森田実の言わねばならぬ【80】
平和・自立・調和の日本をつくるために[80]
「剣を取る者は皆、剣で滅びる」(『新約聖書』)
それにしても、傲岸不遜の記者会見を繰り返してきた小沢幹事長が、最近は、記者会見を頻繁に行い、言い訳をつづけているのはどうしたことか?! 新聞は、低姿勢で自らの危機を乗り切ろうとしていると見ている。しかし、私は思う。政治指導者は、くどくどと恥ずべき言い訳する前に重要な地位を辞するべきである。小沢幹事長の弁明の繰り返しは幹事長ポストにしがみつきたいためだと見られても仕方あるまい。
最高の指導者は誇り高く行動しなければならない。地位に恋々としてはならない。小沢幹事長、鳩山首相に読んでほしい一文がある。細川護煕氏(元首相)の「私の履歴書」(日本経済新聞1月26日付朝刊40面)である。見出しは〈「退を好む者」自ら実践、達成感こそ喜び、政界を去る〉。細川氏は「長きをもって貴しとせず」の信念で政治生活を送ったとのことである。小沢、鳩山両氏は細川氏に学ぶべきである。権力者の地位への執着が政界を混乱させている。ここに今日の政治の混乱の主原因がある。鳩山政権と民主党は、一線を越えてしまっている。政治の混乱は、一線を越えたことから発している。小沢・鳩山両氏は退陣しなければならない。(完)
《新・森田実の政治日誌》民主党の非民主主義政党への転落を憂慮する【5・完】小沢・鳩山体制は政権交代を推進した国民の期待を裏切った/小沢独裁・国民生活破壊・地方切り捨て政治・日本経済縮小政策に強く反対する〈その5〉小沢一郎の最高実力者としての誇りを失った「言い訳」会見の繰り返しは異常である/細川元首相の潔さに学べ
カネで権力を手に入れた者はカネで滅ぶ。田中角栄も金丸信もカネの力で権力を掴み、カネで躓いて失脚した。いま、同じ運命が二人の政治家の上に起ころうとしている。鳩山首相と小沢幹事長である。