やかなときもあれば、暇なときもある。五島MLは1日に20くらいのメッセージがあった日もある。これには驚いた。英文MLの方は、まあ1日に平均5通までは行かないと思うが、それでもコンスタントに2・3通は入っている。飽きっぽい私だが、もちろん今大切なことは、他のメンバーと一緒にじっくりとこの2つのMLを育てて行くこと。たぶんこれは来年も含めて、将来に向けての大きな課題である。あせらずに、根気よく続ければ、どちらにもかなり活発なメンバーの方が何人かずつはいるから、多分大丈夫だろう。

どうやら、私のPC生活も落ちついてきたし、当分は新しいことを始めることはないだろう。上に述べたように現在最大の課題は2つのMLを活発化することと、リンククラブを早急に復元することである。そして、それが落ちついたら、MLの中味を掲示板などの可能性も含め、もっと充実することである。そういえば、DTIの掲示板は私がHomepageにあまり興味を示さなくなってから止めたままの状態である。以前と比べて、HPの更新の回数も少ないし、多分当分は復活することはないだろう。

1999-10-19

p.s. MSとAOLのメールはhoax mailだということを、今朝わざわざ親切なe-palが知らせてきた。(1999-10-22)



感想はこちらに・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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