2010.2.5(その2)
森田実の言わねばならぬ【104】
平和・自立・調和の日本をつくるために[104]
《新・森田実の政治日誌》民主党議員Tさんへの手紙/「森田さんはなぜ小沢・鳩山民主党政権をきびしく批判するのですか? 昨年の総選挙後に姿勢を変えたのですか?」との質問に答えます〈その1〉反権力は私の原点です
「弱きを助け強きを挫く」(日本の諺)
「民主党を応援してくれていた森田さんが、2009年8月30日の総選挙を境に小沢・鳩山民主党への批判者に転じたのはなぜですか」との質問にお答えします。少し長くなりますが、読んでください(連載します)。
第一は、私の基本的生き方の問題です。私は本質的に「反権力」なのです。少年期、青年期は左翼の活動家でした。その後、中立的なジャーナリストとして生きてきましたが、「反権力」の生き方は変わりません。「反権力」、これは、私の人生の根本思想であり、生き方なのです。
私は以前から、民主党の友人に対して、「民主党を応援するのは野党だからであって、政権与党になったら批判します」と繰り返し言ってきました。Tさん。貴兄にも話したことがあったと記憶しています。
自民党にも、少数ですが、何人かの信頼すべき友人がいます。それらの友人にも「自民党が政権与党のうちは批判しつづけます。しかし自民党が野党になったら、批判の対象にはしません」と言ってきました。
2009年8月30日の総選挙で民主党が勝利して、政権与党になりました。民主党はいまや政権党なのです。しかも、民主党は総選挙後に変質してしまいました。野党時代の民主党は党内民主主義のある民主政党でしたが、政権与党になってからは小沢幹事長を独裁者とする強権的ファッショ政党に変質しました。ジャーナリストである私がなすべきことは、政治権力を監視し、批判することにあります。とくに強権的ファッショ政党は許すことはできないのです。
Tさん。整理します。私は本質的に「反権力主義者」です。これは変わりません。ジャーナリストとして生きていなくても、私は反権力主義者です。いまはジャーナリズムの中で生きています。ジャーナリズムの社会的責任は、第一に政府を監視し、批判することにあります。私は政権与党の味方にはなりません。批判者の立場を貫きます。Tさんに対し強い友情をもちつづけますが、しかし、言論においては遠慮することなく、政権与党を徹底的に批判します。とくに小沢独裁には徹底的に反対します。私は独裁政治とは戦います。Tさんが、一日も早く私が全力で批判する最高権力者の首相になることを心底から祈っています。そのときは本気で戦いましょう。(つづく)
Tさん。お葉書ありがたく拝見しました。