Hotmailの世界


新しいWindows machineを買ってから、e-mail関係ではいろんなことを経験している。

まずはLink Clubのアドレスを使用するようになったことだ。それまでLink Clubは全然利用したことはなかった。もっともLink Clubへの接続そのものをあまりしなかったのだから当然なことなのだが。今年の1月にLink Clubには私の英文HPを作ったのだが、ここにファイルをuploadするときも、ずっとDTI経由で行ってきた。メールアドレスは、もちろんLink Clubでも与えられているわけだが、そういうわけでWindowsを使うようになるまでは利用したことはない。

ただしLink Clubは週に5回、Mac関連情報を会員に配布している。だからこのnews mailだけが、確実に未読のままたまってしまっていただけだった。しかし私の予定としては、もしも使いやすいならばLink Clubを私の主たるプロバイダーにしようと考えているから、Windows machineを買ったときから、このプロバイダーとそのアドレスは十分に利用してやろうという考えでいた。

今まではDTIとNiftyのaddressだけで、ほとんど過ごしてきたが、Link ClubとHotmailのアドレスを自由に使えるようになったことで、私のメール・アドレスは急に増えた。ただほぼHotmailと同時期に取得したNetscapeにせよ、Exciteにせよ他の無料アドレスはもう覚えておく必要も無いだろう。もう2年くらい前のことだと思うが、物珍しくてあちこちで新しいアドレスを獲得したのだが、結局今回Hotmailだけは再び使い道を見いだしたけれども、他のものはそのまま捨てられるだろう。

考えてみれば当たり前の話だ。個人が管理できるメールアドレスの数は、各人によって違うだろうが、そんなに多くは無いだろう。仕事用・個人用の2種類くらいは使い分けるのが便利だとしても、せいぜい3・4くらいのアドレスを持っていれば十分なのではないか。私の場合もかつては、DTIとNifty, 現在ではDTIとLink Clubの2つを使いこなしているだけで、それ以上のアドレスを持つ必要性はさほど感じていない。

Niftyのアドレスは、現在では転送メールを設定しているが、ほとんど利用していない。Niftyのアドレスは、以前は会員同士のメールなどに利用するときに便利だったが、外部との通信には不便だった。現在は普通のメールアドレスと同じようになっているが、私が使っているCom Nifty+その関連ソフトでは昔のままで、外部にメールを出すときは最初にINT:を付けることになっている。これでは外部の人とのメール交換には不便だし、ときどき忘れて失敗してしまう。現在私がほとんどNiftyを利用していないので、自然そのアドレスも休止状態になっている。

ただ大体において、かなりの期間私は主に2つのメールアドレスを使用してきたと言えるわけだが、その区別はあまりしていない。2つをほぼ同じように使っている。メールアドレスの利用については、少し区分けをした方が便利かもしれないとは漠然に感じている。Netscape MessengerでもOutlook Expressでも、振り分けの機能を使っているのだが、今のところ快適だとはいえ、もしかしたらもう少し整理した方がいいのではないかと感じ始めている。

そうしたことはさておいて、今回はHotmailのアドレスについて書こうと思う。これは内容的には書くことはあまり無いのだが、多分一度は書いておいた方がいいのではないかと思う。その内にここに書くことも忘れてしまうだろうから。

先にも述べたように、私はHotmailにも複数のアドレスを持っている。他の無料アドレスも持っているのだが、今後も多分利用しないだろうから、まあHotmailのアドレスだけが私の持っている無料アドレスのすべてである。ここもほとんど忘れかけていたのだが、思いがけなくもここは突然便利なアドレスになった。ここのアドレス・メールはOutlook Expressで送受信が出来るのである。最新版だけの機能らしいが、Windows machineを買う前はもちろんこんなことは全然知らなかった。

Hotmailに私のメールアカウントはいくつあるのか。確かに取得してあったと思うものをHotmailが受け付けてくれないのだが、5つだけは確実に生き残っていた。そのうちの1つBigman名義のアドレスには毎日30通から50通くらいのがらくたメールが飽きることなく入っている。これは多分最初のときにどんなことに興味があるかと聞かれたので、思いつくまま手当たり次第にチェックしていったから、そうした関連のものが入って来ているというわけである。中にはAtlanta Bravesの会報みたいなものもあって、何故こうしたものが送られてくるのか分からないものも多いのだが、とにかくそれが、がらくたメールたるゆえんだろう。あとの2つのアドレスにはほとんど入っていない。

