昔なつかしい世界へ


各地に被害をもたらした台風18号後、めっきり秋らしくなった。今年の夏は例年よりも涼しく、夏が終わっても暑いという奇妙な天候が続いていたが、ようやく落ちついてきたのだろうか。それにしても、この夏は梅雨が9月まで続いたかのように、よく雨が降り続いた。こんな湿った夏は私は今まで知らない。世界的規模でも、かなり異常気象の連続のようだ。

ただしここ数年は毎年異常気象という言葉をよく聞くから、もしかしたらあるいは私たちが気象面に置いても大変化の時代にいるのであって、その意味ではこれが普通の現象になるのかもしれない。

私はPCに関しては落ちつかないというか、まだ興味がころころ変わっている。PCで何をするかに関しても、MLまで行くとは1月前までは考えもしなかった。パソコンの利用時間にしても、毎日違っている。テレホーダイ開始時の午後11時頃まで起きていることもあれば、その時にはとっくに寝ていることもあるし、事情は朝でも同じである。e-mail,chat, ML, HPと来れば、まあ私の生活がかなりの部分PCを中心に動いているのは分かる。PC中毒とは少し違うと自分では思っているが、パソコンが無くなったら、私の生活がとたんに味気なくなり、それに私が耐えうるのかどうかは分からない。1年くらい前までは、パソコンが無くなっても、まあ大丈夫だろうと思っていたのだが、確かにe-mailとchatを知ったあとでは、もうそれ無しの生活は刺激が無さ過ぎて耐えられないかもしれない。

現在では、新しく開始したMLの「五島メーリングリスト」のことがいちばん気になっている。まだよちよち歩きで、どうなるか分からないから。

FreeMLのサイトに9月9日に登録したというものの、私自身の準備がまだ不足だったから、本格的に活動しだしたのは私以外に最初のメンバーが入った9月18日だろう。それまでに、少しずつMLがどういうものか、それに契約とかmajoromoの自動ソフトが機能するかどうかの確認をしなければならなかった。またメンバーが増えるにつれて、様々な情報の整備を整えなければならなかった。最初の1週間は、メンバーが私以外にだれもいないわけだから、何回か独り言を書いていた。もっともログ保存用として、Hotmailであまり使っていなかったアドレスをあてることが出来て、これはこれで新たにHotmailの効用を見いだした。そうでない場合と比べて、他のアドレスに実際にメールが配信されるのを確認したわけで有るからこれはなかなか便利であった。おかげで私は、メンバー登録などの手順を実際に学ぶことが出来た。

9月26日現在メンバーは私を含めて9人。9月20日前後にいろいろなところで知り得た情報を下に、案内書などをさしあげたのだが、案外順調に行っている。

この調子だと案外早く英文MLを発行できるかもしれない。1・2のe-palと、冗談めかしていろいろ話しているのだが、テーマが決まらない。日本文化を紹介するMLを考えているのだが、これは似たようなMLが既に紹介されている。まあMLはもともと少人数のためのものだし、別に構わないのだが、発行サイトをまだ決めていないから、まだあわてる必要もない。私としては各文化の紹介というようなことを考えているのだが、それではあまり漠然としすぎているだろう。もう少しテーマを絞らなくてはいけないのだが、これはなかなか難しい。しかしかえって絵漠然としたテーマのMLが良いのかもしれない。

有料のサイトでMLが発行できるところがあるのは分かったが、もう少し調べてみようと思っている。それにOneListというサイトで各種のMLを購読できる。アメリカのMLといえども、購読者数はそんなに多くない。100人以下のが過半数を占めているようだし、気軽に発行できそうだ。

最近少し暇な時があったので、あちこちのサイトでソフトウェアーの世界を覗いてみた。たくさんのものがあるのはもちろん知っているが、今回興味を惹かれたのは、N88BASICと十進BASIC,それに囲碁ソフトである。BASICのソフトはなつかしかった。簡単なプログラムを組んでみて、確かに動くことを確認して、やはりなつかしかった。WindowsやらMac OSやら、私が慣れ親しんだPCの世界とはあまりにもちがったものになっているから。プログラミングに夢中になることは、多分もう無いが、やはりその昔自分が手作りしたBASICのプログラムはなつかしい。

囲碁ソフトもなかなか面白い。これはフリーソフトでそんなに実力はあまり高くないのだが、まあ私もそんなに碁力は高くないから、PCに黒を持たせたり、何目か置かせて結構楽しんでいる。それに15目盤でPCに2目置かせるとさすがにそう簡単には勝たせてくれない。私は囲碁は大学時代に夢中になったのだが、そんなに強くはならないで、いつの間にか私が碁を教えた友人の方が格段に強くなってしまった。それでも碁に関しては、少しは強くなろうという望みを常に持っていたから、気晴らしにやるのにはちょうどいい。PCでゲームを楽しんだのは本当に、久しぶりだった。碁に関しては、定評のあるソフトがあるのは知っているが、人間の有段者と比べたら、まだ実力は高くないと聞いている。チェスのように、コンピューターのDeep Blueが、人間のチャンピオンを負かすということは、まだ近い将来には起こらないかもしれない。

しかしとにかくPCに負けないくらいの碁力だけはつけたいものだ。ゲームはいったん夢中になると、なかなか止められない。しかし不思議なもので他に夢中になることがあると、4・5日しなくても平気なようだ。これもエネルギーの無くなったせいか。

チャットの相手はそろそろ固まってきた。登録している人は50人以上いると思うのだが、ときどき暇なときにチャットを楽しむのは今では4・5人くらいになってしまった。もちろん、常に10人くらいの名前はICQの画面に出ていることは分かっているのだが、どうしてもいつも話す人は限られてくる。私の場合、最近はe-palというか、チャットで知り合いe-oalとなった人も含め、ほぼ全員がe-palでもある。最初の頃の熱気はさめてきたが、チャットを続けることはそれなりに楽しい。最近は毎日チャットをするとも限らないし、初期のように禁断症状も出ない。まあ落ちついてきたようだし、どうにかチャット中毒にはならなくてすみそうだ。しかしチャットは楽しく、そうした誘惑を持っているという意識に変わりはない。

Windowsでファイルの整理をしてないので、英文HPの更新が出来ない。どうにかして急がなくてはいけないと思っているのだが、ついに予定していた8月には出来なかった。そして9月もそろそろ終わろうとしている。今年中にはLinkClubの方で、和文・英文のHPを統一して、それからあらたにいくつかのページをスタートさせたいのだが、間に合うだろうか。

英語の雑誌を読むことから始まった私の通信生活は、めぐりめぐって英語のMLの発行、及びその充実ということで、あるいは1つの完成を見るかもしれない。そこから先は、全く違ったInternet生活が待ち受けているかもしれない。ふとそんな気がする。

1999-9-27



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