2008.9.5(その1)
森田実の言わねばならぬ【607】

平和・自立・調和の日本をつくるために[602]
福田退陣と今後の政局――早期解散・総選挙へ〈4〉自民党総裁選について

「木に縁りて魚を求むる」(孟子)



 マスコミで、毎日毎日、麻生太郎、小池百合子、石原伸晃、与謝野馨各氏の名前が踊っている。外野から見ていて、自民党という政党はどうかしてしまったのではないかと感じざるを得ない。みな、マスメディア依存型の政治家であり、あえて言えば芸能系である。いまこそ本格政治家タイプを出さなければいけないのに、このことがわかっていないようにみえる。
 国民は、福田首相の“弱さ”に対し、強い不信をもった。困難に直面したときに政治家の真価が問われる。困難に際して逃げ出すような政治家では、いまの国難を乗り切ることは不可能である。
 いま、自民党には少なくとも一人は総理・総裁になりうる切り札的存在の政治家が残っているのではないか。自民党の大危機を救うことのできる可能性をもつ政治家がいるのに、どうしてその人に白羽の矢を立てようとしないのか、不思議である。自民党は愚かすぎるのではないかと思わざるを得ない。
 その人の名は――加藤紘一元幹事長である。加藤氏は自民党の最後の切り札といえるのではないか。加藤氏を総理・総裁にして総選挙に駒を進める以外に自民党に未来はないように私には思われるのだが……。よく考えてほしい。いま必要なのは、苦難に直面して耐えることのできる強いリーダーである。加藤元幹事長が最適だと思うが、要はプロの政治家が必要である。二階俊博経済産業相、古賀誠元幹事長もプロの政治家である。困難に立ち向かうことのできる強い政治家を後継候補にすべきではないか。芸能人方はやめるべきである。