2005.11.10(その2)
2005年森田実政治日誌[435]

「声」特集――大いに議論しよう! ブッシュ来日、小泉従米政権、「痛み」を国民に押しつける小泉政治、(森田の)インターネット動画放送

「民衆の幸福こそ最高の法律である」(ローマ法)


【1】TWさんの意見「ブッシュ考」(11月9日)
《ブッシュが来日するそうです。何を目的にどういう置き土産を残していくのか、世界最劣悪のマスコミがどのように媚びへつらい擦り寄っていくのか、いまから楽しみです。国民の命と食肉業界の命運のかかった米国産牛肉の輸入解禁を、彼らはどうやって言い繕うのか。きっと「安くておいしい牛丼が食べられるー、うれしーい」と女子アナを動員して絶叫させることでしょう。アスベストの例を引くまでもありますまい。いつまでこんなミエミエ、バレバレの茶番に国民は騙されるのか、この社会から良識は消え去ってしまったのか、あの恥知らずのニュースキャスターらとともに。もし「恥知らずではない」と思うならテレビカメラの前ではっきりと「全頭検査をしていない牛肉の輸入には反対である」というべきある。そういう人なら少しは信用してもいいでしょう。ニヤニヤしながら舌をペロペロ出しながら「消費者の判断にかかってきますね」などと言うならばそれこそ真の嘘つきです。断言できます。以下、ブッシュについての所見
 (1)アメリカ大統領の歴史的評価は何をもって定まるのか。それはどういう人物を最高裁判事を選んだかで決まる、と大学の講義で聞いたことがある。こともあろうに自分の顧問弁護士をブッシュは最高裁に送り込もうとしたのである。さすがにアメリカの良識はこれを拒否した。そのお粗末さたるや……、まさにCronyismであり、Nepotismである。ブッシュ王朝でもつくろうと目論んでいるのでは。
 (2)ライスにしろチェイニーにしろ、そういう目で見たとき違和感を感じるのは私だけだろうか。あのブッシュの芝居がかった演説や所作を見て、その人柄と能力と品格に誰も疑いを抱かないのだろうか。それとも皆はわかっていながら利権と保身のためにつき従っているのだろうか。疑問だらけである。もちろん、かの国だけの怪奇現象ではないが。
 (3)ハリケーンによる死者の数、いまだ正式には伝わってこない。ひた隠しにされているようである。自然災害とはいえ、いかにもお粗末な対応である。
 (4)イラクに大量破壊兵器はなかった。たくさんの人が死んで、いまも殺戮が繰り返されているというのに彼は何の責任も感じていない。いったい何のための戦争だったのか。それを考えれば日本の改憲論者が何を考えているかわかるというものだ。おぞましいこと、この上なし。》


【2】OTさんの意見「米軍施設の国外建設費負担新法案に反対! 「費用は通常の防衛予算から捻出するか、閣僚のポケットマネーで賄え」(11月9日)
《小泉従米政権は「米海兵隊のグアム移転費用(移転先での施設建設費まで含む)を負担する新法」を次期国会で制定するつもりである。障害者や中国残留孤児、母子家庭には冷たいのに、アメリカに対しては異常なまでの思いやりを見せる。そもそもアメリカは世界各地に基地を置くのと引き換えに各国に援助をしている。ところが、日本政府は米国からの援助にだけは「ノー」と言い、日本全土を基地として進んで差し出し、居留費用も嬉々として負担している。
 今回の米軍再編も、小泉政権は、住民の要望を一顧だにせず、水面下でアメリカと合意していながら、支払いだけは公然と国民につけ回そうとしている。「北朝鮮の攻撃から守ってもらうためには仕方がない」と、メディアは政府の代弁をしているが、本当に北朝鮮がミサイルを日本本土に撃ってくるのか。金ヅルである日本を撃ったら元も子もなくなるのに、なぜ撃つのか政府は説明してほしい。脅して金をせびるためと答えるだろうが、脅すのが目的なら直撃はないということだ。北がセビルなら5000億や1兆円くらいやってもいいではないか。貧乏人は金のありがたみがよくわかっている。
 それに比べてアメリカのような金持ちは感謝の念が薄く、やればやるほど要求は増大する。その要求額をみれば、米国はマフィア、北朝鮮はせいぜいチンピラである。MD関連の出費も今後、際限がなくなるだろう。これは日米政府共謀のハイテク詐欺である。思い返せば、2002〜03年の32兆円のドル買い時とそれまでの米国債の購入の累計は90兆円を越え、二度と取り返すことはできない。郵政民営化後は、郵貯や簡保の資金も、アメリカの年金制度改革を支えるために、さらに米国債につぎ込まれる。最後は日本国債大暴落、円安、インフレと続く。 日本の団塊世代の老後資金がパーにされる日は近い。》


