2010.1.20(その2)

森田実の言わねばならぬ【53】

平和・自立・調和の日本をつくるために[53]
《新・森田実の政治日誌》[民主党の独裁者・小沢一郎の個人の戦いに国政全体を巻き込んではならない/小沢の暴走を止めなければ日本が危ない〈2〉]1月16日の民主党大会の日本政治史における意味/怒れる独裁者小沢一郎に指導される民主党議員/1930年代の日本の青年将校・ドイツのナチス党・イタリアのファシスト党の再来か

「歴史は繰り返す。一度は悲劇、二度目は茶番」(マルクス)



 1月18日に開会した第174通常国会は小沢民主党の暴走によって大混乱に陥るかもしれない。回避させる必要がある。

 古い友人から電話がかかってきた。彼は小沢の復讐に強い危機感をもっている。  「1月16日の民主党大会の模様をニュースで見た。新聞も読んだ。おそろしさを感じた。本で読んだだけだが、1930年代の日本軍国主義下の青年将校、ドイツナチス党のヒトラーユーゲント、イタリアのファシスト党などの動きに似たものを感じた。怒れる小沢一郎に指導される民主党の若い議員たちに危なっかしさを感ずる。鈴木宗男の復讐心はすごいね。小沢一郎の検察への憎悪もすごい。民主党の小沢チルドレンたちは、自分で考える能力がない。民主党は小沢一郎という教祖に従うカルト集団だという見方もあるほどだ。暴走するおそれがある。日本は心配だね。1933年にドイツ国民はヒトラーに政権を与えた。はじめはよかれと思ってやったことが裏目に出た。小沢一郎はヒトラーのようになっていくのかね」

 いまの状況は、1930年代に似てきている。日本は大恐慌、大失業下にある。民主党は反官僚主義に立って官僚解体をめざしている。小沢一郎、鈴木宗男両氏が、憎悪と復讐心をむき出しにして、検察解体に向かって動き出した。いわゆる検察批判をしてきたジャーナリストや一部の学者も同調している。「反検察」を旗印とした小沢一郎を指導者とする官僚退治運動が始まった。この運動は平成の日本型ファシズムに転化するおそれがあるかもしれない。この戦い、どちらが勝ってもあとが大変である。小沢が勝てば小沢独裁がさらに強まる。検察が勝てば検察独裁のおそれがある。いま必要なことは戦いをやめることだ。これができるのは小沢一郎自身だ。潔く身を引くべきである。(つづく)