アレルギーの話

1999年5月24日

 うちの家族は全員アレルギー体質だ。それほど強いアレルギーではないが・・・。

 アレルゲンはわかっていない(調べていない)が、症状の出方を見ていると 食べ物がアレルゲンになっているのではないらしい。

 僕の症状は春と秋、いわゆる季節の変わり目と言われる時期に、目と鼻に現れる。 どちらかというと鼻よりも目のほうの症状で苦労している。 かゆみと充血、ほおっておくとゴロゴロとした異物感を感じるようになり涙が 止まらなくなってしまう。
 眼科の医者に行くと決まって「アレルギー性結膜炎」と診断され、「インタール」 という名前の目薬を処方してくれる。こういう季節は眼科も患者が多くて自分の順番が まわってくるのにずいぶんと時間がかかる。やっと自分の順番がまわってきて症状を 告げると即「この目薬を使いなさい」と言って2つの目薬を出してくれる。 その2つのうちの片方が必ずインタールなのである。
 毎年、しかも年2回ずつこれをくり返しているうちに、ただ目薬をもらうためだけに 数十分も待つのがいやになってしまい、最近は市販の目薬ですませるようになってしまった。

 インタールの主成分はクロモグリク酸ナトリウムという物質なのだが、 この成分が含まれている市販目薬がある。ロート製薬の「アルガードCT点眼薬」である。 ほかのメーカーのものもあるのかもしれないが、僕が知っているのはこれだけだ。 この目薬を使っていると、ゴロゴロとした異物感を感じるほどひどい症状にはならないですむ。
 「アルガードCT」の説明書によると、クロモグリク酸ナトリウムというは 抗アレルギー剤であって、アレルギー症状を引き起こす物質の分泌を抑え、症状を出にくくする 効果があるらしい。しかしすでに出てしまった症状を抑えることはできないので 眼のかゆみなどを抑える成分も含まれているとのこと。
 今考えると、眼科医が処方した2つの目薬の、インタールじゃないほうはゴロゴロ症状に 対するものだったのだ。

 ところで、3年ほど前のことだが、スーパーでびわを買って食べたあと急にのどが痛くなった。 それまではびわを食べてもなんともなかったので、びわとのどの痛みの関連性には 気がつかなかったが、北海道新聞の医療関係のコラムに、シラカバ花粉などのアレルギーを持つ人は ある果物を食べるとのどの痛みや湿疹が出ることがあると書かれているのを読んで「これか!」 と、のどの痛みの原因がびわであることを確信した。びわの他にも桃やプラムも良くないらしい。 しかも、同時にシラカバが自分のアレルゲンのひとつであることもわかってしまった。

 シラカバといえば我が家のすぐそばの防風林は人工林で、植えてある木の種類が場所によって 違っているが、北に500mぐらい行ったところにシラカバばかり植えてある場所がある。 ということはこの季節にもし北風が吹くと僕のアレルギー症状がひどくなるということだ。

 妻がよく買ってくる育児雑誌にはやはりアレルギー関係の記事が多い。そういうのを 読んでいるとアレルギーについての知識を仕入れることができる。そんな中で驚いたのが 同じアレルゲンでも条件によって症状の出かたが違うらしいということである。
 条件というのは例えば低気圧。気圧が下がるとアレルギー症状が強くなる。 ようするに眼のかゆみが強くなると翌日は雨が降るというわけだ。これじゃまるでアマガエルだね。
 他にも、ディーゼルエンジンの排気ガスが多いとアレルギー症状が強くなるという ことも言われているようだ。家の近くの道道はダンプやトラックなどの大型車がよく通過する。 近くを走っているJRも電化されていないのでディーゼルである。うーむ。

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