【3】KYさんの意見「小泉は痛みを国民に押しつける!」(11月8日)
《マスコミや新聞社は小泉改革に勢いをつけています。小泉を担ぐマスコミは、将来間違いなく国家破綻に導いた罪を犯したとして歴史に残るでしょう! なぜならば、小泉は官僚や天下りについて何も手をつけようとせず、国民に痛みだけを押しつけている。国民の生活にこれ以上の負担がかかってくれば、日本経済はデフレに陥り、失業者はうなぎ上りに増え続けることはわかりきっています。そうして世も末がくるのは常識である。
 小泉は痛みを国民に押しつける。小泉改革の「産業無策」が日本中で失業や倒産を追いやっている。会社の倒産、企業閉鎖、会社の一方的な都合で解雇や退職に追い込まれた人々、世帯主の失業者は全国で100万人以上も増え中高年にほとんど職がないといった状態が続出しています。学校を卒業しても就職先がなく、社会への門が閉ざされている。職を失って、自殺に追いやられる人々、失業問題はいまや誰にとっても他人事ではなくなってきています。小泉改革で痛みを押しつけられ切り捨てられる労働者、中小零細企業、自営業者や職人 、農業者、高齢者、障害者、社会的弱者、若者。かれらに追い討ちをかける度重なる医療・介護・年金制度の改悪。その上に庶民大増税、サラリーマン大増税、弱肉強食で、金持ちばかりを優遇する小泉。自殺者が年間4万人も出でいるというのに小泉内閣は何の対策もしようとしない。》


【4】HMさんの意見「祝インターネット動画放送」(11月8日)
《森田実さん生の生の声を聴くことができて、きょうはとても感動しました。内容も実にわかりやすく、噛んで聞かせるようで、なおかつ、とても共感をおぼえました。本当に国民総中流、大好きです。地方には公共事業が必要です。とくに北海道、沖縄。社会資本も整備して、必要なところにはきちんと使うべきです。そういう意味でも郵便局は民営化すべき対象ではありませんでした。
 10月23日の「老いた鶴一羽、風に抗して起つ」にも感銘しました。私は、「ひとは何のために生きるか?」と問われれば、「闘うため」と答えます。「自分の境遇、自分の能力、世の中や社会のありとあらゆる不正や悪と闘うため、弱い人が堂々と生きていける社会や世の中をつくるために」と。ところが、現在の政治状況等で、この志が、ときどき萎えるときがあります。そんなとき本当に、貴HPが私に希望をくれます。森田実さんの死ぬまで社会悪に立ち向かう姿勢が私に勇気をくれます。やっぱり、けっして諦めません…。死ぬまで闘います。ありがとうございました。》


【5】IOさんの意見「Speed Jax『日本の未来を切り開く』でお目にかかれ嬉しく思いました!」(11月8日)
《Speed Jax「日本の未来を切り開く」の動画を拝見し、お久しぶりに森田さんの肉声に触れ、嬉しく思いました。また、お話しの内容も編集されている様子はみられないので、森田さんがホームページで書かれておられる事柄をそのままお聞きすることができ、思わずうなずきながら身を乗り出して拝見いたしました。
 今回の組閣で安倍官房長官、麻生外務大臣が就任しましたが、このお二人、小泉首相に負けない強権的で危険をはらんだ政治家だと思います。今後の日本の未来に危惧を覚えます。森田さん、いまの日本の欺瞞的な政治に対し、さまざまな角度でお話しされた動画を、これからも拝見させていただきたいと思っております。  季節柄、お風邪など召されませんよう、ご自愛下さい。》


【6】SOさんの意見「テレビゲームと小泉支持」(11月9日)
《森田実さん、森田総研の皆さん、こんばんは。千葉在住のO(25)と申します。
 森田さんの動画を拝見しましたが、とても内容が充実していたと思います。私の母も動画だと森田さんの表情が見えて良いね、と言っておりました。23区の小学生の家庭の2割が生活保護を受けているという話しには驚きました。(中略)
 確か以前、最近の小泉劇場には小学生までもが熱狂している、というようなことを書かれていましたが、私はその原因は、テレビゲーム・漫画にあるのではないか、と思っています。一番人気のあるロール・プレイング・ゲームは、過酷な弱肉強食の思想を植えつけていると思います。
 その内容というのは、ひたすら敵を殺しレベルを上げて奪ったカネで武器を買い、また再び敵を殺すといったものです。自分が弱いと容赦なく「全滅」してしまいます。ただ、強い者が勝つのです。そこには皆と協調するという精神はほとんどありません。少年漫画の内容も似たようなものです。小中学生の多くが、そういったゲームをひたすら何百、何千時間もやっています。また、いまの30歳前後までの人間は、大多数が小さい時にそういったゲームをやってきています。そう考えると、いまの若い世代が弱者を切り捨てるエリート推進派、小泉・竹中路線を支持するのも頷けるのです。
 最近森田さんが言われているとおり、良かれ悪しかれ教育は確実に影響を及ぼすのかなあと考えています。》