競馬のちょっとしたお話

その6〜その10

その6

馬体重の増減はなぜ偶数?

レース前に発表される馬体重、JRAが発表する数値はなぜ偶数なのか?

この疑問をJRA広報に問い合わせた人がいた。

「馬のような大きな動物の場合、1キロ単位で発表してもあまり意味がありませんので、

あえて2キロ単位にして出しているのです。」

ちなみに、JRAの馬体重を計測する体重計の目盛りも、これに合わせて2キロ単位になっているとのこと。

針が目盛りと目盛りの間で止まってしまった場合は、近いほうの目盛りを馬体重として発表しているよう。

2キロ単位というのは中央競馬での基準で、地方競馬では1キロ単位で発表している。

 

その7

新聞

競馬専門紙・・・通常レース前日に発売され、全レースの出馬表および出走馬の過去の成績、

調教時計、厩舎情報、予想を掲載。

スポーツ紙・・・野球やサッカーなどのスポーツ欄と並んで、競馬欄が儲けられている。

レース当日の紙面では数頁にわたって、出馬表やデータ、予想記事を

メインレースを中心に掲載。レース翌日に結果の記事が載り、

1週間を通して厩舎情報や調教結果が報道されるので、幅広い情報が得られる。

夕刊紙・・・スポーツ紙と同様に、競馬欄には連日、取材記事を掲載。

レース前日の紙上に出馬表や予想記事が載る。

・一番の違いはやはり情報量の厚み。

上記3種類の新聞で、違いといえばまず情報量の濃さがあげられる。

競馬専門紙に至っては、当日の全レース(東西の違いはあるが)全出走馬の情報を細かく掲載して、

馬券購入に直結している。いわゆるスポーツ紙数日分の情報が凝縮され掲載されているとみていいでしょう。

・スポーツ紙は、1週間にわたり色々な情報をメインレースを中心に掲載される。

TMや記者の予想が早くからわかるが、途中で変更(なるべくしないようにしているようだが)があったり、

読者の読み方によっては先入観が植え付けられてしまう恐れも・・・。

・いちはやく手軽に翌日のレースの馬柱などを知りたいのなら夕刊紙

限られた紙面構成のため、メインレース中心の掲載になるが、連日の情報も貴重。

・新聞の選び方

特定の新聞、あるいは予想記者の記事を継続的に見ていると、その特徴が読めてくる。

予想記者によって予想の傾向や、強い厩舎(情報入手の)があることがわかってくると、

予想の取捨にも勘が働くようになる。逆に、さまざまな新聞を、気まぐれに買っていると、

記者の傾向もつかめないし、データ活用の効率も悪いだろう。

専門紙、スポーツ紙、夕刊紙とも、工夫をこらして説得力と信頼性を競っている。

各紙それぞれに看板記事がありデータと予想陣を駆使して、より役立つ情報提供を目指している。

・ちなみに私は・・・

専門紙はほとんど買ったことがありません。(値段の問題ではありません)

定期購読をしているスポーツ紙で予想をします。たまに、大きなレースの前日には夕刊紙の購入も。

他の新聞の内容も気にはなりますが、あくまでも参考までに、という程度です。

中心はやはり定期購読をしているスポーツ紙で予想します。あまり色々な情報を入れると迷いますので。

専門紙であれ、スポーツ紙であれ、夕刊紙であれ、ある程度決めることがだいじだと思います。

 

その8

コロガシ

あるレースを的中させたら、その払戻金をそっくり次のレースにつぎ込み、

さらに的中させたらまた次へと、雪だるまを転がすように投資金を増やしていくこと。

競馬で絶対確実に儲かる方法は複勝コロガシしかないという人がいる。

1000円の元金が、2倍で10回転がると、最終的な配当は100万円!

1000×2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=1,024,000

ローリスクハイリターンな馬券戦術といっていい。途中で失敗しても、損するのは最初の1000円だけ。

まずは100円からやってみても、10回転の最終配当は10万円。

ただし、「冷静に判断が出来るか」ということが成功の条件。

最初にコケても、もう1回ぐらいならいいんじゃないか、と思ってしまったり、

ちゃんと(確実な馬を)選んでもいないのにすぐ次のレースを買ってしまったり・・・。

1日で転がさなくてはいけないわけではないので、余裕を持った予想が成功への近道。

自分なりのルールというか決まり事を作ってチャレンジすることが肝心。

・「1日に失敗は何回(2回?3回?)まで」とか、

・「1日にコロガシは何レース(4,5レース?全レース?)まで」とか、

・「何回のコロガシ(5回転で成功?10回転で成功?)が目標」だとか。

しかし、コロガシというものは、なかなか上手くいったことを聞かない。せいぜい3回成功がいいところか?

