2010.2.4(その4)

森田実の言わねばならぬ【101】

平和・自立・調和の日本をつくるために[101]

《新・森田実の政治日誌》[谷垣禎一自由民主党総裁研究・第2部(4)]1月24日の自民党第77回定期大会における「谷垣総裁年頭演説」に見る高い品格と知性〈その4〉谷垣演説(中)「おおらかな保守主義」と「自分さえよければ」主義との決別宣言は正しい方向である

「エゴイズムは自分への愛ではなくて自分についての混乱した情念である」(アリストテレス)



 谷垣自民党総裁は「自分さえよければ主義」をきびしく批判している。この点を高く評価したい。

[谷垣総裁演説(要旨)第2部]

《まず、自助、自らの生活を自らで支えていただかなければなりません。家族や地域で支えあう共助、政府や自治体による公助の三段構えで、あらためて社会を築き直すことが必要です。自立と共生、成長と福祉の両方に目配りしていくこと。私はそれを「おおらかな保守主義」と呼びたいと思います。

 これはいま生きる国民だけのことではありません。「自分だけよければよい」のではないことはもちろん、「いまだけよければよい」のでもありません。次の世代の負担にたよらない、自制心のある財政をめざさなければなりません》

 谷垣総裁は、自民党の政治理念として「自助」「共助」「公助」の三段構えを示し、「自立と共生」「成長と福祉」の両方の方向を示した。最近の政治家の中に「自分さえよければ主義」(エゴイズム)が広がっている。これは由々しきことである。谷垣総裁のエゴイズム批判に敬意を表したい。(つづく)