2006.3.22(その2)
2006年森田実政治日誌[154]

「声」特集――言論の自由が日本を救う

「人生は地獄よりも地獄的である」(芥川龍之介)


【1】TWさんの意見「民意尊重すべし」(3月21日)

 《岩国ではあれだけ圧倒的な民意が示されたにもかかわらず、政府は艦載機の基地移転を推進するようです。米国政府の言うがまま、なすがままの小泉政権の本質はここに浮き彫りにされており、何も言わないマスコミの自己保身的対米従属姿勢がはっきり見て取れます。
 勝手に分析させてもらいますと、
 (1)いかに民意とかけ離れたところで政治が行われていることか。あの住民投票こそ真の民意である。イデオロギー的な扇動があったわけではない。住民エゴだ、といったマスコミによる批判も成立しなかった。自分たちの命も関わってくる住民にとって劇場型選択の余地はない。政党による利益誘導や地縁血縁の働きかけもできない。市長の再選のためのパフォーマンスだと批判した輩がいるそうだが、自らその醜さを白日のもとに曝したと言うべきである。
 (2)憲法改定のための国民投票法を成立させようとする勢力に言いたい。国民投票は両刃の剣である。民意を問う形が整えば、こうしたごり押しはできなくなる。国会議員の大幅リストラが可能になる。道州制も結構だが、その考え方からすれば、交通の便が悪かった昔に比べ、いま、国会議員は半分の人数で済むだろう。芸能界に鞍替えした方がいい人も多い。国民投票法の成立で日本がずっと民主的な国になる確率は十分ある。それとも一度だけ騙して国民投票を認めない憲法にしようというのか。
 (3)小泉陣営は冷戦の再現を狙っているのかもしれない。そうだとすれば恐ろしいほどの愚かさである。共産主義の脅威さえ説けば多少のごり押しは通ったし、平和を唱えれば「共産主義」の手先視することができた時代があった。その前の昭和初期にはそれを口実に、自由主義者まで弾圧した。いまや冷戦の相手に彼らが仕立てようとしているのは中国である。しかし、いまやイデオロギーの対立はない。国益で動く時代だ。米国の傘の下に入っていれば何でもでき、そのためには国益までそっくり献上してもいいと考える人間がいるならば、それは大戯け者であろう。》


【2】HHさんの意見「亀井代議士にエールを送ります」(3月21日)

 《先日久しぶりに亀井さんの熱弁を聞いた。信念と軸のぶれないメッセージは爽快でした。われわれが求める政治家の姿を見たようでした。ホリエモン、刺客騒動で先の選挙は大苦戦でしたが、有権者の良識ある賢明な選択は、いつかこの国の政治を変える原動力になると思った次第です。
 それにしても番組の中での司会者やコメンテータのいささか公平さと配慮に欠ける質問に、驚いたのは私一人だけではなかったと思います。テレビ局側にすると、反対意見もちゃんと聞いていますよ、といった編集主旨であろうが、よくよく見ていると、亀井さん、あなたの出る幕はもうないよと言わんばかりの構成でした。  森田さんが日頃から警鐘を鳴らされているように、マスコミはより批判的な見識に耳を傾けるのが常識だと思います。これが公平な報道につながることに何らの異論はありません。マスコミまでもがオール与党化している昨今、とても事実が報道されているとは思えませんし、批判的な論調がすっかり影を潜めています。批判するだけで画面の中で罵倒する番組、ほとほと嫌になります。民主党がただの言い訳政党という恐らく憲政史上まれに見る体たらくの野党第一党である今日、亀井さんたち率いる国民新党の行動に大いに注目したいと思います。
 それにしても民主党はどこまで後ろ向きなんでしょう。森田さん、はやくこんな政党は解党して出直すことが、国民にとっては真の幸せではないでしょうか。》


【3】TTさんの意見「矢祭町の根本町長に感激」(3月22日)

