「脱皮できない蛇は滅びる」(ニーチェ)
今年は巳年。国民社会も古い皮を脱ぎ捨てることができなければ破滅する。日本の「脱皮」は政治から始めなければならない。そのための絶好のチャンスが日本国民の前にある。この夏の参院選だ。ここでわれわれ日本国民がいかなる投票行動をとるかに日本の未来がかかっている。
問われているのは日本国民の資質と能力だ。われわれは、日本が民主主義の国であり、日本国民が自らの力で脱皮し変革する強い意志とエネルギーの持ち主であることを世界に示さなければならない。
「希望は人を成功に導く信仰である」(ヘレン・ケラー)
今日の日本社会が抱える最大の弱点の一つは、大多数の日本国民が「希望」をなくしているだけでなく、政治が国民に希望を与えることができないことにある。社会に希望の火を灯すことは政治家の責任である。
ところが、わが国の政治指導者は、責任感を喪失し、目先の権力ゲームにうつつを抜かしている。野党指導者にはパワーがない。このままでは日本の再生は日暮れて道遠しだ。政治家の交代を急ぐ必要がある。2001年夏の参院選はその絶好機である。政治家の交代は新世紀への新たな「希望」をつくり出し、希望が国民の活力を引き出す。
「節倹は大いなる収入である」(キケロ)
森「自公保」連立内閣の支持率が低い原因の一つは、政府の浪費・借金体質にある。景気対策が必要であることは言うまでもない。しかし節度なき浪費と借金は許されるべきではない。巨大な国家財政の浪費と底なしの借金――その先にあるのは大増税と大インフレだと多くの国民は感じている。
これでは政府が信用されるわけがない。政治が基本とすべきは「節倹」である。「浪費・借金の政治」から「節倹の政治」への方向転換が急務である。すべての政党と政治家が国民の負担を最小化することを公約し、国と地方自治体の「節倹」に着手すべきである。