それと、2倍の複勝がつく馬を探すのは意外と難しい。確実な馬を探すと1.5倍だったりする。それでもいいのだが・・・。

多くの競馬関係紙では、複勝に限らず、枠連、単勝そして馬連などミックスしてコロガシているが、

まずは、複勝限定でチャレンジしてみてはいかがでしょう。なかなか難しいですよ。

 

その9

馬主

競走馬の所有者。オーナーともいう。馬にかかる費用をすべて負担して、レースに出走させ、

競馬会から入着賞金や手当金を受ける。なお、所有馬を出走させるためには、

競馬会に馬主登録をする必要がある。

馬主登録・・・馬主になるための登録。競走馬を養える経済力を持ち、競馬の公正を確保できる人格が条件。

預託料・・・所有馬を牧場や厩舎に預けることを預託といい、そのためにかかる費用で、馬主が負担する。

ちなみに厩舎の預託料は1ヶ月40〜50万円程度。

オーナーブリーダー・・・生産者として牧場を持ち、競走馬の生産をしていて、さらに馬主として所有馬を走らせている人のこと。

馬主を兼ねられるような生産者は大手の牧場で、種牡馬も供用しているし、育成場も持っていることが多い。

日本競走馬協会(JRHA)・・・主にオーナーブリーダーが会員を構成する協会。平成10年からセレクトセールを開催。

個人馬主・・・個人で馬主登録を受けて、競走馬を所有している人。一方、馬主登録は法人でも受けられる(法人馬主)

牧場や、クラブ馬主の会社、また一般企業が業務のひとつとして競走馬を所有する場合もある。

クラブ馬主・・・馬主登録をした法人が、競走馬の馬代金を何口かに分けて、出資者を募集する仕組み。

出資した人を1口馬主とも呼ぶが、あくまでその法人と出資者との関係であって、競馬会とは関係ない。

出資者は馬代金の他、預託料や馬の保険料、組織の会費なども負担するのが一般的。

獲得賞金や競走生活終了後の売却代金などは、口数に応じて出資者に配当される。

有名馬主の紹介  一部

 

その10

海外遠征

馬を、海外に空輸などによって、外国のレースに出走させること。

日本は以前、なかなか結果を出すことが難しかったが、最近はフランスのGTなど、

価値の高いレースで優勝する馬が出て、注目を集めている。

日本の手続きと検疫

海外への出国

日本への帰国・入国

◆輸出検査申請書を動物検疫所へ提出

◆必要なワクチンの接種

◆輸出証明書を取得

◆パスポートを取得

◆輸出検査を受ける(5日間)

◆貨物便で海外へ空輸

◆相手国での輸入検査を受ける

◆動物の輸入に関する届出書を提出

(120〜90日前に提出するので、短期

遠征なら出国前に動物検疫所へ提出)

◆輸出検査を受ける

◆貨物便で日本に空輸

◆輸入検査を受ける(5日間)

◆着地検査を受ける(3週間)

(海外遠征の場合、60日以内に帰国す

ればこれで着地検査終了。以前は一般

輸入馬と同様に3ヶ月間を要した)

パスポート・・・海外に出るには、馬にもパスポートが必要。正確には馬の個体識別手帳という。名前や生年月日、

毛色、血統、生産者などを記載し、馬の特徴を図示する他、予防接種の記録や検査結果なども明記する。

輸出証明書・・・馬の出入国は、手続き上、輸出入として扱われる。それで、パスポートとともに輸出証明書が必要なのだ。

検疫・・・国の動物検疫所が行う輸出検査と輸入検査のこと。検疫の内容は国によって異なるが、日本の場合は

馬が出国する直前と、入国した直後、それぞれ5日間にわたり検疫専用の厩舎で詳しい検査をする。

血液検査や体温、心肺機能や馬体検査をして、伝染性の病気の有無や健康状態を調べる。

また、輸出検査は基本的に、馬を受け入れる国からの要請に従って行われるものなので、

相手国との間で決められたワクチン(日本脳炎やインフルエンザなど)の接種がすんでいるかどうかも確認する。

着地検査・・・遠征から帰ってきた馬は、輸入検査を受けた後、さらに3週間の着地検査を受ける。(一般輸入馬は3ヶ月)

この検査は都道府県の家畜保健衛生所が行うもので、伝染病などの潜伏期間を考慮して、

その間は他馬と隔離した状態に置いて様子を見る。検査の場所は牧場などの他、隔離できれば競馬場の厩舎でも可能。

競馬場内の国際厩舎で検査を受ければ、検査中にその競馬場のレースに出走することもできる。

国際厩舎・・・海外から入国した馬を入れるための馬房。ここで着地検査を受けるため、一般の馬房とは隔離されている。