Weekly「今週の英語雑誌」 No.6


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Weekly 「今週の英語雑誌」  No.6  1997-10-10日 発行     

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みなさん、こんにちは。Weekly 「今週の英語雑誌」No.6を、お届けします。

今週は、このWeeklyを発行している私には大きな出来事がありました。Newsweek の日本版が、WEBで読めるようになったからです。詳しくは本文をどうぞ。これ からNewsweekの記事をどう読んでいこうかと、少し悩んでおります。自然の成り 行きに任せるしかないとは思いますし、1・2カ月たてば、あるところに収まって いるでしょう。

1997-10-10 YUKI

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目次

1. The Sunday Times 97-10-05
2. TIME Web版  97-10-13
3. Newsweek 日本語版

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1. The Sunday Times 97-10-05

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The Sunday Times 10/5のWORLDからです。今週は、20の記事が載っていて、そ れぞれ少し短めかなという気がします。日本のマスメディアでは、報道されな いのもあると思いますが、例によって細かい事実は省略して、私の感想を中心 に書いていきます。

1 Doctors are China's new executioners by Michael Sheridan Hong Kong

中国からは、処刑法として、今までの銃殺に代わって、薬殺による処刑法の研 究が進んでいるようです。あまり楽しくない話題ですが、今までに読んだ記事 の確認もありますので、まず最初ににこれを取り上げます。中国南東部の Kunming Court hospitalでは、病院長のWang Junがここ6カ月間人を死に至ら しめる確実な方法のの実験をしているようです。そしてどうやら成果はあっ た。それも腎臓や角膜を損なわないですむ。こうした器官は移植用として、香 港の金持ちにに高く売られている。もちろん、中国政府は処刑前に死刑囚の同 意を取り付けているし、薬殺を希望する人も多いと言っているが、人権団体は 問題にしているようです。問題は、銃殺と薬殺のどちらが望ましいかどうかで はない。

効果的な処方箋はどうやら見つけたようですし、それによれば注射後1分以内 に、苦しまないで死ぬ。これで死刑囚の効率的な処刑が出来るということで、 どうやら党からも功績を認められている。中国で去年死刑判決を言い渡された 人は6100人。アムネスティは4367人が銃殺による処刑を受けたと言っている が、これは全世界で合法的に処刑された人すべての数より多い。そして死刑判 決後数日で執行される場合も多い。他の国では考えられないような犯罪、例え ば豚泥棒などが死刑を執行されている。ここであげられているもののいくつか は、以前にNewsweekで読んだのと同じようです。そして貧しく文盲の人たちが 処刑される場合が多い。多分、犯罪内容とは必ずしも比例しないということで しょう。

そして改めて確認したこと、中国では銃殺はふつう、後頭部か心臓に向けてお こなわれるようですが、その処刑に使われた弾丸費用は、遺族に請求される。 これは以前にも書きましたが、Sunday Timesもここで書いています。そしても しも薬殺された場合、そのために使われた薬は弾丸よりも高価なはずですが、 その代金も遺族に請求されるのか。まだ現在は、はっきりと決まっていない が、そのうちに手続きが確立されるだろうと、この記事は結んでおります。暗 澹たる気分になりました。

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2 Killer to partner Atlantic rower by Jon Swain

フランスからは、2人を殺害したあと、14年間刑務所で服役していた人物 が、来月釈放され、大西洋横断のヨットレースに参加するという話です。2人 乗りの合板で作られたボートレースで、過酷なレースのようです。tenerifeか ら3000キロ離れたBarbadosまでの、大西洋横断レースで数カ月をかけて横断す るようです。当局も全面的にバックアップ、最初話を聞いたときには冗談とし か思っていなかった受刑者仲間が作ってくれたボートを漕いで、刑務所とは違 う、別の自由のない生活が続きます。しかしこれは、自己への尊敬と威厳を得 るための航海です。中国の例とは、どれほどの隔たりがあることか。ちなみ に、これが釈放の条件かどうかは記事を読んでも分かりません。

