インターネット僻地

2001年4月27日

 世間ではITだのブロードバンドだのいろいろ話題になってますよね。26日のNHKのニュースではxDSL回線の契約者数が10万を超えたということを報道していました。新聞を見てもNTTや日本テレコムなどの電話会社がインターネット用回線の料金値下げ競っているという記事が載っています。しかし、ここスターライトタウンがある当別町太美地区はそのような時代の流れに全く取り残されていて、こういうニュースもまるで外国の話みたいに感じます。

 これを読んでいる皆さんはインターネットのために電話をどれくらいの時間使っていて,その代金をいくらぐらい払っているのでしょう。私の家ではテレホーダイを利用しているんですが、テレホーダイというのは使える時間に制限があって、23時から翌日の8時までの電話代が定額になります。つまり1日9時間なんですが、先日通信のログを確認したら1ヵ月で250時間くらいになっていました。もしテレホーダイを使わなければ250時間の通話料は75,000円(夜間なので2分10円で計算)もかかってしまいます。エリアプラスを契約しても37,800円ですから、それが4,800円ならいいじゃないかと最初のうちは思っていたんです。でも使えるのが夜間と決まっているので、私は早寝早起きをして早朝にアクセスをし、妻は深夜アクセスして子供達が留守にしている午前中寝ている、という生活パターンになってしまっています。

 このテレホーダイなんですが、利用しているプロバイダのアクセスポイントが札幌なので隣接地区への市外通話扱いになり月々4,800円払っています。(市内通話だと2,400円なんですが市内通話で使えるプロバイダはOCNしかなくて、試しにOCNを利用してみたこともあるのですが、テレホーダイの時間帯は非常にレスポンスが悪くてフラストレーションがたまるばかりなのでやめました。) ところが最近札幌市内で「フレッツISDN」が月々3,600円で時間帯制限なしというのが利用できるようになったんですが、当別町では利用できません。これは市外局番が違うことから、理屈の上では納得できるのですが、気持ち的には納得できません。だって、ここは札幌市内まで車で10分くらいで行ける場所なんですよ。

 そういえば話が横道にそれますが、フレッツISDNは常時接続ではありません。ダイアルアップの通信料金が定額になるだけです。接続したまま切らなければ常時接続と同じと考えがちですが、常に接続されていることが保証されているわけではないので、サーバーを立ち上げて外からインターネット経由でアクセスするような用途には使えません。雑誌にも常時接続と同じ扱いで書いてある記事が多いのが困ったものです。

 常時接続といえば、専用回線を使用するのが最も確実で安心できます。でも、この太美地区で専用回線を使うとどれくらいの回線使用料金を払わなくてはならないのか調べてみました。ぱっと頭にうかぶ安価な専用回線といえばOCNエコノミー(NTTコミュニケーションズ)ですよね。ところが太美地区はOCNエコノミーのサービス提供地域からはずれているんです。当別中心部(当別駅周辺)はサービス提供地域なんですけどね。OCNエコノミーにNTT東日本のディジタルアクセス(略して“DA”)を介して接続することもできるのですが、この方法だと月々5万円くらいになってしまいます。しかもDAは契約時に7万円以上払わなくてはいけません。

 次にみつけたのがHOTNetが提供しているHOTCNです。HOTCNのホームページを見るとサービス提供地域のところに「当別」と書いてあったので、メールで問い合わせてみたところ太美地区には提供していないということでした。もし提供地域内であれば、月々3万円以内で常時接続になったはずです。

 それにしても、昼間にWWWにアクセスできないのはとてもつらい。せめてテレホが20時からになってくれればそれでもかなり楽になるんですが、23時からというのはきついなあ。

 最近、インターネットを利用して自宅で仕事をする「SOHO」というのが話題になっていますが、もしこの太美地区に住んでいる人がSOHOを始めようと思っても、通信料金がネックになりそうですね。

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