森田実の言わねばならぬ【313】
平和・自立・調和の日本をつくるために[313]
日本国民はいま何をなすべきか――「平和(戦争阻止)と完全雇用とアメリカからの自立」の三大目標に向かって〈1〉
「戦争は小銃の偶発から始めることができる。ところが、戦争を終結させることは、経験豊かな国家指導者でさえ容易なことではない。流血をとどめるのは、ただ理性だけだ」(フルシチョフ)
戦争の危険が増している。「対話」外交を宣言したオバマ大統領まで、強硬路線をとり始めた。世界情勢は、楽観できないと思う。北朝鮮の金正日体制が暴れている。暴れ、挑発することによってアメリカ政府との対話を実現し、アメリカ政府との和平を実現しようとしている。オバマ政権と麻生政権は北朝鮮の挑発に乗って、大騒ぎしている。日本のマスコミは、反北朝鮮キャンペーンを行い、国際緊張を煽っている。慎むべきである。
アメリカは大国である。落ちついて対応すれば、平和的に解決することは可能である。日本政府も過剰反応することはない。挑発的行為をいなす柔軟で知恵ある外交力を持つべきである。
日本政府の動きを見ていると、再びアジアで冷戦構造をつくり上げようとしているように見える。「日米韓」対「中ロ北」の対立構造を求めているように見える。しかし、このような対立的・好戦的な姿勢はとるべきではない。日本はあくまで平和路線を貫くべきである。(つづく)