アシストフックを考える

みなさんはどんなアシストフックを使用していますか。
現在では当たり前に使用しているアシストフック、我々はその創世記を歩みました。外房で木村匠氏から教わったアシストフックも今や全国区、
しかし当時は賛否両論の中の使用でした。
試行錯誤の数々をご覧ください。

アシストフックって何?(1999年の記事)


ご存知の方もあるとは思いますが、イシダイ針やヒラマサ針などをケプラ−(10〜40号)で
作った針をジグのフロントアイにセットした状態をアシストフックと呼んでいます。      
根ガカリとテ−リング防止の為、リアのトリプルフックはハズシてしまいます。   
こうなると「アシストフック」ではなく「メインフック」となるのですが、トリプルフックがあって
もなくても釣果に差がなく、先に述べた根ガカリとテ−リングから開放されたジギングは
精神的にも良いメリットがあると思います。またスレガカリも減り魚にも優しいと思っています。
しかし、まだまだ研究途上のフックです。


アシストフックの歴史と当時のアシストフック写真各種
はここをクリックしてご覧ください、

リンク協力&HP製作 ながみね




このセッティングでヒラマサを外房にてゲットしました。daffy仕様


星野仕様
本 体/よつあみ ケプラー25号220Lb (抜糸25号入り) 
     補助糸/      同       同       3号         
     ビニールパイプ/直径1,5mm(キス釣などの枝シカケを作るもの) 
<パイプの通し方>
スプールに巻かれているケプラーの中芯を2センチ(パイプの長さ分)引き出して切り取る。
やせて細くなった方をパイプに通し、中芯を抜いていない場所まで移動する。
パイプを中心として二つ折にし好みの長さが決まったらスプールから切り離す。
中芯の残っている方からニードルを差込み、パイプのギリギリで外へ出し
やせている一方のケプラーを引き込み、抜き出して一本にまとめ余分をカット。
引き入れた部分がほつれないよう、補助糸を巻いてアロンアルファを少したらす。
(曲げられたパイプが元の形にもどろうとしますので縛ったほうがいいようです。)
これでスプリットリングに緩衝する輪の部分がケバケバになりません♪
また、ケプラーの110Lbでもokです。



KK仕様
上段 OWNERカット泳がせ24号+YGKダイニーマノットU30号(中芯抜き)・・・針が軽い
中段 がまかつがま石(黒)18号+上記ケプラーの中芯+星野さんのビニールチューブ補強・・最強
下段 OWNERカットヒラマサ15号+YGKダイニーマノットU10号・・・さびにくい(フグもよく食う)



BINGO仕様
フックGAMAKATSU510 2/0をリング部で曲げる
170lbパラシュ−ト用ケプラ−をダブルで通しPE4号で縛る
4ミリ径ヒ−トシュリンクを通し加熱して覆う
#5のリングをダブルで付ける(ひとつ目はリングの段差を蝋付けする)
スイベル OR ジグのアイ両方に装着可能
☆これだと、直接リングにしても良いみたいですが、実際使用するとハッキリと違いました。



2000年ニュ−アイテム
ハ−ドアシストフック

BINGO仕様のハ−ドアシストフック(針はカットゴリラ)

今日ハ−ドアシストフックは完成品が釣具店でも購入可能になりました。




アシストフックの作り方(2000年の記事)
2000年3月 今だ良いアシストフックが存在しない。
一定の強度を保てジギング釣行を楽しく過ごすため
また、アシストフックによる釣果データ取りや今後の模索のためにも
同レベルのフックの数が必要となり、製作することにしました。
比較的入手しやすい材料でトラブルの少ないアシストフック、
そして数も作れるということを念頭に製作しました。

 製作工程紹介 レガ−ト今野


用意する主なもの
ケプラ−ノット15号〜25号
1.5ミリ径ビニ−ルパイプ
「がまかつ」フック3/0 4/0
スプリットリング 80〜100lb
PE4号・アミラックス4号またはセキ糸
瞬間接着剤



任意の長さに切断したケプラ−ノットにビニ−ルパイプを中央まで通す


ここでスプリットリングを通す


アミラックス・PE等で結ぶ(まだ接着はしない)


フックの根付部分に粗くセキ糸を巻きつける


粗く巻いた完成状態(わかりやすいようにPEを使用)


根付前の状態


フックのアイに通す


好みの長さでアミラックス・PEで結ぶ
ここでビニ−ルパイプの接合部とかケプラ−ノットのヨレとかを修整する


最後に瞬間接着材で固定・乾燥したら余分をカットして完成



魚とのファイトで根付部は痛みます。
根付部をヒ−トシュリンクでコ−ティングしてもいいでしょう。



今日各種アシストフックは釣具店でも購入可能になりました。
またカスタムオーダーメイドも製作するメーカーも出現しています。







2001年簡単装着システム化(2001年の記事)
フロントフック
船上でのトラブル回避と簡素化と強度を求めて思考錯誤した結果
Wシ−ムレスリングを採用し写真のようになった




BINGO仕様のWシ−ムレスリング応用のセッティング
★簡単ジグ交換・簡単フック交換が目的
★リ−ダ−結びも編み上げ



写真は10ozスキルジグセット時

このシステムの利点
1.釣行前日にリ−ダ−に付けておけば当日はリ−ダ−が傷まない限り船上でラインの作業はない。
2.ジグ交換はプライヤ−ひとつで簡単
3.アシストフックもプライヤ−ひとつで交換簡単
4.使用フックサイズがベストだとジグとフックが絶対に絡まない。
5.フックの遊動率が高いので魚の吸い込みで簡単にフックアップする。
6.シ−ムレスリングとリ−ダ−のセットが容易
7.魚が左右のどちらからアタックしてもフックアップする。
8.フックはずしが楽である。
9.タモ入れに神経を使わない。
10.ジグウエイトによるバラシがない。
11.ジグには魚のウエイトがかからないのでスプリットだけで十分。
12.トレブルフックのように折れ・伸びの確率が下がる。
13.ジグの動きに制限を与えない




写真は6ozと4ozのビンゴブル−とビンゴピンクのスキルジグ
フックはがまかつにザイロンを使用し中にリ−ダ−を通してあるカスタムフック
10キロのヒラマサの実績もある


お気付きの方もいると思うが同長2本セットすることで、フクサイズを細くできる。
また、2本同長セットするとお互いの揺れが相反しあうのでフックとフックがからまない、
ジグやリーダーにもからみにくいという大きな利点が生まれる。



2004年以降各種シームレスリングも販売され、ビッグゲーム用のスイベルも販売されている。





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