第59回 皐月賞

中山競馬場 2000m

青春群像18騎夢舞台

平成11年4月2日(金)。明日の競馬を楽しみにしていたファンに とって、長く退屈な夜だった事だろう。厩務員組合がストを断行し、 翌日のレース中止が決まった夜である。
昭和51年4月15日(水)。第36回皐月賞に出走する各馬の最終追 い切りが行われた。関西の星テンポイントは、軽快なフットワークを 見せていた。一方関東の期待トウショウボーイは、軽く流す程度の追 い切りしか行わず、体調不良を疑う声が出たほどである。ほぼ同じ頃 厩務員組合の代表は、スト突入を決めていた。
1週伸びた皐月賞は、中山競馬場から遠く離れた東京競馬場で行われ た。1度ピークを迎えたテンポイント。ストを予測してピークを1週 遅らせたトウショウボーイ。第36回皐月賞は、ストの影響を5馬身差 という形で残して行った。TT対戦の始まりである。
名牝の血を受けた若駒。スピード溢れる父の血を受けた若駒。晴れの 舞台に立つ若駒達に、アクシデントのない事を祈る。
ようやく雪が雨に変わろうとしている古里に、薫風を届けたい。

有力馬のチェック

アドマイヤベガ

前走の弥生賞では、気合いが乗り過ぎ引っ掛かってしまい正面では不利を被ったようにも見えたが、それでも直線であの脚を使えるのはこの馬の能力の高さの証明だった。この馬の一番の魅力はあの破壊力ある瞬発力だろう。前走の渋い馬場はあまり気にしていなかったようにも見えたが、良馬場でレースしたいタイプではないだろうか。問題となるのはやはり、脚質だろう。エリカ賞、たんぱ杯ではスタートで後手を踏んでいるし、勝ったとはいえ8頭11頭と少頭数のレースだった点も見逃せない。フルゲートの今回も後手で馬群を捌くのにてこずるようであれば、取りこぼす可能性は多いにあるのではないか。

 

ナリタトップロード

前走の弥生賞では中団の外に位置し、3分3厘からスーッと上がってきて、直線抜け出すという完璧な内容での勝利だった。この馬には死角が見当たらないようにも思える。この馬もアドマイヤベガ同様、3前走福寿草特別、前々走きさらぎ賞では出遅れている。後手を踏んでも無理なく中団につけられるのでさほど気にすることでもないかもしれない。あえて、死角を探そうとするなら騎手の経験不足か。

 

テイエムオペラオー

前走毎日杯を制し、3連勝で皐月賞に臨むこの馬。前走では勝負どころでもたつくような面も見られたが、渋太く伸びての完勝だった。わざわざ追加登録をしての参戦というのも気になるところだ。一気の相手強化が最大の問題となるだろう。前走もバイオマスターを抑えたというよりも勝手につぶれただけで、負かした相手自体は一戦級とは言い難い。好位で競馬できる強みはあるものの過信は禁物だろう。

 

マイネルプラチナム

前走の若葉Sでは休み明けながら見事な末脚で制し本番を迎えるこの馬。前走の相手関係には若干の疑問が残るものの、内容的には見事と言える。前走は6ヶ月ぶりではあったが、仕上がっていたようだった。気になるのは、前走の馬体重はマイナス4キロという点だ。成長という面に課題はありそうだ。レース間隔も他馬の比較では有利とは言い難い。気性面にも課題が残っており、当日の落ち着きはチェックしたいところだ。

 

ワンダーファング

前走のスプリングSでは人気薄だったがまんまと逃げ切った。展開が向いたといえばそれまでだが、2馬身半の差をつけているのは注目したい。この馬の場合今回問題となりそうなのは、相手関係と多頭数で揉まれないかということだろう。理想は逃げかもしれないが、揉まれなければ展開にはある程度の融通が利くのではないだろうか。重馬場の巧拙はめっぽういいと思われ、馬場が渋るようなら注目したい。

 

オースミブライト

前走スプリングSでは2番人気でありながら7着と大敗、不甲斐ないレース内容だった。しかし、前走は熱発明け、通常7.8時間の輸送が13時間かかるという悪条件が重なった。立ち直れば十分たちうちできる能力はあると考えていいだろう。距離面に不安はないが、中山コース1-0-0-2は少々気になる材料だ。左トモの外傷も大事に至らなかったようだが、気になる材料である。

