WORD を使ってみると・・・・


Windows Userになってから、まず「WORD98」と「携速98」というソフトを買った。

私はあまり、ワープロソフトには興味がなかった。WORDはMac版を使用したことがあって、いろいろと優れた機能があるらしいのだが、私にはあまり必要無いのでついそのままにしていた。どちらかというと、エディターのシンプルさが気に入っている。軽いしエラーも出ない。メモリーもそんなに要らない。そう言うわけでMacではeditorを使って、必要があればワープロで読みこんで印刷する。そんなことをずっとしてきたが別に大して困らなかった。しかしWindows Userにもなったことだし、おそらくWORDとEXCELの知識は持っていたほうが良いだろうと考えた。それにMacと違ってまだ好みのeditorを見つけていないということもある。

秀丸というソフトはWindowsでは有名なのか、必ず雑誌の付録についている。私も何回か試してみたが、これだという印象は受けなかった。Windowsでの私のHP作りでいろいろと苦労しているからしれない。秀丸は今のところそんなに役にたってくれていないのだ。私にとってeditorで機能がありすぎるのは不要なのだ。暇が無くて、まだWindows内に私のHPの復元を果たしていないからまだ何とも言えないのだが、いずれeditorは必要になってくる。最近はWindows98付属のEmEditorが気に入っている。当分はこれで間に合うかなと思っている。

Office2000が7月9日に発売になること、WORD単体も8月には発売になることは知っていたが、多分そんなに違わないだろうし、なにより安く買えるからということで「WORD98」をWindows machineが使えるようになってからすぐに注文したのである。ありがたいことにBookshelf Basicも入っていた。まだそんなに使いこなしているとは言えないのだが、今までの感触で言えばきわめて快適である。これならeditorはいらないかもしれない。もしかしたらこの快適さはメモリーを192MBにしたことと関係があるのかもしれないが、書くことが楽しくなるような快適さである。ただしメモリーの問題は依然として残る。同じファイルを作成したときに、WORDを使ったのとeditorでは大分違うはずだからだ。

快適さということでは、例をあげると4MB以上の聖書を全部WORDに読み込ませて見た。何ら問題は無い。検索もスピードも予想以上だ。多分これ以上のファイルを使うことはそんなには無いと思うから、まあMac版のように容量の大きい書類を扱うからといって、フリーズすることは無いだろう。

マニュアルはMacについてきたものの半分より薄いがそれでも400ページ近くある。私は例によって殆どマニュアルは読んでいない。しかし、ぱらぱらめくってみるとなかなかいろいろ使えそうな物がある。

まず第1にどうにかしてFAXを使えるようにしたい。Windows95までは付属していたFAX機能が、Windows98で無くなったことは知っていた。しかしどうやらソフトそのものは、どこかに隠れているらしいことも「日経パソコン」か何かで読んで知っていた。今バックナンバーを探しているのだが、まだ見つからない。MacでもFAXは送れたのだが、去年の10月にシステムを壊してから、通信関係が完全には復旧できずFAXも使えなくなり、しかたなく手作業で利用してきた。もしこの新しいマシーンから、FAX機なしにFAXを送れるようになれば、今までの不便が解消することになる。

WORDにもメモリー以外にも、問題が無いわけではない。互換性が小さいのだ。断言は出来ないがWORDで保存した書類はMac版のWORDでも、editorでも読み込めない。それどころかdrawした限りでは、EmEditorでも文字化けしてしまう。これはどういうことなのか。まあ、コピーをすれば、EmEditorだけは大丈夫なようだが・・・だから、WORDを使うのは、その文書が独立しているときとか、Windowsでしか作成しない時に限ることになると思う。HP作成にはまだ怖くて使えない。MSはこれについてもWORDで簡単にHTML文書を作成できると言っているから、私も1度は試してみようと思ってはいる。使ったとして、メモリーはテキスト部分だけで大丈夫なのか。同じテキストファイルが、WORDとeditor,さらにMacで作った場合に、それぞれメモリーが違うということでは、やはり困る。あまりメモリーを食うようだと、私には今のままの原始的なHP作りが一番好ましい。

CD圧縮ソフトの「携速98」はCDを丸ごとHD内におさめることのできるソフトである。これを使うと、CDをHD内に置いておけるから高速だし、何よりも各CDを毎回変更する必要が無くなる。というよりCDをほとんど意識しなくなる。私はさっそくこれを使って、Bookshelfに付属してきた辞書3冊を始め各種の英英辞書やら、大型の英和辞書などを入れた。これで私の辞書環境はかなり立派になってきた。実際PC1台あれば、他に必要な物は無いくらいだ。あとは百科辞典があればさらに便利になる。百科事典も各種出ていることは知っているから、このへんは今後様子を見ていよう。

HDにまだ余裕があるので、試しに96年版のGutenbergを入れてみた。これには数百か数千の書物が入っている。聖書が4MB少しだったから、理論的には聖書100冊分がゆうに1枚のCDに入ることになる。今でも最初にこのGutenbergのCDを1000円か2000円で買ったときの驚きを忘れることは出来ない。最近私のところには過去の5000冊位の本を1枚のCDに収めて40ドルくらいと言う案内も来ていた。これはさしあたり必要は無いと思っているが、すごい時代になったものである。個人で立派な図書館を持っているような物だからだ。私はこれに加えて私のHPへのリンクを充実させることを計画している。実際私が少し怠けていた間に、web上ではかなりの変化が起きている。こうしたことを利用すれば、個人の図書館はもはや空想ではない。それとも24時間Internetに接続できるようになったらこうしたことも考える必要は無くなるのだろうか。

この「携速98」は仮想CDをHD内に作ることを目的にしている。だから書き換えは出来ない。これが唯一の欠点だ。これさえ出来れば、例えばGutenbergに自分専用に追加・削除が出来るようになってかなり便利になるのだが、これは著作権などの問題がいろいろあって難しいのかもしれない。

これまでWindows machineを買って、IEやらNCなどの最新ブラウザーを初め、多くのソフトをインストールした。さらにCD3枚も収録したことになるから、さすがの6.4GBのHDのメモリーも4GBちょっとというところまで少なくなかった。ただし、必要なソフトは大体入れ終わったし、多分不要のソフトは削除していくということになるだろうから、まだまだ余裕があるということになる。Internetのキャッシュをどれくらいにするかの問題はあるが、Internet machineとして使用するという本来の目的からいえば、かなり望ましい環境を手に入れつつあると言える。

あとはWindowsとMacのファイルの違いを克服して、Windows machineで私のWebpageを自由に操作できるようになれば、ようやく私のInternet環境も本来の落ちつきを取り戻すことになる。まあ今のままMacからFetchソフトを使ってもそんなに不便では無いのだが、私は将来Macは文書関係専門にしてこれもいつまでも快適に使いきろうと思っている。さすがに14,400bと288,800の内蔵モデムでは少し負担が重すぎるから、現在の古いMacはInternet関係では徐々に使わなくなると思う。しかし私のMacもInternet関係から解放されたならば、その後はますます快適に仕事をしてくれるはずだ。

1999-7-12



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