それまでほとんど見てもいなかったこれらがらくたメールは、今でもあまり見ないのだが、少し暇がある時に、ときどき覗いてみる。なにしろ今までは1通のメールを見るのに、スピードが遅くてかなりの時間を要したのだが、Outlook Expressのおかげで今では見るのも削除も簡単に出来るから、何百通たまっていようが、全然苦にならない。面白く無ければ、すぐに100通単位で削除してしまうだけである。しかしやはりあまり収穫になるものは少ない。newsメールなど、真面目なものもかなりあるがあまり読む気にはなれない。

がらくたメールは、どこかでも読んだことがあるが、私宛の場合でも大きく分類すると3種類に分けられる。

1. adultもの。いわゆるpornoのサイトの案内である。
2. 投資などの金儲けの話。
3.  PC関連の話。

1と2は人間の欲望に根ざしているから、衰えることは無いのだろう。全く同じメールが、時には2通も3通も入ってくるのには、驚くというか感心させられる。一時期かなりのメールに受け取り拒否の手続きをしたことがあるのだが、例によってHotmailのweb上でしたものだから、時間がかかってしようがない。おまけにHotmailが送信しているときに、いらいらしたりして中断でもしようものなら、即フリーズ状態におちいるのが常だったから、その内あきらめて、Hotmailそのものに全然接続しなくなった。

しかしこれらはほとんどがビジネスとしてやっているようなのだが、うまく成り立っているのだろうか。少し興味がある。

更にHotmailは誤配が目立つのが気になる。chain mailなどはまあ私宛でなくともこれは当然だが、個人メールで私にきたメールの中に本来は私宛のものでないものが入っているのである。まあ中には、個人メールを装った業者のものも大分あるという気はする。「Hi, John! 大分前にchatroomで話したものですが、覚えていますか」というような調子のメールを何通か見ていると、なるほどと、感心させられる。これも業者の一種のテクニックなのだろう。

さらに個人あてで、例えば"Hi, Bigman 123," と呼びかけてあっても、宛名が間違いなくBigmanあてになっていれば、これは出した人の間違いだから、Hotmailの責任ではない。個人の写真などを送っているような大事だと思われるメールの時には、転送してやる。

しかし呼びかけがBigman45であって、宛名もbigman45@hotmail.com一人だけなものが、私のところに配信されてくるのは一体どういうわけか。さらにまったく違う個人名であって、どうしてもチェーン・めーると思われないものがある。申し訳ないが、一度ならずこうした経験すると、どうしても重要なメールにHotmailを使うのは、躊躇われる。さらにHotmailやYahooなど無料アドレスのID使用者にもいろいろあると思うのだが、その中の一部のものはどうも架空性が強い。

しかし、がらくたメールは多分e-mailには付き物なのだろう。私の場合Linkclubはまだ1通もそうしたものは入ってきていないと思うが、NiftyにもDTIにもよく入って来る。しかしNiftyは最近は入ってきていないようだ。これも不思議。相手は何らかの理由で私があまり、Niftyを利用していることを知っているのだろうか。そういえば、依然はこちらを女性と前提にしてのものも多かったから、私のhandle nameを知っていると思われるから、Niftyの場合会議室発言者全体に送っているのかもしれない。

まあがらくたメールはほとんど相手にしないし、今まで実害の経験も無いのだが、本当の被害はe-palからの善意の手紙で生じることが多い。

私のe-palはjoke好きな人が多いのか、おかげでこちらもかなりjokeの世界にのめり込んでいる。何しろ英語のjokeにはときどき難しいのがあるのだが、その時は送ってきた本人に聞いてみれば即座に答えてくれる。私のhumorセンスはかなり上達したと思う。いわゆるblonde jokeは落語の与太郎話にも通じるものがあってなかなか楽しめる。さてそのjokeにもテキストだけならなんら問題は無いのだが、画像のjokeがあるのだ。