3 Honest Al Gore risks all as Clinton fall guy by Matthew Campbell Washington

Goreは、いよいよ追いつめられた。クリントンは、スキャンダルなどで火だ るまになりながらも、無事に着陸体制を整えているのに対し、正直で誠実な人 柄のゴアの方が、クリントンの大統領選の不正な資金集めの疑惑でで、政治生 命をたたれるかもしれない。皮肉なものです。検事総長のJanetRenoは、結論 を出すのを2カ月先送りにしたようですが、状況は一段と厳しくなっている。 共和党にとっての2000年大統領選の最大のライバルという不運に乗ぜられたに せよ、外から見ていると気の毒ですね。しかも窮地に陥った彼に対して、クリ ントンは敢えて見殺しの道をとった。

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4.   US warships give warning to Iran by Jon Swain

イランが南イラク領内の航空禁止地域にある、反体制派の拠点を爆撃しまし た。西側は見逃すだろうという思惑からだとか、新聞で読みましたが、どうや らアメリカは警告を与えるために航空母艦Nimitzを含め大がかりな艦隊を派遣 したようです。既に湾岸地域に派遣されているのは、5隻の駆逐艦、3隻のフリ ゲート艦、そして2隻の掃海艇でしたが、これに新たにNimitz、巡洋艦2隻、駆 逐艦、フリゲート艦、攻撃用潜水艦、support ship各1隻を派遣しました。 Nimitzには80機の戦闘機が装備されています。どうも軍事用語は、混乱してし まう。折角だから覚えようと思って、まめに辞書を引いてみました。それにし てもこれはアメリカとしては、禁止区域の航空侵犯は許さないぞという、強い 決意の現れでしょうか。少し前に、イランが国内のシーア派の聖地を、イラン 人に開放したし、どうやら新大統領の誕生で、ソフト路線に転換するのかなと 思っていた矢先です。さらに北部イラクでは、10000人のトルコ軍がKurdistan Workers party(PKK)を、弾圧するために国境を越えてイラク内に進入し、シ リアも予備兵力を国境沿いに張り付けたようです。

5. American men pray for power

Promise Keepersの記事。どうやら一部のものの熱情は大したもののようで、 カリフォルニアから徒歩で12フィートの木製十字架を押しながら参加したグル ープもいるようです。どれくらいの日数がかかったのか、想像もつきません。 また女性の中には、promise-breakerと結婚するよりも、Promise Keepersと結 婚したいと言っているとか。まあ、たしかにその気持ちは分かりますが。(^o^)

6. Dinosaur named Sue fetched £5

これは7日付の朝日天声人語に詳しく載っています。Sueという名前のティラノ サウルスの化石が840万ドルで競り落とされたという話題です。多分他の新聞 にも載ったのでしょうから、内容は省略。しかし競売は最初は50万ドルから始 まったのですが、あっと言う間に予想値の100万ドルを突破。結局760万ドルで 競り落とされたようです。10%が手数料とありますから、手数料だけで1億円く らいですね。

McDonaldとDisneyが、資金援助して結局Chicago's Field Museum of Natural Historyが手に入れた。公の機関ではなく、民間人が購入したら、研究上貴重 なこの化石も人目に触れられなくなる恐れがありましたが、ひとまずは安心と 言うわけです。しかし北西アメリカの荒れ地は、考古学上の宝庫と言うこと で、伝えられるところでは先週別のティラノサウルスの化石が1200万ドルで売 りに出されているとか。この調子だと今回の競売価格も、すぐに更新されるで しょう。

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次はWORLDからではなく、Britainなど他の分野からです。

7. Horrors of a near-death 'hell' by Cherry Norton

臨死体験についての記事です。ふつう臨死体験は、天国への門の平穏な旅か ら、生還したと考えられているようです。しかしどうも実際は違う。

230の事例を調べた結果によると、天使との交流どころか、悪夢に等しい経験 をしているようです。2度と思い出したくないという人も多い。どうやら、こ れまでの研究では、こうした例は珍しかったようです。重症患者などに限られ ていた。しかしどうもそうではないらしい。

現在では科学者も死んでしまって蘇生した人たちが、奇妙な幻覚を見たこと は、その原因は分からないにせよ、認めています。そしてその体験は様々です が、楽しい経験よりも気味の悪い体験をした方が多いみたいですね。それを思 い出しただけでも、恐くなり夜に寝るときも電気を消せない人もいる。

こうした経験をどうやって説明したらいいのか。一応臨時死亡の状態ですか ら、普通の睡眠で夢を見るのとは少し事情が違うでしょう。死後の生活が存在 することを実証するものだとか、薬の副作用だとか、あるいは死の数分前に起 こる脳の酸素不足だとかいろいろな説明がなされているようです。しかし私は こうした臨死体験、あるいは広く死亡の時に経験することが、その人の社会的 あるいは道徳的生活と関係があるのかないのか、に興味があります。こうした 研究も進められているようです。

