F−1の話

1999年5月28日

 僕はF-1が好き。毎日F-1関係のWebページをチェックしている。今週末はスペインGPである。

 さて13日に決勝レースが行われた今年のモナコグランプリはなんと!フェラーリのワンツーフィニッシュという結果。F-1の歴史は50年にもなるってのに、その当初から参加しているフェラーリがモナコでワン・ツーっていうのが初めてのことだっていうからオドロキである。

 M・シューマッハがチェッカーを受ける場面を生放送で見ていたんだけど、それもスカイパーフェクTV!のチャンネルのひとつ、フジテレビ721でF-1の予選と決勝をシリーズ全レースにわたって生で放送しているおかげだ。

 昨年の夏、F-1の生中継をすることが書いてあったスカパーのちらしをコジマの店頭で見てチューナーを衝動買いしてしまったわけだけど、おかげでF-1のレースがある週末は外出できなくなってしまって妻のヒンシュクを買ってしまった。

 話が横道にそれてしまった。とにかく今年のフェラーリは調子が良い。現在のところドライバー、コンストラクターともにポイントランキングでトップに立っている。予選ではマクラーレンがずっとフロント・ロウもしくはそれに近いポジションを得ているというのに、である。

 僕は実はマクラーレンとミカ・ハッキネンのファンだ。マクラーレンは1970年台後半、ジェームス・ハントが乗っていたころから好きだった。当時のF-1の車はデザインが個性豊かで面白かった。ウィングカーで黒地に金色の文字がかっこよかったロータスとか、なんと前輪が4つで合計6輪というティレル(そのころは「タイレル」と呼ばれていた)とか・・・。もちろんテレビで中継なんかしていなかった。当時中学生だった僕はオートスポーツという雑誌を買ってF-1の写真をなめるように見ていた。

 ミカ・ハッキネンはアイルトン・セナや中島悟が抜けたあとのロータスからデビューした。 そのころから注目していたドライバーだ。しかしロータスは経営難でF-1から撤退してしまい ミカ・ハッキネンはシートを失ってしまい、マクラーレンのテストドライバーになった。 僕はすごくがっかりしたのだが、マクラーレンなら将来チャンスが巡ってくるんじゃないかと 期待もしたもんだった。そのチャンスは意外と早い時期にやってきた。 アメリカのインディ・チャンプであるマイケル・アンドレッティがマクラーレンに 乗ったのだが結果がさっぱりで、シーズンの途中でアメリカに帰ってしまい、 その空席にハッキネンが座ることができたのだ。

 しかし、ホンダエンジンを失い、セナも抜けたあとの当時のマクラーレンは低迷していた 時期だった。僕はそんなマクラーレンを応援していた。いつかはきっと、かつてセナとプロストが いたころのような黄金時代がふたたびやってくることを信じていた。

 そして昨年、やっとミカ・ハッキネンがチャンピオンに輝いた。デビューからチャンピオンまで すごく時間がかかったレーサーのひとりとなってしまったが・・・。

 そんなミカ・ハッキネンが、今年はポールポジションを取りつづけながらなぜか優勝が 1回しかないのである。予選を見る限り車の性能はフェラーリよりもマクラーレンのほうが ずっと上なのは明らかなのに。フェラーリチームへのインタビューでは 「もっと車を改良してマクラーレンに追いつかなくては」という返事が返ってくる。 でもポイントランキングでは1位がシューマッハ、2位がアーバインなのだ。なんてこった。

 このままフェラーリが逃げ切ってしまうのか、それともマクラーレンの逆転はあるのか・・・・。 ううう今年のF-1は目が離せないぞーーー。

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