 

ニシノセイリュウ

2戦2勝で皐月賞へ臨むこの馬だが、実際に見たことがなくなんとも評価しがたいところだ。前走はスリリングサンデーを抑え2000mの若駒Sを制しており、上がりの3Fは34.8。能力の底は見せていず不気味な存在だ。母は知っている人も多いだろうニシノフラワー、父ブライアンズタイムとあれば血統的にも頼もしい。問題は、相手関係と馬体にあるだろう。一時馬体が420キロ台まで落ち、レース間隔が開いたようなので馬体のチェックは怠らないようにしたい。

 


本紙スタッフのコメント

ありとあらゆる方向から検討した結果、 ナリタトップロードの単勝で勝負!
まずはアドマイヤベガ
武豊の1番人気は買ってもしようがない。
だけどこの馬、前走がふがいなかったから、 そこまでの人気にはならない。
2倍を切れば私としては十分です。
穴人気はマイネルプラチナムテイエムオペラオーの2頭か。
けっこう人気になるかもね。
で、前者は前走で終わりそう。マイネルだけに。
後者は、毎日杯というところから、どうしても メルシーステージを連想してしまって……関係ないね。
(買ったんだよなー。懐かしい。)
後はトウカイダンディーか。
叩き2走目でちょうどいいけど。
次走狙ってみよう。
とにかく、確実なものを押さえる。
ナリタトップロードがんばれ!
(By TM除田)
先週はやっちゃいました。
今週もやっちゃうかも・・・。
でも、穴をほじくります。
本命はアドマイヤベガ
対抗はテイエムオペラオー
押さえは、シルクガーディアンヤマニンアクロです。
前のこりでワンダーファングといったところでしょう。
マイネルシアターあたりもベガと組み合わせます。
2−12,2−15,2−7、2−3,2−5,
5−12,なんかはオペラハウス産駒ワンツーでおいしいかも・・・。
(By ルドルフ)
重箱作戦第2弾です。
皐月賞といえば?そう、皐月晴れ。皐月晴れと言えば?そう、ピクニ ックです。では、ピクニックと言えば何でしょう?緑の草に寝転んで 胸一杯に吸い込む澄んだ空気。いえいえそれは違います。ピクニック と言えば、重箱です。そう、今回も重箱の隅に隠された幸運を見つけ ましょう。皐月弁当の重箱を探ってみると、こんな結論になってしまい ました。

オースミプライト
ナリタトップロード
アドマイヤベガ
マイネルシアター
×ヤマニンアクロ
今年の皐月賞の注目は、何と言ってもベガとニシノフラワーという 偉大な母の子、アドマイヤベガとニシノセイリュウの二世対決では ないでしょうか。どちらも期待通りの成績でクラシックに駒を進め て来ました。が、今回の皐月賞に勝つのはオースミブライトです。
成績にムラがあるし、何より連対率の低さが気になるのですが、関 東のトップジョッキー蛯名騎手が選んだからには、それなりの理由 があるはずです。京成杯を思い出せ。

注:危険ですから、良い子は絶対にマネをしない様に。

(By 雷電)
皐月賞は2強が騒がれてます。
こんなときは2強で決まる可能性が少ない!
ではどっちを取るか?私は、アドマイヤベガを取ります。
前走は余裕残しでしたし、 最近弥生賞馬と皐月賞の相性もよくないです。
過去10年、弥生賞馬は弥生賞で負かした馬に 皐月賞では必ず先着されています。
ということでナリタトップロードを消し。
お相手は先行力を買って
テイエムオペラオー
ヤマニンアクロ
ワンダーファング
さらに、前々走G3(アーリントンC)で3着
前走G2(スプリングS)で2着なのに異様に人気がない タイクラッシャー
この馬はサニーブライアンのように逃げ切るかも。
本当のところ、ベガも切ってしまいたいんですけど、 さすがにそこまでの暴挙には出られないですね。
ああ、ワイド馬券があれば・・・
(By CHICK)


過去の恥を見る