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8.  Hair colour at root of a girl's personality by Cherry Norton and Trushar Barot

髪の毛で、女性の性格が変わるという、普通よくいわれている話が裏付けられ たということです。ブロンドは、陽気で、赤毛は性格が激しく、ブルネットは 理性的で、人を喜ばせる、というようなことですね。これには科学的根拠があ り、しかも髪の毛の色を変えれば性格も変わってくるのだとか。だから気分を 一新して、別の自分を見つけるのには髪の色を変えればいいわけですね。これ でもききめがあるとか。

赤毛が気性が激しいのは、赤毛のアンでも有名ですが、ここでもcarrotと実際 にからかわれた人の話が出ています。しかしアメリカの黒人作家、James Baldwinが言っているように「イギリスで、赤毛で、左利きでカトリック教徒 だったら、偏見というものを身を持って分かるだろう」ということですね。他 の人と変わった特徴を持っていれば、どうしても自己意識は強くなるでしょ う。ホームズものにも「赤毛連盟」がありましたが、もしも周りのものがみん な赤毛だったら多分そんなことはない。

このへんは生まれつきというより、環境の問題かな、と思います。もっとも左 利きは、脳の働きと関係があるようですし、一概に言えないかもしれません。 まあ、この髪の毛と性格は血液型と同じくらいの信憑性はあるかもしれませ ん。しかし前にSunday Timesで読んだ名前と学業が関係があるという説は、今 考えてもおかしい。(^o^)

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9.  Scandal of the priests who batter wives by Christopher Morgan Religious Affairs Correspondent

この記事は、少し信じられない。英国国教会の牧師たちの妻が、夫たる牧師た ちから暴力的性的に虐待されたという例が増えているようです。これだけなら そんなに驚かないのですが、10人に1人はそうした虐待で苦しんでいるようで すから、あまり普通の国民と変わりはないのでしょうか。仕事がうまく行かな いと、家財道具を投げ散らして壊したり、妻の髪の毛を廊下から通りまで引っ 張っていき、そして家から追い出したり、というのも珍しくはないそうです。

夫の説教を、柱の影に隠れて聞く妻の話も出てきます。夫に見つかったら、あ とで暴行を受けるからでしょうか。しかし何を説教していたのだろう。こうし た牧師は自尊心が欠如している人もいるということですが・・・

教会上層部は以前は世評を気にしてか、あまりまじめには考えてくれなかっ た。妻達も家族や教会の名誉、離婚後の生活などを考えたら真実を公表するこ とには、ためらいがあった。現在では、これは大分変わってきているようで、 事実をしっかりと把握しようと言うことになっているようです。

ある例では、前York 大主教は、こう述べたそうです。ちなみに大主教という のは偉いのです。辞書には、Canterbury 大主教と York 大主教だけねとなっ ています。「あなたが虐待を生き延びたということは、あなた自身の忍耐と神 への忠誠心のたまものです。きっとこれからはいいことがあります」夫たる牧 師にはどう述べたのでしょうか。(^o^)

ちなみに最近は、MACを買ったときに付属していた「研究社新英和・和英中辞 典」と「岩波国語辞典」を、こうした感想を書くときにはよく使います。読む ときには、気ままに読むので辞書はあまり利用しませんが、パソコンに向かい 合っているときには、調べるのが楽ですね。これに載っていないのだけを「リ ーダーズ」で調べるようになりました。机の周りが片づいてなかなかいいで す。American Heritageも入れていますが、こちらもまめに利用しようかな。

今までは画面は、なるべくシンプルなのがよかったから、何もなかったので す。しかし通信やらワープロソフトやら大体毎日使う10個くらいのソフトのア イコンのエーリアスを作ってからは、画面はにぎやかになって、すぐに調べら れるようになりました。これだと大型の辞書を使ったり、百科事典も入れてお けば、調べるごとにファイルフォルダーに行かなくてもいいから、便利です ね。シンプルな画面が一番と思っていましたが、慣れればそんなに気になりま せんし、何より快適ですから、私のパソコン画面は当分はにぎやかなままだと 思います。