一般的に言って、画像を送ってもらうのは楽しいのだが、時には何回か苦笑したことがある。MacのNetscape付属の場合もそうだが、送られてきたメールが誰からのものであり、どんなものなのかは分からない。だから、昼間に10分以上もかけて、ようやくdownloadし終わってみれば、ただのMicky Mouseだったり、クリスマス・ツリーだったり、以前はそんなことがよくあった。アメリカ人はInternetを利用する場合、固定料金だから24時間ずっとInternetに接続したままという人もいるらしい。そんな彼等には、大きな、メモリーの画像を送ったりもらったりすることは別に大した負担にもならないのだろう。

そして彼等は実に何らかと理由をつけてはメールを送りつけるのが好きらしい。'Freind is beautiful."とか'You are a precious jewel.'とかいう類のchained mailは、申し訳ないが大体、無視する。個人へのcardには返事を書くことが多いが、あまり親しくない人から矢継ぎ早にそうしたカードや画像だけを送られても正直困る。'PC virusの情報のも、偽情報みたいなのが多いから、以前はただ無視した。ただし、これからは少し注意しなくてはいけないかもしれない。e-palが個人的に伝えてくれる情報で、一般的情報は大体無視するだが、これは仕方がないだろう。他にも普通のchain mailみたいなものもあるが、不思議なものであまり親しくない人が多いから大部分は無視した。

カナダの小学生がInternetを使ってmailがどのようにして世界を回るのか実験しているというメールをもらったことがある。このメールだけは1人か2人に転送したが、後からも3・4人から同じメールをもらったからかなり流行ったものなのかもしれない。今では半ばその真実性を疑っている。不幸のメールは、もちろん無視。ただ中には友達情報とか言うことで、50項目か100項目の、例えば性的体験を含む詳細な質問項目を善意で書いて、これを知っている限りの人に送って友達の輪を広げようというのには驚いた。送信者は若い人だったが、自分をここまでさらけ出すことに危機意識を感じないのだろうか。さらにそれを受け取った全然知らない人が同じような情報を送ってきた。多分CC:で宛名書きされている見知らぬ全員に送ったものらしかったが、これにもびっくりした。

私の親しいe-palから数日前に3.4MBの画像を送られてきた。画像そのものは気に入ったものだったし、彼女の場合新しいPCを購入したものだから、やり方が分からなかったのかもしれない。それまで古いPCで送られた画像は、いずれも100KB以下だったから。これは後で述べるように被害は無かったからいいのだが、こうしたものを悪戯で送りつけられたらたまったものでは無い。しかもいくら大きいメモリーのメールでも今までの私だったらdownloadしなかったら、他のメールをdown出来なかったのである。

現在は私のNerscape Messengerは100KB以上のメールはすぐには受け付けないように設定した。最初の1KBか2KBだけdownloadしてどうするか聞いてくる。これはメールの中で聞いてくるのであって、download途中に聞いてくるのではない。こうしておけば、相手からいくらメモリーの大きなものを送ってもらっても、こちらがどんな画像を送っても困らない。私の場合、こちらからのメールはBCC機能を使って必ず自分宛にも戻ってくれるようにしているから、これは直ちに削除すればよい。もちろん必要があれば、どんな画像でも後からdownload出来るから別に困らない。あまり不必要なメールだと思われるものはそのままdownloadしなけらば良い。これは実に便利な機能だ。オランダのe-palが送ってくれたjoke画像が何回か続いて100KBを超えていたから、相手が謝ってきたときにそう言ってやったら驚いていた。新しえ機能のようだから案外知られていないのかもしれない。

Outlookにはそうした機能が見あたらない。本当にないのか、単に私が知らないだけなのか、まだ知らない。Outlookは少し保守的なところはWindowsと似ているが、これは仕方ない。Netscape Messengerを開いて、Outlooksを新たに開いてさらに閉じようとすると、Outlookの方はフリーズを起こしてしまう。これはメモリーの関係ではないかと思うのだが、私の場合DTIからLink Clubの、メールは読み込めないから逆は無い。切断されてしまう。

Outlook Expressの使い方にも慣れてきたせいか、だんだんその便利さも分かってきた。一番いいのはHotmailの名義で受信・送信が出来ることである。多分NetscapeはNiftyの受信は出来ても、自動的にNifty名義で返信するようにはしてくれないと思う。Outlookは受・送信後自動切断してくれるのも良い。だから、両者にはどちらも一長一短あると言うことだ。

今までにかなり面白いメールも受け取ったがそれは、また別の機会に。

99-07-29



感想はこちらに・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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