森田実の言わねばならぬ【59】
平和・自立・調和の日本をつくるために[59]
「怒りは短き狂気なり」(ホラティウス)
小沢一郎は怒り過ぎている。怒りは短き狂気である。民主党議員は、小沢一郎の「怒り」に巻き込まれてはならない。
小沢一郎は勘違いしている。検察当局の「任意の事情聴取」の要請を無視し、弁護士を通じて事を運ぼうとしてきたが、ここに小沢一郎の傲慢があらわれている。これは、明らかに小沢一郎の特権意識にもとづいている。この問題は、小沢一郎一人で戦うべき事柄である。どうして、民主党全体を巻き込み、鳩山内閣まで巻き込もうとするのか。小沢一郎は間違っている。
一般の国民は、検察当局や警察当局の「任意の事情聴取」要請を無視しつづけることはできない。一度や二度延期を求めることはできても、完全に無視することは不可能である。無視したり逃げたりすれば強制捜査の対象となる。政治家の場合も同様である。巨大権力をもっている小沢氏が特別扱いを求めてきたことは間違っている。小沢氏は事情聴取に応ずるべきであった。小沢氏が、あたかも民主党と国会を人質にとるような形で、任意の事情聴取要請を無視しつづけたことが、強制捜査を呼び込んだのではないか。もはや、これ以上わがままを通すことはできないであろう。「法の下の平等」は貫かれるべきである。(つづく)
《新・森田実の政治日誌》[民主党の独裁者・小沢一郎の個人の戦いに国政全体を巻き込んではならない/小沢の暴走を止めなければ日本が危ない〈4〉]民主党議員は目を覚まさなければならない/小沢幹事長への恐怖で小沢氏の言うがままに動いたら、国民から見放されることを知るべきである/小沢氏は幹事長を辞職し、検察当局の「事情聴取」の要請を受け入れ、一人になって戦うべきである/民主党は中立の立場をとるべきである
いまの民主党の状況は異常である。小沢幹事長の「怒り」に、民主党全体が巻き込まれてしまっている。大多数の民主党国会議員は怒れる小沢幹事長をおそれ、萎縮してしまっている。ごく少数の批判者はいるが、大多数は小沢氏を守ろうとしている。愚かなことである。