用語について

 「おーぬまのカブトムシコーナー」で使っている用語について少し説明したいと思います。

1.「かぶと虫」?「カブト虫」?「カブトムシ」?

 いずれも誤りではなさそうですが、学問的にはカタカナ表記の「カブトムシ」を用いるらしいです。なので、当ホームページでもそれにならい、「カブトムシ」と書くことにします。

2.「匹」?「頭」?

 カブトムシの個体数を表すときの言いかたです。ずっと「匹」が当たり前だと思っていましたが、昆虫飼育の愛好家の間では「頭」を使っている方が多いようで「月刊むし」など読んでいると「頭」ばかり使われています。クワガタ関係の書籍、雑誌、ホームページをいろいろ読んでいるうちに私自身が「頭」に慣れてしまった・・・というのもあるので、当ホームページでは「頭」を使うことにしました。つまり「1匹、2匹・・・」というかわりに「1頭、2頭・・・」というわけです。

3.孵化(ふか)

 卵がかえって幼虫になることです。「ふ化」と書いている本が多いのですが、それは「孵」という文字が当用漢字ではないとかそういった理由なのではないでしょうか。

4.羽化(うか)

 さなぎが脱皮して成虫になることです。この「羽化」と、上の「孵化」を間違えやすいので注意が必要です。正しく使いわけていない人をよく見かけます。かなり経験のある人でもたまに間違えたりしますね。

5.1齢・2齢・3齢

 カブトムシの幼虫は3回脱皮します。孵化したばかりの幼虫を1齢幼虫と呼び、脱皮すると2齢、さらに脱皮すると3齢と呼ばれる幼虫になります。3齢の幼虫が脱皮して蛹(さなぎ)になります。人によっては1齢を「初齢」、2齢を「亜終齢」、3齢を「終齢」と呼んでいるようです。専門誌などでは「齢」ではなく「令」を使っているようなのですが、「齢」は「よわい」と読み、生まれてからの経過時間や成長度合いを表すのに対して「令」は「命令」、「号令」、「伝令」などの言葉でわかるように口から出る言葉のことを意味していると思いますので私は「齢」を使うことにしました。

6.蛹(さなぎ)

 幼虫から成虫になる途中の段階です。蛹室(ようしつ)と呼ばれる卵型の部屋を作り、その中で蛹になります。蛹の段階でオスとメスの外見上の違いが明確になりますね。

7.材

 カブトムシではなくクワガタ飼育のときによく使われる謎の言葉です。「産卵材」とか「飼育材」とかそういう使い方をして朽ち木をカットしたものを意味しています。でも「材料」や「食材」、「題材」、「素材」など「材」という文字は木以外のものにも使用しますので・・・???。


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