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10. How goldfish saved Major when the chips were down by Maurice Chittenden

保守党の人気下落には、歯止めが聞かないようですが、総選挙で敗北し退陣し たMajorの心の癒仕方が書かれています。どうやら前からの趣味であった金魚 を育てることに夢中になっているようです。近所のFishes Galore shopに行っ ては、10匹くらいの金魚を袋に入れてもらい、自分の池の金魚をますます多く している。そうした姿がよく見られる今週のSunday Timesには、マスコミ関係 の秘書だったSheilaGunnが書いた長い記事も載っているのですが、彼女の話も そちらでではなくこの記事で紹介されています。

ある朝Blairが彼女に、困ったことが起こった、大惨事だ、というので当時大 問題だった政治関係の話かと思ったら、金魚の話だったということです。子供 の時から、夢中になるものを持つことは誰にも大切なことのようです。

BlairもFishes Galore shopに行って、普通の人と同じくポリ袋には行った金 魚を下げて家に帰るのですが、他の人と違って金魚を狙っている鳥の心配だけ は庭の金魚を鳥から捕られる心配だけはしなくてもいいそうです。どうして? 大きな犬をつれた警察官が家を護衛しているから、すぐに追い払ってくれるそ うです。(^^;

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2. TIME Web版  97-10-13  

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1  少年の日の王国
THE AGE OF ELEGANCE
AGNES AND GLADYS AND PINK DRAPES AND DEEP PURPLE

ESSAYです。固有名詞がいっぱい出てきて、詳しいイメージが分からないとこ ろもあるのですが、大体の意味はとれたと思っています。なつかしさと愛着を 持って書いたような文章でしょうか。

作者はミネソタ生まれの50代ですが、故郷ミネアポリスの自分にとって大切な 思い出のあるレストランのことを書いています。秋になり、何となくもの悲し いときには、人は昔を懐かしむものでしょうか。

Murray'sの店は、筆者が生まれる前からあった。当時は、Charlie'sとHarry's もあって、Big Threeと呼ばれていたが、それらはいつのまにか無くなってし まい、Murray'sの店だけになってしまった。そこは大都市にならどこにでもあ るような、時代がかった古いレストランだ。ピンクのカーテンが掛かってい て、70代の受け付けの女性がいて、Deep Purpleをひくピアニストとがいて、そ してAgnesとかGladysとか言う名のウェイトレスがいる。ここに出てくるもの が、副題の意味です。

ここは、50代の夫婦が昔ながらの料理を食べる場所。そう筆者にとっては思い 出のSILVER BUTTER KNIFE STEAKが、ここでは食べられる。筆者にとってこの 名前は、少年時代の夢と結びついている。決して味わうことの無かった、想像 のなかで経験したあこがれの大切なもの。筆者の家族は、浪費家でもなか ったし、夢想家でもなかったからレストランで食事をすると言うことはなかっ た。しかし毎週教会に父の車で行く途中、Murray'sの前を通った。そしてそこ には MURRAY'Sと SILVER BUTTER KNIFE STEAKの文字が。胸をとどろかせ、未 知の世界にあこがれたのでしょう。

その後いろいろあって、大人になってもそこには行けなかった。どうも若者特 有の気取りがここではじゃまをしたようです。しかしとにかく、大学院生活最 後の日に、筆者の敬愛する人物がそこに連れていってくれて、筆者はそこで楽 しい時を過ごした。それから、3年か4年に1度、そこに出かけているが、いつ までもMurray'sの店は筆者には魅力を持っているようです。

過去に夢中になったものが色あせていく年になっても、Murray'sの魅力は小さ くならない。それは少年時代、聖書の言葉を暗記しようと努力していたとき に、あの MURRAY'Sと SILVER BUTTER KNIFE STEAKの文字が与えた、魔力のせ いなのか。しかし筆者は、よそ者をここには連れていかない。一緒に行くの は、本当に親しい友達か身内のものだけ。昔からのミネソタの友達だけ。一緒 に育ち、あの当時の雰囲気を知っているものだけ。

昔の出来事が帰らぬ思い出となっていく中、Murray'sの思い出だけは今でも鮮 明だ。1952年のあの日、Lyndale Avenueの赤信号で父の車が止まる、窓の外に は、鮮やかな大きな看板があって彼の想像力をかき立てる。そして、彼の膝に は、聖書の「伝道の書」が開かれていた。

