NiftyのHP、開設できず。


12月12日、Weekly No.17を発行しました。購読者数960。

NiftyのHome Pageは、どうやら12月8日から開設する予定だったのが、登録が 殺到したようですね。私も夜11時過ぎに長い間接続しましたが、すべて「混雑 中」のメッセージが出るばかりでした。200万人くらいの会員がいるとして、 その何%かが、HPを開こうとしたら、これは大変なことになります。もちろん 準備の方は、万全の体制だったと思うのですが、それでも現実の方がはるかに 先を行っていたように思います。

私がWeekly発行のお世話になっている「まぐまぐ」さんの資料が、先日届いて いました。今手元にないので、良く覚えていないのですが、たしか今年の1月 のWeb Magazineの購読者数は、全部で1万人。現在は100万を突破していたと思 います。ここはいつ始まったのか分かりませんが、やはり今年に入って爆発的 に増加している。そしてこの勢いは大きくなることはあっても、小さくなるこ とはまずない。だとすると、すでにInternet時代に突入しているとはいえ、や はり大きな流れの中では、今ようやくInternetの夜明けが来たという感じで す。だからあと1年後、2年後さえもが果たして想像通りにいくか、わからな い。

まだ1997年が終わっているわけではないのですが、ふと来年の今頃私たちはど んな通信環境にいるのだろうかと思います。私個人に関しては、あまり変わっ ていないだろうと思います。24時間接続は、どうなるか分かりませんが、今よ り飛躍的に快適な環境になっているとは思えない。というより、私は現在の状 況にそんなに不満はないから、急激に変化するということが、考えられない。

しかし周囲の環境が大分変わるだろうということは分かります。おそらく Internetが日常生活の一部になっていく人が増えている。こうした人たちが、 後戻りすることは全体としては考えにくい。そのときに意識や価値観の変化が 少しずつ起きそうな気がします。より独立した個人の時代へ。はたしてそんな にうまく行くかどうか、まあ楽観は許さないでしょうが。

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12月から、Newsweekの日本語版が、準備期間を終わって、正式なものになりま した。使いにくい。1つ1つの記事を読むために、その前に画面全部に現れるCM を見なくてはいけない。CMがあるのは仕方ないとしても、ここまで露骨なのは 初めてです。見ているだけでいらいらする。ISDNあたりだと、少しは早いかな とは思いますが、それにしても状況はあまり変わらないかとも思います。まあ、こ れは私だけの感想ですから、無料でその週の記事が読めることを考えれば、あ まり気にならない人が多いかなとも思います。しかし画像をいっぱい使ったCM を見ていると、たくさんの記事を読みたくないというのも事実。オートパイロ ットは当然働かないし、これにはすっかり失望しました。

しかし地元新聞などは、Internetの時代にどうやって生き延びていくのだろう か。わずかな購読料と広告で支えられている紙の新聞が発行できない、あるい は部数が急減するような事態になったとき、はたしてWeb上で有料で購読して くれる人がいるかどうかですね。時代が進みすぎたとき、確実に取り残される グループが出てくると私も思います。私個人には利点が多いと思いますが、社 会的な変動は確実に、私にも影響を与えてくる。

Newsweekの戦略が成功するかどうか、それ次第であとに続くマスメディアが現 れるかもしれない。ハード・ソフト面の発展があれば、広告の表示もそんなに 気にならなくなるだろうし・・・まあ、まだ予測はつかない。確かなことは、 時代の波にのりおくれたら、衰退する。しかし表面的に流行を追っても失敗す る。これからは、地域という壁が取り払われる。刺激的ですが、私のように年 をとったものには少し厳しい時代かもしれませんね。

1997-12-12 



感想はこちらに・・・YHJ00031@niftyserve.or.jp
Internetの場合は・・・ohto@pluto.dti.ne.jp


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