1999年6月29日
夏のボーナスが出たので、デジカメを買いました。それについて少々。
どんなデジカメを買うべきか・・・。私が考えたのはつぎのようなことでした。
ソニーのハンディカムなどを使ってきた経験で、たとえ3倍程度でもいいから ズームはできたほうがいいと思っていました。単焦点のカメラって、割と広角ぎみに 作られているんで、あまり私の使いみちに合わないように思うんですよ。
広告や店頭でいろいろなデジカメを見ることができますが、以外とレンズの カバーがあるデジカメって多くないんです。かばんに入れてあるカメラを手さぐりで 探していてレンズに指紋をベッタリ・・・というようなことってありそうじゃないですか。
カメラとして違和感なく使いたかったというのもあるんですが、持ちやすいほうが 撮影中にちゃんとカメラを固定できていいんじゃないかと考えたわけです。 特にズーム付きを考えていたので手ぶれしやすい形はまずいわけです。
PCに画像を転送するためにデジカメを買うわけですから、これはとても重要な ファクターであると言えます。
シリアル通信なんか論外。スマートメディアかコンパクトフラッシュが 使える機種じゃないとね。特にスマートメディアはフロッピードライブに入れて使える 手軽なアダプタが魅力的。
画質はいいにこしたことはないし、値段は安いにこしたことはないのですが、 それぞれに妥協できるラインというのがありますよね。 画質のほうは数字で表現できるものではないし、けっこう主観的な要素もあると 思うのですが、雑誌の評価記事や、すでに持っている人のWebページなどを 参考にさせてもらいました。
で、上のような評価基準で選んだのが、オリンパスのC-900ZOOMです。
今、デジカメ市場は200万画素の機種が次々と出てきて、
130万程度のいわゆるメガピクセルと呼ばれる機種は値段が下がってきています。
オリンパスはこの4月に211万画素の C-2000ZOOM を発売したので、C-900ZOOM が値下がりを始めたわけです。(C-900ZOOM の発売は98年の10月8日)
C-900ZOOM の定価は89,800円ですが、私が目をつけはじめたころヨドバシカメラ札幌店で 59,800円でした。私が購入したのは6月12日ですが、そのときには54,800円になっていました。
雑誌の評価記事などを読むと、C-900ZOOMは「色再現性が良い」という評価が多かったので、かなり期待していたのですが・・・期待が大きすぎたのか、私の評価は「色はイマイチ」なんですよ。この程度で色再現性が良いということは、今までの他のデジカメって・・・。ううん、こんなもんなのかなあ。
自宅の玄関前にうえてあったチューリップの写真を撮ったんです。そのチューリップの花はうすい赤むらさきなんですが、写った花はほとんど無彩色、つまりナチュラルグレーに近い色だったんです。ディスプレイのせいでちゃんとした色になっていないのかと思って、フォトレタッチのソフトを使ってピクセルの値を見てみたんですが、RGBがほとんど同じ値つまりグレーになっています。
このカメラは、いろいろと設定を変えられるので、露出を変えてみたり、ホワイトバランスを変えてみたりとやってみたんですが、あまり効果があがりませんでした。人物の写真とか、屋内の家具や雑貨類などいろいろなものを撮ってみると、どうも花のような微妙な淡い色というのは苦手らしいということがわかりました。もしかしたらRGBという色表現の限界なのかもしれないとも思います。
業務用、つまりプロ仕様のデジカメというのがあるんですね。
存在を知ったのは、私がいつも買っている
「AS+F」というF-1の雑誌
で、そこのカメラマンが自分の使っているカメラを紹介していたからなんです。
キヤノンEOS D6000 というデジカメなんですが、見た目は普通の一眼レフに
モータードライブが付いているような感じなんです。それがなんと600万画素という
すごいやつで、値段もすごくて定価360万円ナリ。うへ〜。