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2.  FINDING TRAUMA NEXT DOOR
A CHILD'S MURDER REVEALS A SEPARATE TRAGEDY: A VICTIM TURNED VICTIMIZER

9月27日に11才のEddie Wernerが、15才になるSam Manzieに殺された。神戸 の事件と、共通点が多いこの事件は、やはり地域住民に衝撃を与えているよう です。

学校の募金活動に1人で出かけたEddie が、犯罪にあったわけですが、この 活動の一環として賞品が与えられることになっており、彼はwalkie-talkieが 欲しかった。彼が出かけたのは、自分が住む中流家庭が住んでいる地区ですか ら、別に犯罪の危険地域ではない。

犯人のSam Manzieは、いろいろな問題を抱えていた。まず去年の8月から12 月にかけて、43才になるStephen Simmonsと性的関係を持っていた。Stephen Simmonsは、過去に有罪判決もうけているpederast。Internetで、知り合った ようです。普通は、onlineで被害者を見つけることは珍しいとか。そして高額 の電話代などによって両親にSimmonsとの関係を気づかれたsamは、刑事事件と しての立証を固めるために、検察に協力していた。つまり電話にテープを仕掛 けて、録音することに協力していたわけです。ところが3週間前になって、彼 はハンマーでテープと録音機を壊し、もうこれ以上捜査には協力しないと言 明。9月24日には、両親は説得しますが、うまく行かない。そして9月27日に犯 行に及んだ。

その土曜日の午後5時30分頃、Eddieが募金活動のため、キャンディーと包み 紙を売りに来たのを、いたずらし、絞め殺し、死体をスーツケースに詰めて、 翌日まで隠していた。翌日近くの森wooded areaに捨てた。警察は、Eddieが行 方不明になってから2日後に彼の死体を発見、10月1日までにはSam Manzieは性 的虐待と殺人罪で起訴された。

事件後事件の原因としてまず3つあげられている。
1. Internetに、子供たちが触れるのを自由にしておいていいのか。
2. Samが好きだったrock band のSmashing Pumpkinの影響はないのか。
3. 募金活動をさせた学校側に問題はないのか。

加害者のSamが青少年特有の問題を抱えていたことは事実。彼は、今年男子 校のカトリックスクールの1年生だったようですが、コースを完了できなかっ た。この辺ははっきりしませんが、進級できなかったのではないかと思いま す。そして9月の新年度になっても学校には行ってなかったらしい。Samはかし こい少年のようですが、12才の頃から自分だけの世界に閉じこもるようにな り、コンピューターの世界にのめり込んでいった。自分のホームページを持 ち、その中でSmashing Pumpkinへの強烈な情熱と、親友が欲しいと訴えてい た。

両親の態度も不可解とされているようですが、まず一番の問題は何故警察・ 検察の協力者としてか弱い10代の少年を使ったのか、ということです。しかも 相手はpedophileとして知られていた。これに対しては、賛否両論あるようで す。そうした性的被害者の、人格破壊と自己卑下はよくありうること。

事件が発生した場所は比較的犯罪が少ない場所だった。もちろん親たちは日 本と同じように、子供たちに知らない人と話したり、ついていかないようにと 教えていた。しかし他の子供と話してはいけないとは教えていなかったし、そ れは不可能でしょう。

たしかに、神戸の事件との共通点がかなりあるようです。

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3..  AMERICA'S FAST LANE
IN MONTANA, THE LACK OF A SPEED LIMIT IS GIVING SOME CITIZENS PAUSE. BUT PROBABLY NOT FOR LONG

モンタナでは、速度違反のはっきりしたきまりはないようです。少なくと も、昼間は理性的であり、慎重でありさえすれば状況に応じてどんなスピード であってもよい。だから、時速100マイルであっても捕まらない。160マイルは 160km/hですからね。どうしてこんなことになっているのかよく分かりませ ん。以前はどうもそうではなかったようですから。

多分本文に間接的に少しだけ触れられていますが、時速100マイルまでの、 スピード違反切符に対しては、無効との判決が出たのではないかと思います。 だから今年の死者も既に去年の合計198人を既に超えたとか。そうだとする と、新しい取り締まりは今年から、適用された? 近い内に新しい基準がもうけ られるようですが、それまではスピード狂には天国かもしれません。記事は、 85年製の古い車で102マイル出していた、21才のモルモンの宣教師に70ドルの 切符が切られることで終わっています。それを追う警官は135マイル出したよ うですが、時速216キロ以上ですか。すごいですね。神の伝道師であっても、 100マイル以上出さない方がいいようです。 (^^;

