トラブル続きのWindowsマシーン


これはWindows machineが届いてから、Internetに接続するまでの、いや結局は接続できなかった記録である。

Macの場合もそうであったが、通信の設定にはいつも苦労させられる。しかし最近のInterent ExplorerやNetscape Communicatorは、その点は大分楽になったと聞いていたから、あまり心配はしていなかった。私は、Macではブラウザーは今でも、Netscape Navigatorのversion3.01を使用している。mailもNewsも、その付属の物を利用している。何回か、IEやNetscape Communicatorの上位versionもUPして利用としたのだが、私のMacのOSが古いのか、その他の理由からかあまりうまく行かなかった。しかし、私の利用目的からは別に困ることはないし、そのままにしておいた。ただ一つの欠点が、Link Clubのアドレスを使えないことにあった。使えないことは無いのだが、これまでのmain PCで二つのアドレスを管理するという努力はことごとく水泡に帰した。私は現在3つあるHPを整理しようと思っているのだが、アドレスの関係もあってこれは大きな障害なのだが、そのままにしておいた。

しかしWindows machineを購入したのを機に、main browserは最初からIEのversion 5にするつもりであった。せっかくの機会だし、IEについて知っておくのも悪くないかと思ったのである。いろいろ騒がせていたが、ソーテックのPCにはIEしか入っていなかった。これはこのPCがOSだけで、他のソフトはいっさい入っていないからで、もちろん抱き合わせ販売とか独禁法に触れるというような問題では無いのだろう。私は結局Netscape Communicatorのversion4.5もinstallするのだが、もしも最初から設定等がうまくいっていたら、これは必要なかっただろう。

とにかく、付属しているmanualは薄い物だし、大して役に立ちそうにもないから、いきなりIEの設定をすることにした。ただその前にいろいろな情報を提供したり、最新ソフトをUPしてくれるというのは便利なようでいて、かなり細かい個人情報を要求する事もあるのには少し驚いた。こんなことは多分今までには無かったことだと思う。自分のHD内のソフトをいつも最新のものにしてくれるということは、いろいろ言われているし、個人情報というか各人のPC内のファイルが読まれる可能性を秘めているように思う。思い過ごしで有ればいいが、初期設定で要求してくる情報は、Netscapeの場合も同じなのだろうか。(どうもこの辺が今でははっきりしない。これはMicrosoftの最新情報を送ってもらうために必要だったのかもしれない)

最初の失敗は、地域の電話番号というか、こちらの電話番号を不用意に打ち込んだことだった。日本語の表現があいまいで、何の電話番号を聞いているか良く分からない。私は、自分の電話番号を打ち込んだために、後々まで苦労することになる。どうもここはプロバイダーの電話番号を打ち込むところだったらしい。そのために、いくら回線をつないでも「電話を使用中」とかbusy状態を表すメッセージが出るばかり。どうにかこれは自分の電話に通話しいているのだと気づいたのだが、設定の箇所に戻って消去することにしたのだが、これがなかなかめんどくさかった。しかも私の場合、地域番号とプロバイダーの電話番号は違っている。隣接区域へ繋いでいるから。この辺も親切なようでいて、私の場合トラブルの元になったかもしれない。市内番号が自動的に設定されるようなのである。

それに私の場合、問題がもう1つあった。私はDTIとLink Clubの2つのアカウントをどちらも自由に使い分けたかったのだが、これが大問題だった。2つのファイルを作ったのだが、これが最後まで安定しなかった。DTIのファイルを書き換えて、Link Clubのファイルを開いてみると内容がLink Clubのものに書き変わっているし、さろにそれを訂正してみるとLink Clubの方がDTIに変わっている。このイタチゴッコだった。どうしても複数のユーザーのアドレスに対応しているとは思えなかった。IE独自の特徴かと思って、Netscape Communicatorをinstallしてみたが事態は変わらない。これは多分私の知識不足だと思う。あちらこちらをいじくっている内に、modemのソフトをuninstallしてしまった。これからが大変だった。

当然PCは、モデムが内蔵されていることを、検知しない。いろいろと探してみるが、内蔵されているモデムがどこ製のものかさっぱり分からない。それでSOTECのテクニカルセンターに電話してみるのだが、20回以上かけても全然通じない。e-mailを出しても、返事は戻ってこない。遂にSOTECの販売部門に電話をかけると、さすがにここはすぐ通じた。折り返し返事をくれるということ。1日待ったが、連絡無し。もう1度翌日電話して、少し粘って、また折り返し電話を待つことにする。これは比較的早く返事が来た。私の症状を聞いていた担当の人はあっさりと「初期不良ですから交換します」という返事。今度はこちらがあわてた。既にいくつかのファイルを作っていたし、IDやらパスワードなどを打ち込んでいる。これらを一切消去してしまわなければならない。私としては、このPCが無事に動けばそれに越したことはないのだから、機種交換というようなことは考えたこともなかった。初めての経験である。しかしそういうわけで私のWindowsの勉強はいったん中断することになった。

各社のサポートが不十分で、電話が通じないということはよく聞くが、今回はかなりの不良品でも出たのだろうか。しかし実をいうと私には、果たして不良品であったのかどうかの自信もないのだ。私のWindowsに対しての知識は極めて少ないから、自分の操作が正しかったという自信がなかったのである。ただ応対してくれた方の電話の口調からすると、新製品と交換するのが当然という感じだった。こんな安い製品で簡単に交換をして大丈夫なのだろうか。もちろん1年間はトラブルに対しては無料出張をうたっているから、そうでもなれば売り上げ以上の経費がかかるかもしれないと思うから、これはこれで最善の解決策かもしれない。

こうした出来事は先週末から今週始めにかけて起きた出来事である。そして早くも昨日代替品が届いた。これでどうにかMailを送ることは出来るようになったのだが、今度は電話回線が切断できない。まあまだわずかの時間しか実験していないから、どうにかなると思っているのだが。ただ送られてきたPCもソフトもversion upしたものになっていた。例えばPC本体はMicro PC STATION 400aから400bになっている。新発売から1週間も経たないうちに、versionが変わるのはやはり少し不自然な感じもするのだが・・・

なおe-mailの返事は結局受け取ったし、改めて電話も受け取ったから、その後のサポートと合わせて、SOTECへの私の印象はそんなに悪くない。ただ連絡体制というか、横の連絡が悪いような感じもするが、もしかしたら非常時だったのかもしれない。

どうにか再び新しいマシーンを手に入れて、もう1度Windowsの勉強を最初からやり直しである。

1999-06-19 




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