Macintoshの自由さ


Windows machineにも少しづつ慣れてきている。しかし思いがけないところに落とし穴も待っている。私はまだWindows machineから私のホームページを自由に操作できない。この問題は目下のところ一番大きな悩みだから、私がHomepageの作成をWindows machineを通して出来るようになった段階で書くことにするとして、今回はMacとWindowsのどこが違うのかについて私が感じたことを中心に書いてみる。

私のMacはいずれもPerformaシリーズである。これはMacの中でも一体型の入門機という位置づけで、しかも私のMac OSは一番新しい物でも2年前の物だからかなり古い。だから以下述べることは他のMacには当てはまらないこともあるのでは無いかと思う。私がWindowsマシーンを使い初めて感じたことを思いつくままに書いてみた。

さらにもう一つ、私が先にWindows Userであって、Macにさわったのならば、また逆の感想になるのではないかと思っている。PCにおいては慣れの問題はかなり大きいと思うからだ。

私はWindowsを使ってみて、ほとんど違和感は無いと前に書いたと思う。WindowsがMacの特色を次から次に取り入れてきていることは知っていたし、だから確かにその通りなのだが、やはり違いは見られる。

明らかな違いで気がついたことをいくつか挙げると、つぎのようなものがある。

1. スタート時がめんどうくさい。まあ、これはMacとの差異というよりも、一体型とそうでないPCの違いということなのだが、私はモニターの電源を切ったと思っていたのに、数時間後ついたままになっていたことが何回もある。8bit machineの時にもあったことだし、これは一体型の便利さにすっかり慣れていただけだ。

2. 起動・終了がキーボードから出来ない。これはハード的にはかなり大きな違いかもしれない。慣れていれば、もちろんMacの方がわかりやすい。それとスタートメニューから始めるのは案外めんどうだ。私は出来るだけ、アイコンやらタスク・バーからスタートさせるようにしている。

3. 内臓マイクの便利さ。現在のWindows machineはspeakerやら、microphoneeをわざわざとりつけなくてはいけないから少し面倒くさい。多分これも2つのOSの違いでは無いのだろう。

4. マウスが面倒くさい。どうしてもpush buttonが2つあることに戸惑いを感じる。ヘルプ機能はMacの様に1つだけでも十分ではないのか。時にはいらいらすることもある。 Draw機能が、Macの時に比べると使いにくい感じがする。これは単に私のマウスの問題であるとは思うのだが・・・・

まあ、以上はあまり大したことでは無いのかもしれない。そんなものと思ってしまえば、あまり苦にはならないと思うからだ。

しかし、次の2つは私にはかなり問題である。

5. 新フォルダーや新ファイルを作る時の自由度がMacの方が高いような気がする。Macは自由人向き、Windowsは組織人向き、どうもそんな感じがする。Macは内蔵のHDの名称でさえ、自分の好きなように変えられる。ファイルやフォルダーをどこに置こうが、自由自在。ところがWindowsのfolder階層は、きちんと決まっていて、しかも開く時には常に1つだけ。Macは同じ階層内のfolderであろうが無かろうが、いくらでも開ける。だから、folderやfileの移動は自由自在。同じ階層内に同名のファイルさえなかったら、どうにでもなる。これがWindowsには出来ない。おまけにファイル名も変えることは出来ない物が多い。しかもなぜプリンターなどの設定が、一番上の階層にごちゃごちゃとあるのだろうか。これらはみんなシステムフォルダーの中にぶちこんでしまえばいいのに。さらにファイルやフォルダーの色分けなども出来ない。多分アイコンはfreewareなどでいくらでも手にはいると思うのだが・・・・・

さらに同一フォルダー内の複数の ファイルの属性、例えばメモリーの大きさとかを、何故1度に表示できないのか。Macの場合、これもいろいろと思い通りに出来た。まあメールでは出来るし、他の読み込みの時にも出来ることがあるみたいだから、この辺は単に私が無知なだけかもしれない。さらに名前変更とかが、どうもやりにくい。Macの場合内蔵のHDの名前でも思い通りに出来るのに。

6. ファイルの拡張子などの制限というか、Macから変換するに当たって、いろいろ困っている。これは私もずっと前に読んではいた。MS-DOS時代の流れを断ち切って、今やWindowsでも気ままにファイル名を付けることが出来るようになったということも。Macは以前からフォルダーやファイル名に、日本語でなら32文字くらいの長さの名前を付けることが出来る。しかも何等制限なしに。私は自分のファイルに、特に.txtなどを付けたことはない。Macなら、画像ファイルでも何もついていなくても、自動的に開いてくれる。私はjpgとhtmlのファイル属性だけは付けるようにしているが、どうやらWindowsはこうしたことにはかなり厳しいらしい。

こうしたことに無知であったために、私のWindow machineによるHomepage計画は大きく狂ってしまった。これは大分苦労しているから、また次の機会に書きたいと思う。

ある程度の互換性は保証されているが、今の所MacからWindowsへの一方通行だけである。逆は確認していない。というよりも1度失敗したから、もしかしたらダメかもしれない。

総じて私の印象を言えば、Macの方がかなり自由度が高いし、私にとっては使いやすい。Windowsはきっちりと固まった感じで、何か息苦しく組織的な感じがする。ただしシステムの安定性を考えた時、こちらの方がスッキリするのかもしれない。

私のWindows machineも、Homepage作成関連を除けばかなり快適になってきたし、満足しているのだが、Macの使いやすさもますます懐かしい。これならiMacを買ってMac OS 8.5を楽しんだ方がよかったかなとも、ふと思ったりするのだが、しかしわずか1カ月足らずの内に多くのことを学んだから、後悔はしていない。何よりも、Windows machineの方が新しいからマシーンの性能はこちらの方がずっと上のはずだ。とにかく古いPCでも十分使えるという時代にはいったのかもしれない。そういえばiMacは古い型でも値引きもせずによく売れているという。PCもそろそろ成熟商品に近づいてきたのだろうか。

以上がまだ1月も経っていない私のWindows Userとしての感想である。

1999-7-10



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