2010.1.24(その2)

森田実の言わねばならぬ【65】

平和・自立・調和の日本をつくるために[65]
《新・森田実の政治日誌》[民主党内部改革のすすめ(3)]〈旧友A氏との対話〉小沢・鳩山体制の克服の可能性(その3)小沢一郎は、自らの潔白を証明するための裁判闘争に、鳩山政権と民主党全体を巻き込んではならない

「君の非を行うとき、従わざるは臣の忠なり」(『金言童子教』)



[前回のA氏との対話のつづき]

 A氏 森田さんは、小沢事務所の政治資金問題に関して小沢氏自身の潔白を証明するための戦いは、個人で行うべきだと言っていますが、もう少し説明してください。

 森田 いまの「小沢」対「検察」の問題は、本質的には小沢氏個人の戦いです。民主党全体に関わることではない。あくまでも小沢氏が個人で頑張るべき事柄です。これに民主党全体を巻き込んではならないし、鳩山内閣を巻き込んではなりません。小沢氏は民主党の最高実力者としての高い見識を示すべきです。

 A氏 そうですね。政治資金問題は小沢事務所の問題です。区別すべきですね。  森田 政治リーダーは、自らが検察当局から追及を受けるようになったら、国政を巻き込まないように注意すべきです。

 A氏 民主党はいまどうしたらよいのですか。

 森田 繰り返しますが、民主党は「小沢」対「検察」の戦いに対して中立の立場をとるべきです。いまは深入りしすぎています。小沢氏は自らの信念にもとづき一人で検察と戦うべきです。民主党の中の小沢支持者は個人として小沢氏を支持すればよいのです。鳩山政権全体、民主党政権全体の問題としてはいけないと思います。小沢氏個人の戦いに民主党全体を巻き込むのは大きな過ちです。民主党員は、この小沢氏の過ちに、追従してはならないのです。私はこのことを、何度もプレスの取材で話してきたのですが、残念なことに、プレスは私の主張を理解しません。「小沢が正しいか、検察が正しいか」の白黒判断を求めるばかりです。プレスの知的能力が低下しているのは残念です。(つづく)