森田実の言わねばならぬ【77】
平和・自立・調和の日本をつくるために[77]
《新・森田実の政治日誌》民主党の非民主主義政党への転落を憂慮する【4】小沢・鳩山体制は政権交代を推進した国民の期待を裏切った/小沢独裁・国民生活破壊・地方切り捨て政治・日本経済縮小政策に強く反対する〈その4〉繰り返される鳩山首相の無責任発言と主要閣僚の異常発言
「駟も舌に及ばず」(『論語』子貢)
鳩山首相は1月25日の衆議院予算委員会で「(首相の資金管理団体などの)政治資金収支報告書を十数年間、見ていなかった。ずさんと言われればその通りだ」と発言し、その理由を「秘書を全面的に信頼していたので、安心して任せていたのが実態だ」などと説明した(日本経済新聞1月26日付朝刊2面)。
あきれた発言である。この鳩山発言について二人の友人の見方は違っていた。
A君は「十数年間も自らの資金管理団体の政治資金収支報告書を見ていないような無責任な政治家が首相になっているいまの日本、どうしようもないね」とあきれていた。
B君は「母親から十数億円もの資金供与を知らなかったと言いつづけていることの無理に、つじつまを合わせるための新しいウソではないかと思う」と分析した。
しかし、二人とも「日本の首相が、救いがたいほど無責任な人物であることはやりきれない」と同じ意見を述べていた。
[2]平野博文内閣官房長官の1月25日の発言もひどい。沖縄県名護市長選で民主党が推薦した米軍普天間飛行場の移設に反対する候補の当選を受けて、平野官房長官は「辺野古を削除という判断には立たない」と発言した。選挙結果を無視する発言である。ひどすぎる異常な発言である。社民党と国民新党は抗議の談話を発表したが、撤回を求め撤回しなければ連立を解消するような事柄である。社民党、国民新党の対応は生ぬるい。
[3]前原国土交通相の1月25日の衆院予算委員会における「逆ギレ」発言もひどい。自らの感情を抑えることすらできないコドモ大臣であることを示した。前原氏は自民党に向かって「自分たちのツケをほっといて文句を言うのはやめていただきたい」と口走った。鳩山首相が昨年の臨時国会で、自民党の谷垣総裁に向かって「あなたに言われたくない」と口走って、謝罪し撤回したが、前原氏はいまになってもこんなバカなことを言っている。政権を担う内閣の一員としては不見識である。いまは民主党政権なのだ。政権交代を決めた2009年8月30日からほぼ5カ月経っている。5カ月経っても政権を担う責任感が育っていないというのは驚くべきことである。
鳩山、平野、前原氏ら首相と重要閣僚の無責任発言に対しては、マスコミはもっときびしく批判すべきである。マスコミは、「反小沢」すぎるとして民主党側から非難されているが、私は、マスコミは小沢幹事長、鳩山首相に甘すぎると思っている。
とくに鳩山首相の発言の乱れはひどい。国民の政治不信は深刻化するばかりである。日本の首相の国際的信用も落下の一途をたどっている。民主党の墜落は「一線を越えた」と言わねばならない。政局の転換を急がねばならない時である。(つづく)
[1]鳩山首相は開き直って異常発言をつづけている。鳩山首相の繰り返される異常発言により、国民の常識が崩れるのではないかと、心配になるほどである。