rmoon programmed by Naoya Kawahara (nkf@pluto.dti.ne.jp) ■このプログラムは 月齢表示付きの時計です。カレンダー表示もできます。 ■使い方 rmoon.exf を Ruputer に転送して、実行してください。 キーの操作は以下の通りです。 menu: rmoon を終了する。 enter: 月のステータスを表示するモード(ステータスモード)と カレンダを表示するモード(カレンダモード)を切り替える カレンダモードへ切替を行うと、カーソルは今の日付に移動します。 方向ボタン: カレンダモードでカーソルを移動します。 他の日の月齢を見たいときなどに使います。 ■用語の説明 いろいろ表示されますので用語を説明しておきます。 UT : Universal Time(世界標準時) JST : Japan Standard Time(日本標準時) MOON AGE : 月齢。前の新月から何日経過したかを表す MOON PHASE : 新月から新月までの間の何%が経過したかを示す。 MOON AGE をだいたい 29.5 でわった値が表示されているはずです ILLUMINATED : 月の表面のうち何%が光ってるかを示す。 LUNATION : ユリウス日の基点から何回目の新月が経過したかを示す。 1995年9月24日 16:55分 の新月が LUNATION 900 です。 rmoon はデフォルト設定では Ruputer 内の時計が JST を指しているものとして作ってあります。 JST は Ruputer 内の時計そのままを、 UT は Ruputer 内蔵時計から 9時間を引いたものを表示しています。 ■カスタマイズ(暫定仕様) b:\system\ini\ に rmoon.ini というファイルを置いておくと、 タイムゾーンのカスタマイズができます。 rmoon の表示する時刻は rmoon.ini のデフォルトは次の2行からなっています。 ----------------ここから JST +0900 UT +0000 ----------------ここまで 1行目が ruputer の内蔵時計のタイムゾーンです。 2行目が rmoon の画面のいちばん上に表示される時刻のタイムゾーンです。 画面中央部に大きく表示される時刻は ruputer内蔵時計の時刻そのままであり、 これはいまのところカスタマイズできません。 rmoon は 1行目のタイムゾーンを見て現在の Universal Time を求め、 それによって月齢を計算します。 rmoon.ini に書くタイムゾーンの書式は1行に (1) タイムゾーンを表す3文字の文字列 (2) スペース (3) + か - (4) 4桁の数字 が連続した合計10文字が記述されてなければなりません。 (1) で rmoon の画面上に表示されている "UT " や "JST" のかわりに表示される文字列を指定します (2) のスペースは単なる区切りです。 (3) と (4) でそのタイムゾーンがどれだけ Universal Time から ズレているかを指定します。 サンフランシスコに出張に行った際などには rmoon.ini を ----------------ここから JST +0900 SFO -0800 ----------------ここまで とすると、内蔵時計が日本時間のままであっても、 rmoon の画面最上部にサンフランシスコの時刻が表示されます。 Ruputer の内蔵時計を現地時刻に合わせた場合には、 rmoon.ini を以下のようにすればいいでしょう。 ----------------ここから SFO -0800 JST +0900 ----------------ここまで Ruputer に触ったときに最初に表示されるの内蔵時計の時刻なので、 内蔵時計を現地時刻に合わせておいたほうが便利です。 ■注意点 このプログラムは無償で配布されます。 このプログラムを実行することに関して金銭その他を誰かに 支払う必要はありません。 このプログラムは無保証です。 インストールに失敗してシステムが壊れたとか、 プログラムのバグのせいでファイルが破壊されたとかに関しては、 作者は責任をとりません。個人の責任のモトで使ってください。 このプログラムのソースの著作権は 作者(naoya kawahara/nkf@pluto.dti.ne.jp)にあります。 勝手に改変してもいいですが、それを世の中に発表するときには、 もともとのプログラムは 作者(naoya kawahara/nkf@pluto.dti.ne.jp)のものだということを 明記してください。連絡下されば嬉しいです。 ■更新履歴 1998/09/16 V1.0β1 最初の公開版 1998/09/17 V1.0β2 フォントとアイコンの形を改良 (でかい 4 の字が間違ってた) 1998/09/20 V1.0β3 2000 年になるとおかしくなるバグを fix 1998/10/15 V1.0β4 曜日がおかしかったのと、 月齢が一ヶ月ずれていたのを fix 1998/12/05 V1.0β5 イヴェントから復帰したときに、 最初に昔の時間が表示されてしまうのを fix。 UTC と JST とで画面描画のタイミングがずれていた のを修正。 1999/01/17 V1.0β6 月面に絵を描いてみた。 1999/06/15 V1.1β1 カレンダーを付けた。 2000/02/20 V1.1 カレンダーに 2000年 2月 29日が表示されない バグを Fix。 いわきさんのライブラリの一部をパクって、 カレンダーその他を高速化した。 illuminated が 100.00% のときに 00.00% と表示されてしまうのを 99.99% にするようにした。 カレンダーの満月・新月・上弦・下弦の表示を 12時間後ろにずらした。 アーカイブにいくつかのヘッダが含まれてなかったのを fix ■謝辞 開発キットを無償提供してくれた SII の人達、 すばらしいコンパイラを作られた GNU の人達、 月齢計算の仕方へのポインタを教えてくださった Taku Arata さん、 それから LCD への直接描画するソースプログラムを配布してくださった いわきさんに感謝します。 このプログラムに関する感想・要望・文句などは、 nkf@pluto.dti.ne.jp まで e-mail でお願いします。