この記事はあまり詳しく読んでいないし、細かい表現などを辞書などで調べて いません。どなたか読んだ方がいましたら、感想をお願いします。

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3. Newsweek 日本語版

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Newsweekは、どうやら日本版をWEBで、読めるようになりました。10/7日に Internet magazineを読んでいて、そのことを知ったのでさっそく訪ねてみま した。

日本語版は、10月8日付となっていました。日付が2日遅れています。9/8の英 語版で私が感想を書いた耳についての話が載っていますし、少し英語版とは違 う記事もあるのかなとは思いますが、ほぼ英語版と同じだと思います。2000年 シリーズは「21世紀を読む」という題になっていました。TIMEのWEB版とAsia 版よりは、重複率は高いと思います。

多分何かで日本語版の制作について読んだことがありますが、日本版は短時間 で作り上げているということだったと思います。だから私のところに英語版が 到着するのは、ふつうは金曜日ですが、どうもその前に日本語で読めるように なると思います。今週の10月15日号は、9日の木曜日までにはUPされていまし た。ちょうど1週間前ということになりますね。これが普通なのかどうかはわ かりませんが、そうだとすると、私の場合英語版よりも1日以上も早く読める ということになって、助かります。

10月15日号にも、ASIA版では10月6日号に載っていた、マルコポーロ以前のイ タリア人旅行者の話が載っていました。だから、耳の話も考え合わせると、 News性の薄い記事は、ASIA版より少しは遅れるのがあるのかもしれません。こ れはTIMEと同じですね。

このイタリア人旅行者の記事は、私もNo.5のWeeklyで感想を書いた記事です が、Niftyの会議室でもこれを読んだ方がおられて、いろいろ疑問点を出され ていました。必ずしも、日本版を読めば、英語の細かい表現がわかると言うわ けでもないようです。日本版は、内容を伝えることに重点を置いていますし、 直訳のやり方とは違います。固有名詞とか、掛詞とかそうしたのは、日本語と しての読み易さを第1に考えていますから、大胆にカットしているようです。

しかし当然のことですが、私の場合Newsweekの読み方は、大分変わってくるか もしれません。なにしろ日本語訳が簡単に手にはいります。紙の雑誌の時はわ ざわざ買おうとまでは思いませんでしたが、今回はそうはいきません。日本版 の記事は、全部読めるようですし、見ないでおくことは出来ない。

なお11月30日までは体験期間ということで、今年1月からの記事のデータベー スが利用できます。そのあとは、予約購読者以外は最新号だけしか読めなくな るようです。もちろんそうなっても、最新号だけでも利用価値はあります。さ らに定期購読者は、CMを表示されずに自由に読めるというふれこみです。現在 は無料体験キャンペーン中で、それを体験してみたのですが、目次の動きが少 し遅く、いらいらします。もしCMがこれに入ってくるとなると、ちょっときつ いですね。しかし目次から各記事への移動は、テキストモードですからさすが に早い。

もちろん印象度は、英語の記事を苦労して読んだ方がはるかに強い。かなり時 間がたってからでも、記事の内容を詳しく覚えていることがありますから。し かし日本語を見ないで、英語の雑誌をまず読んでいくか、これは上にも書きま したが、多分無理でしょう。英語の勉強には、ASIA版を読み続ける方がいいかも しれませんが、これからどのようにNewsweekを読んでいったらいいのか、まだ よくわかりません。当分は、WEBの日本版にはないので、おもしろい記事があれ ば読んだ感想を書き続けますが、内容がほとんど同じということが確認できれ ばその時点で、ASIA版は熱心に読まなくなるかもしれません。

なおURLは、次の通りです。接続した人は感想をお願いします。

http://www.nwj.ne.jp/

これと同じようなサービスを、英語版の定期購読者にもしてくれたらいいのに と思います。とにかく今までは、日本の雑誌で無料で全部の記事が読めると いうサイトは少ないようですので、このNewsweekの実験には注目しています。 アメリカの雑誌と同じく、on lineでは無料で購読できるようになるのでしょ うか。日本の場合、少し無理かなという気もしますが、期待しています。

97-10-09 

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