2010.1.19(その1)

森田実の言わねばならぬ【49】

平和・自立・調和の日本をつくるために[49]
《新・森田実の政治日誌》[民主党の独裁者・小沢一郎の個人の戦いに国政全体を巻き込んではならない/小沢の暴走を止めなければ日本が危ない〈1〉]民主党大会で飛び交った「検察を仕分けせよ」の大合唱に見る民主党の異常/巨大与党と行政機関との戦争は日本を滅ぼす

「国大なりと雖も戦いを始めば必ず滅ぶ」(『史記』)
[小沢一郎氏がいかに強大な政治権力をもっていようと戦いを始めれば必ず失敗する]



 1月18日、第174通常国会が開会した。この国会で最も心配されているのは、怒れる独裁者・小沢一郎幹事長に率いられた民主党小沢チルドレンたちの暴走である。「民主党は独裁者小沢一郎に忠誠を誓った一枚岩の体育系集団である」(政治アナリストのI氏の言葉)。さらに言えば、「小沢教祖に指導されるカルト集団である」(あるテレビコメンテーターの言葉)。民主党は小沢幹事長に従う一枚岩の集団である。彼らが暴走を始めるおそれがある。小沢一郎が命令すれば、強行採決でも何でもやる。日本の議会制民主主義は小沢一郎と小沢チルドレンによって踏みにじられるおそれがある。

 1月17日、海外メディアの記者から電話があった。彼はこう言った。

 「1月16日の民主党大会は異様でした。鈴木宗男新党大地代表が検察批判の熱弁を振るったとき、『検察を仕分けしよう』とのヤジが飛び交いました。検察を解体しようという方向へ動くのでしょうか」

 小沢一郎、鈴木宗男両氏の検察への怨恨と復讐心に、小沢チルドレンたちが同調し動き出している。70代の私の友人は言う。

 「いまの民主党は1970年代の全共闘運動に似てきました。めざしているのは既存体制の解体、破壊です。鳩山首相も菅直人副首相も仙谷由人国務相も全共闘世代だ。小沢一郎も全共闘のようなもの。全共闘のようなことをやるのではないか」

 小沢、鈴木両氏をリーダーとする「検察」解体運動が動き始めたとすると、止めなければならない。彼らの心の中にあるのは検察に対する恨みと復讐心と怒りである。小沢氏の復讐を代行するのが日教組OBと自治労OBの政治家(輿石東、高嶋良充両参議院議員)である。

 「日教組、自治労が中央官僚組織解体の運動の戦列」に加わることを警戒する向きがある。戦前の大政翼賛会のような動きになったら大変である。注意すべき点である。(つづく)