 《福島県矢祭町根本町長のような立派な素晴らしい人がおられることに感激しました。健康に一段と留意されて、町民の皆さんの期待にぜひ応えていただきたいものです。
 市町村合併なんて、もともとネオリベの仕掛けたものですから、一体何のメリットや意味があるのか皆目わかりません。市町村の仕事の内で最も重要である「住民福祉」が、エリアが大きくなり、また人手が減るため手薄になることは目に見えているのですから、口では「住民サービスの質は落とさない」などといっていると思うのですが、信用することはできません。
 困るのは住民ですから、今後は厳しくチェックしなければなりません。住民が納めた税金は、住民のために使いましょう。それが一番自然なことです。
 小泉一派が、わけのわからない、人を騙すようなことを平気でやっていますが、そのうちしっかりしっぺ返しを蒙ることと思います。数多くの人を苛め、貶めてきたのですから、当然の報いがくるでしょう。
 既にお読みになったとは思いますが、ベンジャミン・フルフォード著『グッバイ・ゾンビーズ』(光文社)に眼を通しましたが、無能者小泉・アホの小泉・欠情者小泉等々痛快きわまりないと感じる、と同時に、背筋がゾッとしました。》


【4】NTさんの意見「世論調査」(3月21日)

 《時々マスコミで世論調査が報道されますが、世論調査の仕組みを知りたいものです。たとえばある世論調査が発表された場合、その時に使った質問文を要約ではなく質問したとおりに発表してほしいものです。そして実際に誰が質問するのかも知りたいし、回答者をどのようにして選んだのかの説明も知りたいものです。
 ランダムに選んだといっていますが、具体的に選ぶ仕組みを詳細に知りたいものです。それから、電話以外にインターネットで質問し回答を得ていることもあるのか。回答は誰がいかなる方法で受けているのか、コンピュータで集計しているならその方法は? 調査はどこかに委託しているのか、委託は全部か一部か、誰に委託しているのか。回答を改ざんできない方法をとっているのかなどなど…ちょっと考えただけでも世論調査を鵜呑みにする前に知りたいことが一杯です。
 そしてそれぞれにキチンとした説明を得られたとして、それらの「説明(建前)どおりに実行しているのか」をどうして知ったらよいのでしょうか?
 なぜこんなことを述べるかといいますと、3/19(日曜日)の午前8時からのコメンテーター勢ぞろいの番組で「民意」についての話題があり、大方のコメンテーターが現政権と民意とのチグハグ性を述べる中、最後にまとめとして岸井というコメンテーターが「…世論調査も活用するのが適当」という趣旨の発言で締めくくったためです。
 世論調査で国策の是非を決する空気が蔓延するからには、そのやり方を徹底的に公開すべきです。》


【5】NTさんの意見「謝罪文について」(3月17日)

 《いまの民主党には愛想が尽きていますが、3月15日の朝刊で民主党と永田氏の謝罪文を朝刊で読みました。これで武部氏は訴訟を取り下げるらしく余人がとやかく言うことはないのですが、それにしても要領の得ない文ですね。「…全くの偽物であり…全くの事実無根の発言でありました。…」とのこと。
 「偽物」なら他に本物があるの? となりますから「捏造」とすべきでしょう。さらに捏造の前提たる「事実無根」であることをどのようにして検証したのでしょうか? なにしろ武部氏の清廉潔白を宣言したのですから、この点こそ国民に対して説明する責任があると思います。
 永田氏が22日に弁明するそうで、そこで真相がわかるのでしょうか? その内容によっては武部氏への疑念は残ってしまい「いい面の皮」のまま訴訟を取り下げた破目になるわけです。まさに民主党の正体が判明する弁明となるわけですね。渡部黄門が「武士なら腹を切れ」と言っているようですが、傷口を広げないうちの切腹ならいざ知らず、傷口を大きく広げてからの切腹とは情けない。》


【6】RHさんの意見「『和』の精神こそ大切」(3月20日)

 《先日のテレビ朝日「TVタックル」という番組(ほとんど見ることもないのですが)、終わりかけに少しだけのぞいてみたところ、高市早苗議員が小泉首相の後継者について、「中国から何か言われて、いろいろ気にしたり、意見を変えるような人はダメだ…」的な発言を偉そうにしていました。以前でしたら、こんな極右的、ナショナリズムの固まりみたいな発言を国会議員がテレビでしたら問題になったはずです。周りの人間もうなずいているような雰囲気でした(あとはすぐにテレビを消したのでわかりませんが)。
 森田さんは、いままで何度も「『和』を尊ぶ政治を大切に」とおっしゃっておられます。国民新党の綿貫代表も、そして小林興起氏も同じような主旨のことをおっしゃっていたかと思います。
 いま、本当に日本はこの「和」の精神が政治から、世の中から忘れ去られようとしています。先の高市議員からは「和」の精神がみじんも伝わってきませんでした。まったくそんな人物ばかりがメディアに出てきて、大手を振って歩き、吠えています。なんとも下品な世の中です。なんとかしなければなりません。諦めずに頑張ります。》